WOWOW「名刺ゲーム」第1話あらすじ感想|ハイテンションで不気味な岡田将生

WOWOWドラマ「名刺ゲーム」

記事内に広告を含みます

WOWOWの連続ドラマ「名刺ゲーム」第1話のあらすじと感想です。

終始ハイテンションで、サイコパスを思わせる謎の男X。くるくる変わる岡田将生さんの表情と高めの声が、ハマりすぎてて怖かったです。
 

第1話「ゲーム?」あらすじ

見知らぬ地下室。人気クイズ番組「ミステリースパイ」のプロデューサー神田達也(堤真一)が目覚めると首に謎の首輪がはめられていた。床には大量の名刺が散乱し、室内には同じ首輪をはめられた娘の美奈(大友花恋)の姿。やがて神田の前に謎の男X(岡田将生)が現われ、神田に[名刺ゲーム]を提案する。それはもらった名刺を「持ち主」に正しく返すことができなければ、自分か娘の首が爆破されるという残酷なゲームだった……。

WOWOW公式サイトより

ネタバレ

最初の出題者はA子。神田に恨みを抱いている人物だと言うが、神田は彼女の顔を見ても誰だか思い出せない。大量の名刺の中から、彼女の名刺を必死に探し出そうとする神田。

謎の男Xに促され、神田は人気クイズ番組「ミステリースパイ」を生み出した経緯を語り始める。

9年前、事業部から制作部に異動になった神田は、36歳でADから仕事を覚えることに。失敗続きで疫病神扱いされる毎日だったが、初めて採用された企画「ミステリースパイ」が超人気番組になり、神田はプロデューサーにまでのぼりつめる。

A子が神田の嫌いな食べ物を覚えていたことから、神田はA子が弁当屋の社長だと気づく。その弁当屋は、嫌いなブロッコリーを弁当に入れたという理由で、神田が一方的に契約を打ち切った弁当屋だった。

神田は彼女に名刺を返し、ゲームに勝利するが、謎の男XはA子の首に装着した爆弾を爆破させてしまう。

第1話の感想

原作未読なので何がなんだかまったくわかりませんが、面白いです。
ちょっと「うわー」な場面もあるんですけど。

テレビ局に貼ってある番組ポスターがツッコミどころ満載。私は「かかとなでしこ」がツボでした(やまとなでしこ見てました!)。

謎の男Xを演じる岡田将生さんのキレた演技が怖くて不気味で最高でした。最初はダメダメで低姿勢なADだった堤真一さん演じる神田が、高視聴率を連発するにつれて横柄なパワハラ男に変貌していく過程も、あからさまで面白かった。

ゲームそのものではなく、回想シーンがメインという点も良かったです。地下室のシーンばっかりだったら、ちょっと嫌だったかも。

要は、主人公・神田が出題者=自分に恨みを抱く人物を、思い出せるかどうかが鍵ということですね。謎の男Xの誘導で、神田は過去を振り返るのですが、この回想でテレビ業界の裏側がかなり丁寧に描かれます。そして、徐々に核心に近づくわけですが…。

注目は、神田視点による回想だけでなく、出題者A子の視点でも回想されること。それによって、神田も知り得なかった、A子の複雑な事情や哀しい人生が浮き彫りになる。

たとえば、神田が契約を打ち切る原因となったブロッコリー。弁当の端っこに添えられた一房のブロッコリーに、気を止める人はほとんどいないはず。だけど、A子の回想を見る前と見た後とでは、ブロッコリーの見方がまるっきり変わってしまいます。

ありえない設定だし、ゲーム自体はふざけているけど、この回想シーンの部分はリアルで引き込まれました。これだけで別のドラマが出来そうなほど。

残りの2人が神田とどういう関係なのか、そして謎の男Xが誰なのか、何が目的なのか、まだ謎だらけですが、次回も大いに期待できそうです。私は、A子は生きていると踏んでるんですけどね。

関連記事