「闇の歯車」登場人物(キャスト)・あらすじ・原作

瑛太主演ドラマ「闇の歯車」
どうも、夏蜜柑です。
明日から2月ですね。今夜は東京にも雪が降りそうです。

さて、時代劇専門チャンネルで放送される瑛太さん主演のドラマ「闇の歯車」の紹介です。

藤沢周平の傑作〈サスペンス時代長編〉、待望の映像化!
とある謎めいた男の呼びかけで集まった四人の男。現金強奪という犯罪に、一攫千金の夢を見た男たちの運命は、果たして事件のあとでどう変わっていくのか?(公式サイトより)

原作はわたしの大好きな作家・藤沢周平さんの同名小説ということもあって、ずっと前から楽しみにしていました。放送に先駆け、1月19日から劇場で期間限定上映もされています。

時代劇専門チャンネルは最近オリジナル作品に力を入れていて、「小河ドラマ 龍馬がくる」も話題になりましたよね。

 

番組概要

  • 放送局:時代劇専門チャンネル
  • 放送時間:2019年2月9日(土)夜8時~【単発】
  • 原作:藤沢周平『闇の歯車』
  • 脚本:金子成人(大河ドラマ「義経」「闇の狩人」「クロスロード」)
  • 監督:山下智彦(「剣客商売」「立花登青春手控え」「三屋清左衛門残日録」)
  • 音楽:遠藤浩二

あらすじ

逢魔が刻。それは、黄昏――。
人の顔は闇に溶け、静けさが街を支配する一瞬の時間。江戸時代、人々は、魑魅魍魎が蠢くと言われるその時刻を畏れをもって迎えた……。
初秋の頃、江戸・深川。闇の世界で日々の糧を得る佐之助は、行きつけの酒亭おかめで、謎の男・伊兵衛と出会う。
「儲け話があるんですよ。一口、乗っちゃくれませんか」
危険な匂いを感じ、席を蹴る佐之助。同じ頃、ふとしたきっかけでおくみという女と暮らすことに……。彼女との未来に仄かな希望を抱く佐之助は、やがて伊兵衛の誘いに乗る。しかし、仲間となる男たちは、浪人、若旦那、白髪の老人――いつもおかめで顔を合わせながら、口を聞いたこともない男たちだった……。佐之助らいずれも押し込みなどしたことがない素人四人。そして、伊兵衛。
――狙うのは、逢魔が刻、さる商家に眠る七百両。
回りだす闇の歯車。しかし――それぞれを取り巻く女たちをも巻き込んで、彼らの人生の歯車は静かに狂い始める……。(公式サイトより)

原作について

このドラマの原作は、藤沢周平さんの時代小説『闇の歯車』(1977年刊行)です。

独創的な構成で描かれるハードボイルド風の犯罪小説です。
藤沢さんの数ある作品の中では、少し雰囲気が違う印象を受ける作品かもしれません。

宮部みゆきさんはこの作品を「ノワール」と位置づけていますね。

さまざまな事情を抱える4人の男たちが、謎の男・伊兵衛に誘われて押し込み(強盗)の仲間に加わります。

伊兵衛はへらへらと愛想のいい男で、身なりは商家の旦那ふう。
しかし佐之助はすぐに「得体が知れない」ことを見抜きます。

伊兵衛は盗みのプロで、これまで4度も押し込みを成功させている手練れでした。
成功の秘訣は、素人を仲間にすることと、逢魔が刻を狙うこと――。

佐之助は伊兵衛の誘いを一旦は断るのですが、その後、ある理由から引き受けざるを得なくなり、最後に仲間に加わることになります。

4人の男たちは、なぜ危険な犯罪に手を染め「闇の歯車」になったのか。
犯罪に至るまでの経緯も、押し込みが成功したあと彼らを待ち受ける運命も、4人それぞれ異なります。

この作品の面白さは、どうやって押し込みを成功させるかという犯罪そのものよりも、交わることのなかった4人と1人の人生が「闇の歯車」となって一瞬だけ絡み合い、また離れていくところにあります。

かすかな希望を感じさせる結末には、どんな人生も同じように見つめようとする作者の温かく真摯な視線を感じました。

余談になりますが、この作品が最初に雑誌に掲載されたときのタイトルは、「狐はたそがれに踊る」でした。「たそがれ」は、「逢魔が刻」とも呼ばれる夕暮れどきを指します。

登場人物(キャスト)

佐之助……瑛太
酒亭「おかめ」に通う町人。博奕にはまって抜け出せなくなり、職を失う。現在は闇の仕事で稼いでいる。

伊兵衛……橋爪功
酒亭「おかめ」で佐之助に声をかけてきた謎の男。人を集めて「押し込み」を働く盗人。表の看板は金貸し。人当たりはいいが底知れない不気味さを持つ。

伊黒清十郎……緒形直人
酒亭「おかめ」に通う生真面目な浪人。病気の妻の薬の払いがたまっている。難病に侵され苦しむ妻を見るのが辛く、「おかめ」を逃げ場所にしている。

弥十……大地康雄
酒亭「おかめ」に通う白髪の老人。若い頃、30年前に博奕がからんだ喧嘩で人を刺し、江戸払いになる。5年前に江戸に戻り、娘夫婦の家で暮らしているが居場所がなく、「おかめ」で酒を飲むようになる。

仙太郎……中村蒼
酒亭「おかめ」に通う「兵庫屋」の跡取り息子。縁談が進み、長年付き合ってきた年上の女に別れ話を切り出したいが、なかなか言い出せない。

きえ……蓮佛美沙子
佐之助がまだ職人をしていた頃に一緒に暮らしていた女。小心でおびえやすく、佐之助が博奕にはまるのを極度に恐れていた。三年前、突然姿を消している。

おくみ……石橋静河
佐之助の家のはす向かいに住んでいた女。夫に浮気を疑われ、追い出された。

繁蔵……中村嘉葎雄
酒亭「おかめ」の主人。


ほかの記事を読む?

瑛太主演ドラマ「闇の歯車」 ドラマ「闇の歯車」感想|痺れるほどカッコいいハードボイルド時代劇 映画「山桜」感想 映画「山桜」感想|20ページの短編を映画化した珠玉の名作