「黒書院の六兵衛」第2話あらすじ感想

WOWOW「黒書院の六兵衛」ネタバレ感想

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WOWOWの連続ドラマ「黒書院の六兵衛」第2話のあらすじと感想です。

ますます謎めいていく六兵衛。
でもユーモアたっぷり。

第2話のあらすじ

勅使の入城が迫る中、加倉井(上地雄輔)は、長州藩の大村益次郎(波岡一喜)から城に残っている者と出ていった者の名簿を作るよう命じられる。

的矢六兵衛(吉川晃司)の扱いに困り果てた加倉井は、福地(駒木根隆介)と共に六兵衛の屋敷を訪ねる。六兵衛の父・清右衛門(田中泯)は刀を抜く勢いで「去れ」と脅し、妻(若村麻由美)も多くを語らず六兵衛の着替えを渡すのみ。

使用人の話によると、ある朝突然見知らぬ家族が現れ、家族ごと入れ替わったと言う。さらに、元の六兵衛が薩摩と繋がりのある悪徳高利貸の淀屋辰平(伊武雅刀)と会っていたことも判明。福地は、薩摩が六兵衛を城内に送り込むために入れ替わりを仕組んだのではないかと推測する。

加倉井は、勅使を迎える大広間から六兵衛を追い出すため、六兵衛に風呂を勧める。だが風呂から出た六兵衛は、さらに格式の高い「帝鑑の間」へ移動し、居座りを続ける。

勅使・西郷隆盛(竹内力)の入場を明日に控え、焦った加倉井は六兵衛から脇差しを預かるため、自らふんどし一丁となって六兵衛に頭を下げる。六兵衛は加倉井の頼みに応じて脇差しを差し出すが、その刀は名刀肥前忠吉だった。

キャスト

的矢六兵衛……吉川晃司
加倉井隼人……上地雄輔
福地源一郎……駒木根隆介
本多左衛門……山崎銀之丞
加倉井しずゑ……芦名星
田島小源太……粕谷吉洋
的矢六兵衛の妻……若村麻由美
的矢清右衛門……田中泯
淀屋辰平……伊武雅刀
勝海舟……寺島進
天璋院(篤姫)……前田亜季
西郷隆盛……竹内力
大村益次郎……波岡一喜
徳川慶喜……忍成修吾
明治天皇……片岡千之助
徳川慶勝……千葉哲也

第2話の感想

相変わらず、ひとことも喋らず居座りを続ける六兵衛。
でも存在感はひときわ。

加倉井をはじめ、周りの武士たちがわちゃわちゃしているので、よけいに六兵衛の所作の美しさが際立ちます。哀しいかな少し滑稽でもあるんだけど、そこがこの作品の狙いでしょう。

余談ですが、六兵衛の歩き方を見ていて、昔ちょっとだけやっていた弓道を思い出しました。
「すり足」という、弓道や剣道などの武道、相撲、能楽などで使用される基本動作です。

足を上げず、足の裏全体で地面をするようにして移動します。
これ、やってみるとけっこう難しくて、習いたての頃は「変な歩き方だなぁ」と思っていました。

足の裏を床から離さないように歩こうとすると、ツルツルの床でもつんのめりそうになったり、バランスを崩したりして、うまく進めないんですよね。

なので練習の時は、たいていの人が普通にペタペタ歩いていました。

わたしも結局、六兵衛のように上半身と下半身が一体化して、どっしりと、かつ美しく歩けるようになるまでには至りませんでしたねー。

六兵衛はいったい何者なんでしょうね?
これまでの話で、気になった六兵衛の謎をまとめてみました。

  • 元々の六兵衛とは別人で、ある日を境に入れ替わった
  • 家族も全員ニセモノらしい
  • 5千両で旗本株を買ったという噂がある
  • 元の六兵衛は薩摩藩と繋がりのある高利貸・淀屋辰平と会っていた
  • 所作や礼儀作法、剣術も完璧
  • 刀剣は初代肥前忠吉
  • 徐々に格式高い場所へと移動している
  • 手が汚い(妻も同じ)

ちなみに六兵衛が持っていた刀、初代肥前忠吉。
「開運なんでも鑑定団」で500万円の値がついていました。

手が汚い、というのも引っかかるのですが、お百姓さんだったということなんでしょうか?

それにしては所作や礼儀作法が完璧すぎるし、ただの百姓に5千両も出せるはずないし。まぁ、金の出所は伊武雅刀さん演じる淀屋辰平みたいだけど。

六兵衛の家族も、ニセモノとは思えない迫力でしたよね。
ちょっと……いやかなり、不気味でした。

田中泯さんに刀を持たせたらアカン。

加倉井はあっちからもこっちからも怒られて、気の毒。
損な役回りを引き受けちゃったねぇ。

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