「黒書院の六兵衛」第1話あらすじ感想

WOWOW「黒書院の六兵衛」ネタバレ感想

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WOWOWの連続ドラマ「黒書院の六兵衛」第1話のあらすじと感想です。

思いのほかコミカルな始まり方でしたが、六兵衛の謎をめぐる緊迫感もあって面白かったです。

寺島進さんの勝海舟がイメージ通りでした^^

第1話のあらすじ(ネタバレ有)

官軍である尾張藩江戸詰の気弱な下級武士・加倉井隼人(上地雄輔)は、不戦開城が決まった江戸城内検分の先手に任命され、恐る恐る江戸城に入る。というのも、尾張藩は戊辰戦争で新政府軍に寝返り、幕府側の人間から恨みを買っていたからだ。

城内で勝海舟(寺島進)に会った加倉井は、城内で居座りを続ける将軍直属の御書院番士・的矢六兵衛(吉川晃司)の存在を知らされる。六兵衛はひとことも喋らず目的は全く不明。城の明け渡し時に悶着を起こしてはならないという条件もあり、加倉井は困り果てる。

加倉井は、新聞のネタを探す外国奉行支配通弁の福地源一郎(駒木根隆介)と共に上野を訪ねる。そこで的矢六兵衛がある時期から本物と入れ替わった偽物であることを聞かされる。その夜、六兵衛はなぜか格式高い大広間の武者隠しに移動し、加倉井たちを驚かせる。

キャスト

的矢六兵衛……吉川晃司
加倉井隼人……上地雄輔
福地源一郎……駒木根隆介
本多左衛門……山崎銀之丞
加倉井しずゑ……芦名星
田島小源太……粕谷吉洋
的矢六兵衛の妻……若村麻由美
的矢清右衛門……田中泯
淀屋辰平……伊武雅刀
勝海舟……寺島進
天璋院(篤姫)……前田亜季
西郷隆盛……竹内力
大村益次郎……波岡一喜
徳川慶喜……忍成修吾
明治天皇……片岡千之助
徳川慶勝……千葉哲也

第1話の感想

気弱でビビりのちょっと情けない下級武士・加倉井が面白かったです。上地さんの演技が絶妙に上手いのよね。

幕末の武士というと、たいてい血気盛んで声高に思想を語る人物が描かれるけど、そうじゃない人もいますよね。

加倉井のように、殿中に一度も足を踏み入れたことがなく、かやの外で幕末の騒乱をオロオロしながら眺めているだけの武士も大勢いたはずです。

ちなみにこの加倉井と的矢六兵衛(吉川晃司さん)は、実在の人物ではありません。
この作品の中だけに存在する架空の幕末武士です。

彼らの周りには、勝海舟、西郷隆盛、大村益次郎、天璋院(篤姫)、徳川慶喜と、明治維新の立役者がずらり。

大河ドラマ「西郷どん」にも登場する偉人たちを、浅田次郎さんが生み出した架空の名も無き2人が引っかき回す、という図を想像しただけで楽しい。

今後彼らがどのように絡んで物語を紡いでいくのか、とても楽しみです。

初回はコメディ要素たっぷりで笑いながら見ていられたけど、これから歴史の状況とともに緊迫した展開になりそう。

それにしても六兵衛の正体と目的が気になりますねー。
偽物なのにカッコよすぎ。

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