中国ドラマ「摩天楼のモンタージュ~Horizon Tower~」第11話・第12話のあらすじと感想です。
残り4話なのに、まったく予想がつかないんですけど…。
今回はメイバオの弟イエ・シュージュンの話。彼については前回のメイリーの話でだいたいわかっているので、大きな驚きはなかったんですけども…。
あのマンションの女性たちは全員グルなの!?
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第11話・第12話のあらすじ(ネタバレ有)
ジョン刑事とヤン刑事は、メイバオの弟イエ・シュージュンへの事情聴取を行う。幼い頃から姉メイバオに守られてきたジュンは、「僕のピアノのせいで姉は死んだ」と語る。
ジュンがヨンユエンを疑っていると感じたヤンは「通報できるのはあなたしかいない」と告げ、ジュンを動揺させてしまう。聴取は中断され、ヤンはジュンのマネージャーから苦情を訴えられる。
ジョンとヤンはメイバオの一家が住んでいた町を訪ねる。2人にピアノを譲った写真館の店主は「父親は悪魔のようだった」言い、町中の者が哀れに思っていたと話す。
父ヨンユエンはジュンがピアノに傾倒することを快く思わず、ジュンの代わりにメイバオをお仕置きする。さらに、せっかく手に入れたピアノも燃やしてしまう。
メイバオが死んだ夜、ジュンはコンサートの直前に姉からの電話を受け、異変を感じてマンションを訪ねていた。だが既にメイバオは死んでおり、秘密を守るためにミンユエの部屋に匿われたのだった。
ヤンのもとにジュンから「話をしたい」と連絡が入る。
署での事情聴取に応じたジュンは、ピアニストとして成功した数年前から実父ヨンユエンに脅迫され、大金を脅し取られていたことを打ち明ける。ヨンユエンが強請のネタに使ったのは、幼いメイバオを暴行したときの証拠写真だった。
だがメイバオに止められ、1年前に金を渡すのをやめたという。そのときヨンユエンが「メイバオを殺す」と言っていたことから、ジョンは父の犯行だと断言。ジョンとヤンはヨンユエンを指名手配しようとするが、ジュンの証言だけでは犯行を断定できないとリウ・フェイ警部補に退けられてしまう。
そんな時、摩天大楼に泥棒が入り、シエ・バオルオが殴られたと通報が入る。泥棒は引っ越し業者を装ったヨンユエンだった。彼はなぜかダーセンの家に侵入し、妻モーリーと鉢合わせていた。
ジョンとヤンがダーセンの部屋を訪れると、モーリーと一緒にいたのはモンユーの愛人ディン・シアオリンだった。2人が懇意にしていることに違和感を覚えるジョン。密かにモーリーらと情報共有していたミンユエは、ヨンユエンがメイバオを暴行していたことを示す証拠の写真をジョンに提出する。
メイバオの部屋で見つかったルイス・ラグランジュのレコードに買い手がつくが、ただの収集家で事件とは無関係だった。だがレコード盤からヨンユエンの指紋が検出され、ついに指名手配の許可が下りる。
そこへヨンユエンが署に出頭してくる。事情聴取に応じたヨンユエンは、「メイバオを殺したのは私ではありません。メイバオの一人芝居です」と語る。
第11話・第12話の感想(ネタバレ有)
弟イエ・シュージュンの告白
ピアニストとして成功したメイバオの弟ジュンは、2年前から父ヨンユエンに強請られていたことを供述しました。ってことは、メイバオはあのときヨンユエンを殺さなかったんですね。あの後2人がどうなったのか、気になるなぁ。
時系列にすると、
- メイバオとジュンが写真館の店主からピアノをもらう
- メイバオが継父から暴行を受ける(写真を撮られる)
- 父にピアノを燃やされる
- 怪我をした母親と病院へ行き、医師のメイリーと出会う
- メイバオが継父を通報する
- 母と父が行方をくらまし、メイリーが2人の面倒を見る
- 母が戻ってきて3人で暮らし始めるが、母が父に連れ戻される
- 母が自殺を図り、メイリーがジュンを連れて逃げる
- メイバオが自宅に戻る
という流れになるかと。
ジュンのことで気になったのは、コンサートのたびに必ず席を3つ用意しているということ。ひとつは義母メイリー、ひとつは姉メイバオ、もうひとつは…誰?
マンション住人たちの奇妙な繋がり
ジュンはヨンユエンに「メイバオを殺す」と脅されていたこともあって、彼が犯人だと警察に訴えます。が、ヨンユエンは殺害を否定。
最大の謎は、なぜヨンユエンがダーセンの妻モーリーと知り合いなのか? ってことですよね。
殺人容疑をかけられて逃亡中のヨンユエンは、なぜかモーリーに助けを求めて彼女の部屋に侵入。そのときモーリーは仲介業者モンユーの愛人シアオリンと会っていて、さらに2人は小説家のミンユエとも密かに繋がっている様子。
どういうこと~~??
モーリー、シアオリン、ミンユエ、メイバオの4人が何らかの形で繋がっていて、秘密を共有していることは間違いないと思います。ただ、彼女たちが何を隠しているのかがわからない。
ジョン刑事の勘が当たっていて、ダーセンとメイバオの不倫関係が“偽装”だとしたら…実際に不倫しているのはモーリーとメイバオ…ってこと?
メイバオの周りの部屋
マンションの空き部屋問題も謎です。
メイバオが住んでいたのは、C棟2003号室。
隣の2002号室には作家のミンユエが住んでいます。
今月から売りに出されている2004号室、1903号室、2103号室は、メイバオの部屋の真上と真下、そして隣の部屋にあたります。
21階 | 2102号室 | 2103号室(空室) | 2104号室 |
20階 | 2002号室(ミンユエ) | 2003号室(メイバオ) | 2004号室(空室) |
19階 | 1902号室 | 1903号室(空室) | 1904号室 |
ジョン刑事の話では、この3部屋は1年以上住人がおらず、どうやら仲介業者のモンユーがわざと空室にしていたらしい。その理由にもダーセン夫妻が絡んでいるようなのですが、さっぱりわかりません。
次回はイエン・ヨンユエン編。
これまでの話では同情の余地もない酷い男ですが、彼にも言い分はあるのでしょうか…。
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