WOWOWの連続ドラマ「トップリーグ」(全6話)についてまとめました。
メディアと権力の裏側を描いた政治サスペンス。
大手新聞社の記者・松岡と、元同期の週刊誌記者・酒井は、都内の埋立地で旧紙幣1億5千万円が発見されたのを機に、政界の深い闇に切り込んでいきます。
Contents
番組概要
- 放送局:WOWOWプライム
- 放送時間:2019年10月5日(土)夜10時~【全6話】
- 原作:相場英雄『トップリーグ』『トップリーグ2 アフターアワーズ』
- 脚本:篠﨑絵里子
- 監督:星野和成/中前勇児
- 音楽:羽岡佳/石毛駿平
あらすじ
大手在京新聞社・大和新聞の経済部に勤める松岡直樹(玉山鉄二)は、1年という約束で政治部への異動を告げられる。異動初日、松岡は政治部長の阿久津康夫(陣内孝則)に「余計なことはするなよ。」と忠告される。しかし、初めての官房長官定例会見でルールを無視し近藤官房長官(小林薫)に質問を投げかける松岡。それが功を奏したのか、松岡は近藤官房長官の目にとまり、トップリーグへと上りつめていく――。
一方、かつて松岡の同僚だった酒井祐治(池内博之)は、週刊誌の記者として埋立地で発見された旧紙幣1億5千万円の真相を追っていた。そんな中ある強盗殺人事件が発生。被害者は酒井が取材したばかりの相手で……。記者として別々の道を歩いていた松岡と酒井。2人が10年ぶりに再会したことで永田町を揺るがす官邸最大のタブーが暴かれていく――!(WOWOW公式サイトより)
原作について
このドラマの原作は、相場英雄氏の小説『トップリーグ』『トップリーグ2 アフターアワーズ』です。
大和新聞入社15年目にして政治部へ異動になり、官房長官番となったの松岡直樹。
一方、松岡と同期だった酒井祐治は、週刊誌のエース記者に。酒井が「都内の埋立地で発見された一億五千万円」の真相を追ううちに、日本史上最大の疑獄事件が浮かび上がる。
登場人物(キャスト)
※第3話までのネタバレを含みます
大和新聞
松岡直樹(玉山鉄二)
政治部記者。1年という約束で経済部から政治部に異動になる。不本意な人事に不満を抱くが、近藤官房長官の目に留まり子育て支援の政策記者に指名される。やがて近藤と阿久津の癒着に気づき、近藤に利用されていることを知る。妻・藍子と保育園に通う娘・沙希の3人家族。
灰原美樹(小雪)
経済部記者。松岡と同期で仲が良い。政治部に異動し、トップリーグに入ることを狙っている。
阿久津康夫(陣内孝則)
政治部長。「永田町全体のトップリーグ」と言われ、社内でも一目置かれる存在。松岡が異動してきた日に「余計なことはするな」と忠告する。実は民政党と癒着している。
野水亮介(長谷川朝晴)
松岡の直属の上司。瞬く間にトップリーグへとのぼりつめる松岡に疑念を抱く。
藪下敏夫(黒羽麻璃央)
松岡の後輩。
「週間新時代」編集部
酒井祐治(池内博之)
エース記者。かつては松岡の同僚で大和新聞政治部の記者だったが、阿久津に政治家になることを勧められ退職した。埋立地で発見された旧紙幣1億5千万円が日本最大の疑獄事件「クラスター事件」でばらまかれた〈筒美ルート〉の裏金であることを突き止め、近藤官房長官の関与を疑う。
大畑康恵(佐久間由衣)
新人記者。ハリウッド俳優のインタビューやグラビアを希望していたが、スキャンダル取材に追われる日々。やりたい企画を通すべく大スクープを狙い、酒井と協力して埋立地から発見された金庫の謎を追う。
茂森隆三(堀部圭亮)
筆頭デスク。芸能人の不倫やスキャンダルを重視している。酒井と康恵が追う民政党の裏金問題を記事にしようとするが、近藤に妨害される。
政治家・警察
近藤道家(小林薫)
内閣官房長官。内閣改造が行われても同じポストに就く不動の女房役。定例会見でルールを無視し質問を投げかけてきた松岡に目を留め、一部の記者しか呼ばない懇談会に誘う。その後、松岡を子育て支援の政策記者に指名する。
かつて「クラスター事件」でばらまかれた裏金の金庫番だったと思われ、隠蔽のために真実に近づく者をことごとく葬る。
芦原恒太郎(佐野史郎)
内閣総理大臣。政治家一家出身の民政党議員。近藤官房長官を信頼している。
柴田義和(光石研)
警視庁捜査一課の刑事。日頃から酒井とネタの供給をし合う仲。埋立地から発見された金庫の情報を提供するうちに深入りし、酒井と協力して「クラスター事件」の裏金であることを突き止める。上からの圧力で捜査は中止されるも、独自に捜査を続ける。
官房長官・番記者
深見拓也(野間口徹)
大日新報新聞政治部の記者。近藤官房長官の懇談会に招かれる「トップリーグ」のひとり。
林若菜(橋本マナミ)
日本橋テレビの記者。近藤官房長官の懇談会に招かれる「トップリーグ」のひとり。
岩舘真央(池田香織)
NHRの記者。近藤官房長官の懇談会に招かれる「トップリーグ」のひとり。
そのほか
松岡藍子(中村映里子)
松岡の妻。フリーランスのライターとして働いている。松岡が政治部に異動して多忙になり、子育てと仕事の両立が難しくなる。
久保民男(清水章吾)
元日本不動産信用銀行の総務部長。酒井から取材を受けていたが、強盗事件に巻き込まれて死亡する。
相楽優一郎(津嘉山正種)
内外情報通信社を営み、裏の事情に詳しい。クラスター事件について書かれた発禁本を酒井に渡す。