海外ドラマ「イエローストーン」シーズン4(全10話)についてまとめました。
シーズン3でジェイミーの生い立ちが明らかになり、彼が一連の襲撃に関わっているのではないかと疑うベス。一命をとりとめたジョンは牧場に戻り、牧場の生き残りを懸けて事業拡大をもくろみます。
あいかわらずダットン家のやることはむちゃくちゃですが、面白くて目が離せません…。
シーズン3はこちら↓

Contents
作品概要
- 放送局:WOWOW
- 放送時間:2023年4月5日(水)から毎週水曜0:00ほか
- 製作国:アメリカ(2021年)
- 原題:Yellowstone
- 企画・脚本:テイラー・シェリダン
- 製作総指揮:テイラー・シェリダン/ジョン・リンソンほか
あらすじ
モンタナ州。広大なダットン牧場を持つジョンには、次男ジェイミー、長女ベス、先住民のモニカと結婚した三男ケイシーという3人の子どもがいる。前シーズン、ある秘密が明らかになったダットン家だが、牧場を売るよう圧力が強まる中、ジョンとケイシーが何者かに銃撃され、ベスはオフィスで大爆発に巻き込まれた。ジョンと対立するようになったジェイミーはこれらの事件に関与しているのか。また襲撃に黒幕はいたのか。追い詰められたダットン家のためにジョンが下した決断は……。
WOWOW公式サイトより
新シーズン、ジョンたちは生き残りを懸けて家族を襲った犯人を突き止めようとする。また、19世紀にさかのぼって、ジョンの高祖父ジェームズについても明かされる。
予告動画
登場人物(キャスト)一覧
※シーズン3までのネタバレを含みます
ダットン家

ジョン・ダットン(ケヴィン・コスナー/声:原康義)
モンタナ州のイエローストーン国立公園に隣接する広大な牧場の経営者。普段は理性的だが怒らせると常識が通用せず、誰にも止められなくなる。先祖代々の土地を守るため先住民や開発業者と戦う一方で、子供たちとの関係に悩んでもいる。

ジェイミー・ダットン(ウェス・ベントリー/声:赤坂柾之)
ダットン家の次男。弁護士。ジョンの不正を暴く記事を出そうとした記者サラを殺してしまい、リップとともに隠蔽した。
シーズン3で司法長官に就任し、自分が養子であることを知ってしまう。実の父親で殺人犯のギャレット・ランドルと会い、家族の時間を取り戻そうとする。

ベス・ダットン(ケリー・ライリー/声:加藤美佐)
ダットン家の長女。気が強く、仕事ができ、毒舌をふるう金融家。ジョンのために投資会社〈シュワルツ&マイヤー〉を立ち上げたが、ビジネスパートナーのボブに裏切られ、解雇されてしまう。
リップとは子供の頃から深い絆で結ばれ、シーズン3で婚約した。少女時代に不妊手術を受けさせたジェイミーを憎悪しており、一連の襲撃事件の真犯人と疑っている。

ケイシー・ダットン(ルーク・グライムス/声:清水裕亮)
ダットン家の三男。元軍人。ジョンの反対を押し切って先住民のモニカと結婚した。以来ジョンとは疎遠になっていたが、牧場に戻ってジョンの後を継ぐことに。シーズン3で家畜協会の理事に就任した。

モニカ・ダットン(ケルシー・アスビル/声:吉元里謹)
ケイシーの妻。争いを嫌う心優しく聡明な女性。州立大で講師をしている。紆余曲折のすえ、ケイシーとともに親子3人で牧場暮らしを始めるが、暴力で問題を解決することが正義と信じているダットン家に嫌悪感を強める。牧場の襲撃事件以降、テイトと2人で家にひきこもるようになる。

テイト・ダットン(ブレッケン・メリル/声:小林さとみ)
ケイシーとモニカの息子。牧場でジョンやカウボーイたちと一緒に過ごす時間が増え、少しずつたくましくなっていく。シーズン4では母モニカを救うために襲撃犯を銃で殺害し、PTSDに苦しむ。

ジェームズ・ディラード・ダットン(ティム・マグロウ)
ジョンの曽祖父。
牧場の従業員

リップ・ウィーラー(コール・ハウザー/声:斎藤寛仁)
ジョンの牧場で長年働くカウボーイ。少年時代に母と弟を殺した父親を殺し、逃亡中にジョンと出会って救われた。ジョンに対する忠誠心が厚く、父親のように慕っている。シーズン3で子供の頃から想い続けたベスと婚約したが、彼女が少女時代に自分の子供を堕ろしていることは知らない。

ジミー(ジェファーソン・ホワイト/声:藤井雄太)
ジョンの牧場で働き始めた新入り。犯罪者だがリップに助けられ、「Y」の焼き印を刻まれてチャンスを与えられた。恋人ミアとの関係を続けるため、ジョンとの約束を破ってロデオを続け、落馬して重傷を負う。シーズン4ではジョンからテキサスのフォー・シックス牧場へ行くよう命じられる。

ロイド(フォリー・J・スミス)
リップやジミーと同じく罪人で、「Y」の焼き印を持つカウボーイ。ロデオ経験者。ジミーを息子のように可愛がり、ロデオを教えた。バレルレーサーのララミーをウォーカーに奪われたことで、苛立ちを募らせる。

ウォーカー(ライアン・ビンガム)
刑務所から仮釈放された日にリップにスカウトされ、「Y」の焼き印を入れられて牧場に雇われた。リップに殺されかけて逃亡するが、シーズン3で捕まり、再び牧場に連れ戻される。ララミーと深い関係になり、ロイドと険悪になる。

ティーター(ジェニファー・ランドン)
シーズン3で雇われたカウガール。口は悪いが乗馬と投げ縄の技術があり、男さながらに働く。同僚のコルビーといい雰囲気に。

ミア(エデン・ブローリン)
ロデオガール。ジミーの恋人。ジョンの言いなりになるジミーに不満を持ち、「ロデオを辞めるなら別れる」と告げてジミーに再びロデオをやらせようとした。ジミーがイエローストーンを離れテキサスへ行くことにも反対する。

ララミー(エデン・ブローリン)
バレルレーサー。ミアの友人。牧場に来た当初はロイドにべったりだったが、ウォーカーが現れて彼に乗り換えた。そのことで争いの火種を作ってしまう。

カーター(フィン・リトル)
ベスが病院で出会った14歳の少年。父親を亡くし、児童養護施設へ送られるところをベスが引き取ることに。
先住民

トーマス・レインウォーター(ギル・バーミンガム/声:安原義人)
先住民居留地の新首長。ジョンから先祖の土地を奪い返そうとする野心的な男。ジョンの牧場の隣にカジノを建設する計画を進めているが、エクイティーズ社に差し止められてしまう。

モウ(モーゼス・ブリングス・プレンティ)
トーマスの運転手兼ボディガード。部族警察の一員でもある。
開発業者

キャロライン・ワーナー(ジャッキー・ウィーヴァー)
投資会社マーケット・エクイティーズの取締役会長。イエローストーンに空港とスキーリゾートを建設しようとしている。シーズン4ではベスに提案を持ち掛け、モンタナ支社長として雇い入れる。

エリス・スティール(ジョン・エメット・トレイシー)
投資会社マーケット・エクイティーズの代表者。イエロストーンに空港とスキーリゾートを建設する計画を進めている。
そのほか

ライネル・ペリー(ウェンディ・モニツ)
モンタナ州知事。シーズン1ではジョンと関係を持っていたが破局。ジョンの暴走を懸念し、ジェイミーを司法長官の座に就かせる。シーズン4では上院選出馬を決断し、後任の知事にジェイミーを推薦しようとするが…。

トラビス(テイラー・シェリダン)
テキサスの調教師。ジョンに雇われてホースショー用の馬を調教する。ジョンの頼みで、厄介者のジミーをフォー・シックス(6666)牧場へ連れていくことに。

ギャレット・ランドル(ウィル・パットン)
ジェイミーの実父。ジェイミーの母を殺した殺人犯。居場所を失ったジェイミーに「王を殺して帝国を乗っ取れ」と助言する。

クリスティーナ(キャサリン・カニンガム)
シーズン1~2でジェイミーの選挙活動をサポートしていた女性。その後ジェイミーと恋仲になり、彼の子供を妊娠。ジョンと牧場のことをよく思っておらず、ジョンを選ぶか自分の家庭を選ぶか選択するよう迫っていた。シーズン4では息子を連れてジェイミーに会いに来る。

サマー・ヒギンズ(キャサリン・カニンガム)
環境活動家。家畜協会の前で動物虐待反対を訴える抗議活動を行い、逮捕される。

エミリー(キャスリン・ケリー)
テキサスの獣医。ジミーに声をかけ、デートをする。
各話のあらすじ(ネタバレ有)
帰宅途中に路上で銃撃を受けたジョンは、犯人の手がかりを血文字で書き記して意識を失い、駆けつけたリップによって病院に運ばれる。ベスはオフィスの爆発に巻き込まれて大やけどを負う。
ケイシーはリップから情報を得て、保安官のドニーらとともにジョンを襲った青いバンを追跡、襲撃犯を全滅させるが、自らも撃たれて負傷する。
同時刻、ダットン牧場も襲撃を受ける。モニカとテイトはかろうじて逃れるが、リップとベスの山小屋は燃やされてしまう。落馬したジミーは再び重傷を負う。
ジョンが長い昏睡状態から目覚めた日、ベスは病院の庭で14歳の少年カーターと出会う。彼はひとりで父親の最期を看取り、ベスが付き添うことに。
ジョンは強引に退院して牧場に戻り、ベスとケイシーからあの日何があったのか知らされる。ジョンは巻き添えにしたカウボーイたちに謝罪し、黒幕を突き止める決意を固める。
ベスはジェイミーが一連の襲撃を企てたと考え、彼のオフィスを訪ねて「あんたを殺す。私の家族にしたことを思い知らせてやる」と宣戦布告する。
リップは川釣りを楽しんでいるロアークに「イエローストーンからの贈り物だ」と言って毒蛇を投げつける。毒蛇に噛まれたロアークは苦しみ悶えながら息絶える。
1893年。ジョンの曽祖父ジェームズ・ディラード・ダットンは、牧場に入り込んでキャンプをしている先住民たちを見つける。彼らはかつて自分たちの土地だったこの場所に遺体を埋葬したいと、居留地から8日かけてやってきたのだった。同情したジェームズは埋葬を許可し、彼らのために牧場の牛を一頭与える。
ベスはジェイミーを疑っていたが、ケイシーは襲撃に彼は関与していないと考えていた。一方、ジェイミーは実父ギャレットのために、売りに出ていた牧場を購入する。
空港の建設現場で先住民の遺骨が発見され、工事が中断する。投資会社マーケット・エクイティーズの取締役会長キャロライン・ワーナーが現地を訪れ、工事の続行と引き換えにカジノの建設費用を融資するとトーマスに持ちかける。
ジョンは牧場を守るために事業拡大を計画する。ホースショー用の馬を買って調教師トラビスを雇い、各地の大会で好成績を収めてダットンの名を全米に知らしめようというのだ。
落馬で重傷を負ったジミーは退院して牧場に戻ってくるが、ジョンは約束を破った彼を許さず、トラビスに預ける。
保安官のドニーがカーター少年を連れてくる。カーターはコンビニで盗みを働こうとして捕まり、児童養護施設に送るところだったが、ベスが保護者だと主張しているという。
ベスはカーターを引き取るが、リップは猛反対する。翌朝、カーターを町へ連れて行こうとするリップだったが、自分と同じ境遇の少年を見捨てることができず、ジョンの許可を得て牧場で働かせる。
ケイシーは自分たちを襲った民兵隊を見つけ出し、報復をはたす。トーマスに呼び出されたジョンは、刑務所にいる男がチェッカーズを使って人を集め、襲撃させたと聞く。そして拘束中のチェッカーズを引き渡される。
ジミーが牧場を追い出されてテキサスへ行くことになり、ミアは諦めた態度を取る彼に腹を立てる。ジョンは落胆するジミーを見て、「これは罰じゃない。チャンスだ」と告げる。
ベスはカーターを連れて買い物に行くが、聞き分けのないカーターに振り回されて失望する。リップは「あいつは俺たちの息子じゃない」とベスに言い聞かせ、カーターの教育を自分に任せてほしいという。
モニカとテイトは襲撃のショックから立ち直れず、食事も取らずに部屋に引きこもってしまう。ケイシーはモニカの態度がテイトを怖がらせてると注意するが、恐怖に怯えるモニカは家に帰りたいと訴える。
ジョンはワイオミング州まで行き、チェッカーズを撃ち殺す。
ジョンはトーマスから渡された「テレル・リギンズ」のファイルをケイシーに渡し、ジェイミーに確認を頼んで反応を見るよう命じる。
ケイシーはジェイミーのオフィスを訪ね、リギンズがいる刑務所の記録から、襲撃との関連を探ってほしいと頼む。ジェイミーは家族を守るために襲撃事件の法的な後始末をしたことを明かし、リギンズの調査を約束する。
ベスはマーケット・エクイティーズの会長キャロライン・ワーナーに呼び出され、モンタナ開発のために手を貸してほしい、とスカウトされる。ベスは報酬としてマーケット・エクイティーズの持つシュワルツ&マイヤーの全株を要求する。
ケイシーはPTSDに苦しむテイトのために、家族でダットン牧場を離れ、モニカの祖父の家で暮らすことを決める。モニカは喜び、その日のうちに3人は牧場を出ていく。
ロイドはララミーをめぐってウォーカーと険悪になり、リップの怒りを買う。
リギンズの調査を始めたジェイミーは、リギンズの同房者の中に実父ギャレット・ランドルの名前があることを知り、動揺する。
ジミーはトラビスのホースショーを手伝いながら、フォーシックス(6666)牧場に向かっていた。ホースショーはうまく当たり、多額の賞金がイエローストーンに送られる。やがて牧場に着くと、トラビスはジミーを残して去っていく。
ケイシーたちが牧場を出て行き、ジョンは孤独になる。そんなジョンを気遣い、家に泊まるベス。ベスは牧場を守るために、マーケット・エクイティーズに入社することを決める。
エクイティーズ社モンタナ支社のトップになったベスは、シュワルツ&マイヤーの経営権を手に入れ、自分を裏切った元ビジネスパートナーのボブ・シュワルツを解雇する。
リップはルールを破ったロイドに罰を与え、仕事をさせず、除け者にする。ロイドは反省するどころか、さらにウォーカーへの怒りを増幅させていく。
動物愛護団体が家畜教会の前で抗議活動を行い、ケイシーが石を投げつけられて騒動になる。ジョンは保安官のドリーに命じて首謀者のサマー・ビギンズを加重暴行で逮捕させる。翌日、ジョンは保釈金を払ってサマーを釈放させ、牧場見学に誘う。
ジェイミーは服役中のリギンスと面会し、司法取引を持ち掛ける。リギンスを雇ってダットン家を襲撃させたのは実父ギャレットだった。ジェイミーがギャレットの牧場を訪ねると、そこには赤ん坊を抱いたクリスティーナがいた。
朝、ベスがジョンの家を訪ねると、サマーがいた。ジョンがサマーと一晩過ごしたことを知ったベスは動揺し、彼女に攻撃的な言葉を投げつける。
サマーは帰る途中、ジョンとリップがフェンスの外に迷い出た子牛を助ける様子を見て、カウボーイへの理解を改める。
ケイシーとモニカは親子3人で暮らすための一軒家を購入し、そこに住みついていた野良犬を飼う。テイトは犬と遊ぶうちに明るさを取り戻していく。
ジェイミーは実父ギャレットに銃を突きつけ、テレル・リギンズを雇ってダットン家を襲わせたことを白状させる。「すべてお前のためだ」と言うギャレットに、ジェイミーは反論できない。
居留地で18頭の馬が盗まれる事件が発生し、ケイシーが調査にあたることに。被害に遭ったのは、かつてダットン牧場で働いていたエイブリーの家だった。
ロイドはウォーカーに対する怒りと嫉妬を堪えきれなくなり、ギターを壊し、ウォーカーをナイフで刺して怪我を負わせてしまう。ジョンは揉め事の種となるティーターやララミーらを解雇し、ロイドとウォーカーに決闘をさせる。
ジェイミーは手に入れた牧場で、元恋人のクリスティーナと息子、そして実父ギャレットとの絆を深めていく。ギャレットはクリスティーナに、ジェイミーの州知事選への出馬を手伝ってほしいと頼む。
M・E社に入社したベスは、新しいオフィスで会議に出席し、イエローストーンとその周辺地域の再開発計画が想像以上に進んでいることを知って愕然とする。ベスは町で抗議活動をしていたサマーに声をかけ、空港とスキーリゾート建設の計画が進んでいることを教える。
女性という理由で解雇されたティーターは、ジョンに「Y」の焼印を見せて牧場に残りたいと直訴する。ジョンは仕方なく宿舎に戻ることを許す。
ジミーは広大なフォー・シックス牧場でカウボーイの仕事に明け暮れる。そんな折、獣医のエミリーに出会い、食事に誘われる。
馬の盗難事件を調査していたケイシーとモウは、居留地から盗まれた馬がムスタングとして保護されているのを見つけ、連れ戻す。エイブリーはケイシーに礼を言い、彼が既婚者だと知りながら一目惚れしたことを明かす。
ロイドは宝物を売って高価なギターを買い、ウォーカーに渡す。ウォーカーはロイドの謝罪を受け入れ、彼のためにギターを弾いて歌を歌う。
ジョンは州知事のペリーから、上院議員選に出馬すること、後任知事にはジェイミーを推薦するつもりであることを告げられる。ジェイミーの忠誠心と能力に疑念を抱くジョンは、彼女を説得するため、自分が州知事に立候補すると申し出る。
記者会見当日、自分が推薦されるものと思い込んでいたジェイミーは、ペリーがジョンを新知事候補として支持し、ジョンがそれを受け入れて出馬を決めたことに激しく動揺する。
過去。ジョンの曽祖父ジェームズは、馬泥棒を捕まえるが、負傷して帰ってくる。
現在。ジョンの出馬を知り、ジェイミーは弱気になる。ギャレットとクリスティーナは彼の背中を押し、ジョンと戦うことを決意させる。
ベスとリップ、カーターの3人はジョンのいるロッジに引っ越し、同居を始める。だがダイニングでの食事は険悪な雰囲気になってしまう。リップは別の場所で食事をすることを提案し、4人は穏やかな時間を過ごす。ベスはリップに感謝する。
ケイシーは家の近くに現れたオオカミを目撃する。その直後、モニカから妊娠を告げられる。
ジミーは獣医のエミリーとデートをし、惹かれ合った2人は一夜をともにする。
ベスからのリークで空港建設の情報を得たサマーは、建設地を占拠して抗議デモを行う。だが連邦当局により強制退去させられ、抵抗したサマーは暴行罪で逮捕される。ベスはニューヨーク・タイムズの記者に連絡し、デモの記事を書かせる。
ジョンとリップは行きつけのカフェで強盗事件に遭遇し、人質を取ってカフェに立てこもっていた強盗犯と銃撃戦を繰り広げる。犯人を倒し人質救出に成功するものの、保安官のドリーが銃弾を受けて息を引き取る。
ジョンはカーターに乗馬を教え、バッファローバレーまで遠乗りをする。
ベスはジョンが命の危険を顧みず、強盗のいるカフェに乗り込んだことを責める。そして自分たちを襲撃したジェイミーに報復すべきだと訴える。ジョンはベスの誤解を解くため、襲撃犯はテレル・リギンズで、終身刑で服役中のため報復は不可能だと話す。
ジェイミーは実父ギャレットが母を殺した殺人犯であることをクリスティーナに打ち明ける。クリスティーナは、選挙活動のために彼から離れるべきだと告げる。
警官への暴行容疑で逮捕されたサマーは、終身刑を求刑されそうになり、ジョンに助けを求める。サマーと面会したジョンは、彼女がベスにけしかけられて警官を殴ったと知り、「必ず助け出す」と約束する。
帰宅したジョンはベスのやり方を責めて口論となり、彼女に家を出ていくよう命じる。
ジミーとエミリーは関係を深め、互いになくてはならない存在になる。そんな折、ジミーはトラビスから修業の終わりを告げられ、種馬を連れてイエローストーンに戻るよう促される。一度はエミリーと別れる決断をしたものの、あきらめきれないジミーは、「借りを返したら戻ってくる」とエミリーに約束する。
オオカミを見たケイシーは、トーマスとモウの助言に従って戦士としての儀式を受ける。それは山中の“祈りの輪”の中で、水も食糧も口にせず4日間耐え抜くというものだった。
ジョンの怒りを買ったベスは家を出ていこうとするが、リップに説得され、ジョンに謝罪して留まる許しを乞う。カーターはベスを「ママ」と呼び、ベスに「私は母親じゃない」と拒絶される。
そんな折、ジミーがエミリーを連れてダットン牧場に帰ってくる。エミリーを「婚約者」と紹介するジミーに激高したミアは殴りかかるが、彼を失ったことを知って立ち去る。
ジョンは成長したジミーを見て、「自分の人生を生きろ」と今後の選択を彼にゆだねる。ジミーはエミリーとともにテキサスで生きることを選び、仲間たちに別れを告げて旅立つ。
M・E社をクビになったベスは、テレル・リギンズを殺すため彼の妻になりすまして刑務所に入り込む。だが彼の口から「依頼を受けた」と聞かされ、さらにジェイミーが面会に来たことを知り、何もせずに刑務所を後にする。
帰宅する途中、ベスはたまたま見かけた神父を拉致し、牧場に帰ってリップと急ごしらえの結婚式を挙げる。リップは立会人にロイドを選び、ジョンは呆れつつも新婦の父として式に参加する。リップから彼の母の指輪を贈られ、感激するベス。
ジョンは知り合いの判事にサマーの減刑を頼むが、判事は司法取引を無視してサマーに数十年の懲役刑を言い渡す。裁判後、ジョンは再び判事を説得し、控訴すれば8か月の懲役で済むことになる。
山で部族の儀式を遂行していたケイシーは、悪夢とフラッシュバックに襲われる。そしてオオカミの化身と思われる女性の幻覚を見る。彼女が示す未来を見たケイシーは、モニカと自分の暗い運命を知る。
ベスはジェイミーを銃で脅し、彼の実父ギャレットが襲撃を企てた犯人であることを告白させたうえで、3つの選択肢を与える。ジェイミーは保身のためにギャレットを殺すことを選び、彼を射殺して死体を谷に遺棄する。
ベスはジェイミーの犯行を写真に撮り、「彼を完全に支配した」とジョンに告げる。
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