ドラマ「THE LAST OF US」第7話~第9話(最終話)ネタバレと感想|物語はシーズン2へ

海外ドラマ「THE LAST OF US」あらすじキャスト

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U-NEXTで独占配信中の海外ドラマ「THE LAST OF US」の第7話~第9話(最終話)のあらすじと感想(ネタバレ有)です。

エリーの過去、不気味な町、そしてマーリーンとの再会。シリアスが加速して辛い。

終盤になってさまざまな伏線が回収され、これまで積み重ねてきた物語が一気に収束に向かいます。

原作には続編があり、ドラマ版もシーズン2の制作が決定しています。

各話のタイトル
  • 第7話 残されたもの
  • 第8話 困っている時は
  • 第9話 光を探せ

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海外ドラマ「THE LAST OF US」あらすじキャスト ドラマ「THE LAST OF US」登場人物(キャスト)一覧・予告動画・視聴方法

第7話のあらすじ

エリーは重傷を負ったジョエルを建物の中に運び込む。手当をしようとするエリーに、「いいからトミーの所へ行け」と言うジョエル。

ジョエルを置いて立ち去ろうとするエリーだったが、そんな時、FEDRAの訓練生時代に親友だったライリーと過ごしたあの夜を思い出す。

その日、エリーは訓練生のひとりと喧嘩をしてしまう。ルームメイトで親友のライリーがいなくなり、苛立っていた。そんなエリーに、クワン大尉は「態度を改めれば士官になる道が開ける」と可能性を示す。

その夜、脱走したライリーが3週間ぶりに戻ってくる。ライリーは〈ファイアフライ〉に入ったことを明かし、戸惑うエリーを外に連れ出す。

ライリーは電気が繋がったモールにエリーを連れていき、メリーゴーランドやプリクラ、ゲームセンターなど、さまざまなことをして遊ぶ。

ライリーは〈ファイアフライ〉に入った理由を、FEDRAでの自分の評価が最低だったことに傷ついたと語る。来月で17歳になるライリーは、下水班への配属が決まっていた。

自分を必要としてくれた〈ファイアフライ〉に居場所を見出したライリーは、明日ボストンを出てアトランタ隔離地域へ行くという。淋しさをこらえ、ライリーが決めた道を受け入れようとするエリー。

だが彼女への想いがあふれ、エリーは思わず「行かないで」と告げてキスをしてしまう。ライリーはエリーの想いを受け止め、一緒にいることを決める。

そこへ感染者が現れ、2人を襲う。必死に反撃して感染者を倒すが、エリーは腕腕を、ライリーは左手を噛まれていた。

絶望した2人は、最後の瞬間まで一緒にいようと約束し、涙を流して互いを抱き締め合う。

現在。ジョエルのもとから立ち去りかけたエリーは、思いとどまる。エリーはキッチンで裁縫道具を見つけ、ジョエルの傷口を縫う。

第8話のあらすじ

食料が底をつき、エリーは負傷したジョエルを残して狩りに出かける。森の中で鹿を狩ったエリーは、偶然出会ったデビッドとジェームズに物々交換を持ちかけられる。

エリーは鹿の肉を分ける代わりに、化膿止めの薬を持ってくるよう要求する。

ジェームズが町まで薬を取りに行っている間、エリーは牧師のデビッドと話し、彼らの仲間のひとりが大学でジョエルに殺された男だと知る。エリーはジェームズから薬を受取って、その場から逃げる。

デビッドと町の男たちがジョエルを殺しにやってくる。

エリーはまだ動けないジョエルの手にナイフを持たせ、男たちを遠くへ誘導しようと馬に乗って挑発する。だが馬を撃たれ、落馬して意識を失ったエリーは拉致されてしまう。

シルバーレイクに連れ去られ、レストランの調理場に監禁されるエリー。そこで、エリーはデビッドたちが人を殺して食べていることを知って怒りを覚える。

エリーに自分と同じ統率者としての才能を見出したデビッドは、「一緒に完璧な町を作ろう」と持ちかける。

エリーはデビッドを油断させて彼の指を折り、脱走をはかろうとするが失敗。捕まって調理台に乗せられ、切り刻まれそうになる。

エリーは感染者であることを明かし、隙をついてその場から逃げる。追ってきたデビッドを包丁で刺殺し、脱出するエリー。

ジョエルは町の男たちに見つかるが、反撃して彼らを捕まえる。拷問にかけてエリーの居場所を聞き出したあと、容赦なく男たちを始末するジョエル。

シルバーレイクにたどり着いたジョエルは、小屋の中で食料として保存されている人間の遺体を発見する。

ジョエルは逃げてきたエリーを見つけ、2人は再会を果たす。

第9話のあらすじ

14年前。エリーの母アンナは感染者に襲われながらもエリーを出産。自身が噛まれていることに気づき、急いでへその緒を切る。

友人のマーリーンには「噛まれる前に切った」と嘘をつき、「私を殺して」と懇願するアンナ。エリーを託されたマーリーンは、アンナの望みに従って彼女を撃つ。

現在。ジョエルとエリーはソルトレイクシティにたどり着く。口数の少なくなったエリーに、ジョエルはサラを失った翌日に自ら命を絶とうとしたことを明かす。

2人は突然の襲撃を受け、拉致される。ジョエルが目を覚ました場所は病院の中で、目の前にマーリーンがいた。〈ファイアフライ〉のメンバーが知らずに襲ったらしい。

エリーの居場所を聞くジョエルに、マーリーンは衝撃の事実を告げる。

エリーは寄生菌とともに成長し、その寄生菌は伝達物質を出して他の寄生菌にエリーが仲間だと教えているのだという。

エリーの脳内から寄生菌の大元を摘出して細胞を培養し、伝達物質を入手して人間に投与すれば、治療薬になるというのだ。

治療薬を作るためには、エリーの命を犠牲にするしかないというマーリーン。

ジョエルは従うふりをして銃を奪い、エリーを助けるために病院内の人間を撃ち殺していく。手術室に乗り込み、麻酔で眠らされているエリーを奪還するジョエル。

マーリーンは駐車場でジョエルを説得しようとするが、ジョエルに撃たれて命を落とす。

車の中で目覚めたエリーに、ジョエルは「免疫を持つ人間はほかにもいた。だが誰の免疫も活用できず、治療法の開発は中止になった」と嘘をつく。そして盗賊が現れ、みんな殺されたと話す。

ジョエルとともにトミーの村に向かう途中、エリーは親友のライリーを殺した過去を打ち明ける。

自分のために多くの人が亡くなったと、心を痛めるエリー。そしてジョエルが話したソルトレイクでのことはすべて真実だと誓ってほしいと訴える。

ジョエルは「進み続ければ戦う目的が見つかる」と言い、すべて真実だと誓う。

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第7話~第9話(最終話)の感想

エリーの過去

第7話は、原作ゲームの追加エピソード「Left Behind -残されたもの-」がまるまる描かれます。

エリーが〈ファイアフライ〉に拉致される前、FEDRAの訓練生時代のお話。

ここで、エリーが以前はFEDRAの幹部を目指していたことや、レズビアンであること、親友のライリーを好きだったことが明かされます。

エリーが持ち歩いているお気に入りのダジャレの本は、ライリーからプレゼントされたものだったことも判明。

モールではしゃぐ2人がとても可愛くて、楽しそうだったから、その後に待ち受ける悲劇がとてもつらい。

第4話でエリーがジョエルを助けるために発砲したとき、「初めてじゃない」と言っていたのは、この日のことだったのだとわかります。

「でも諦めない。たとえ2分でも。2日でも。諦めない。諦めたくない。どうせなら一緒におかしくなろう」

2人は感染者に噛まれてしまい、おそらくライリーだけが発症した。直接的な描写はなかったけれど、エリーがライリーを撃ったのだと想像できます。

誰よりも大切だったライリーを、自らの手で死なせてしまったエリー。

一度は立ち去りかけたジョエルのもとに戻ったのは、「諦めない」というライリーの言葉を思い出したからか、もう大切な人を死なせたくないという切実な思いからか。

それをまっすぐに行動に移せるエリーが強いと思った。

菌を信仰する男

エリーは森の中で偶然出会った牧師のデビッドに、目を付けられてしまいます。

このデビッドという男がとんでもなかった!

パンデミック後に信仰に目覚めたと言いつつ、実は神など1ミリも信じていない。彼が信じているのは寄生菌。

正常な世界では認められなかった自身の残忍かつ異常な人間性を、寄生菌に置き換えて正当化してるだけ。

宗教を利用して町の人々を暴力で支配し、人肉を食べて生き延びている怪物でした。

「君の助けが必要なんだ。こんなに強い君と私が一緒になれば、完璧な町が作れる。いい人生を与えてやれる。いい人生を築ける」

14歳の少女に執着するところも含めて、全部が気持ち悪い。

エリーはデビッドに捕まって襲われそうになり、怒りを爆発させてデビッドをめった刺しにしています。

これはトラウマ級の恐怖だったと思う。第9話では、エリーは以前の明るさを失っていました。

エリーが特別な体になった理由

第9話の冒頭では、エリーの母アンナのエピソードが登場。

アンナは感染者に噛まれた直後にエリーを出産していたことが明らかになります。

寄生菌は赤ん坊のエリーにまで入り込み、エリーは寄生菌と一緒に成長することになった。

それが、エリーが特別な体を持つ理由らしい。

エリーは母親についてマーリーンから何も聞かされてないようだけど、このことを知ったらショックだろうな…。

ちなみにアンナを演じているアシュレー・ジョンソンは、原作ゲーム(英語版)でエリーの声を担当しているとのこと。ジョエルの声を担当しているトロイ・ベイカーは第8話のジェームズ役で登場。粋なはからい。

治療薬を作るためには…

ようやくソルトレイクシティに到着し、マーリーンと再会するジョエル。

そこでマーリーンから、治療薬を作るためにエリーを犠牲にするしかないと伝えられる。

「エリーは寄生菌と共に成長した。その寄生菌は伝達物質を出し、他の寄生菌に仲間だと教えてる。だから大元を摘出して細胞を培養し、伝達物質を入手する。それを投与すれば皆の治療薬になる」

寄生菌は脳の中にいるので、それを取り出すということは、エリーは死ぬしかないということ。もう何の救いもない。ひどい。

怒り狂ったジョエルはファイアフライを全滅させ、エリーを取り戻して逃げました。

もうジョエルにとってエリーは、大量殺人を犯してでも守りたい存在になってるんですね。

最後は感染者ではなく、人間との殺し合い。それも辛い。

不安に満ちた旅立ち

麻酔で眠らされていたエリーは、ジョエルが自分を助けるために何をしたか知らない。

そうでなくても、今までにたくさんの人が自分を守るために死んでいき、自責の念に苦しんでいたエリーは、その話を簡単には信じることができない。

「おまえは悪くない。時に物事はうまくいかない。すべてが終わったように感じて、何をすべきか見失う。だが進み続ければ戦う目的が見つかる」

ジョエルはサラを失い、生きる意味を見失った。だけどエリーと出会って再び「光」を見つけることができた。

一方、エリーは?

ここまで来たのは自らの「使命」を果たすためだった。治療薬を完成させて世界を救う。そのために多くの人の命を犠牲にしてきた。でも…。

治療薬の開発は失敗した。ファイアフライは盗賊に襲われて全滅した。それが真実だと嘘の誓いをするジョエル。

エリーはジョエルを信じて先に進むことを決めるのだけど、不安を感じる終わり方でした。

物語はシーズン2へ

シーズン2はゲーム版第2作『The Last Of Us』に基づく物語になる予定で、2025年に配信予定です。

先日、ディザー予告が公開されました。

シーズン2は全7話となり、シーズン3、シーズン4に続く可能性があることを制作スタッフが明かしています。

「視聴者がついてきて番組を作り続けられるのであれば、シーズン3が非常に大規模なものになるのはほぼ確実だと思っています。実際のところ、この物語にはシーズン4が必要かもしれません」

IGN Japanより

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