バビロン・ベルリン|全話あらすじ・感想・登場人物(キャスト)・時代背景

海外ドラマ「バビロン・ベルリン」各話あらすじ

各話のあらすじ(ネタバレ有)

シーズン1

1929年4月。ロシアの貨物列車が武装集団に乗っ取られる。男たちは運転士になりすまし、追加車両を列車に接続してベルリンへ向かう。
ケルンからベルリンに転任したばかりのゲレオン・ラート警部は、ブルーノ・ヴォルター上級警部と共にポルノ映画の撮影現場に踏み込み、撮影監督のケーニヒを逮捕する。ブルーノは撮影所にいた元警官フランツ・クライェフスキーを見逃し、情報提供者として利用する。
フランツはシュミット医師を訪ね、警察がケーニヒを逮捕したこと、彼らが盗撮フィルムを探していることを伝える。シュミット医師は謎の男に会い、その事実を伝える。
ゲレオンとケーニヒが顔見知りだと知ったブルーノは、ケーニヒを尋問してゲレオンとの関係を聞き出そうとする。押収したポルノフィルムを調べていたゲレオンは、その中に紛れ込んでいた1片のフィルムに気づく。写真に写る男は顔の部分が消されていた。
ベルリンのトロツキスト集団〈赤の砦〉のリーダー、アレクセイ・カルダコフは、列車が国境を越えたという知らせを受け取る。知らせを聞いた恋人のスウェトラーナとトロツキストたちは歓喜に沸く。

警視庁の独房で神父の訪問を受けたケーニヒは、尋問中にゲレオンの拳銃を奪い自殺を図る。ゲレオンはPTSDによる痙攣発作を起こしトイレで倒れるが、偶然居合わせたシャルロッテに助けられる。
行政長官のアウグスト・ベンダはゲレオンを呼び出し、ベルリンに移籍した理由を尋ねる。ゲレオンはケルン市長が“ある盗撮フィルム”によって脅迫を受けていること、次の選挙の前に事態を収めるよう依頼されたことを明かす。
カルダコフとスウェトラーナは列車の“貨物預かり証”を入手。明日にはイスタンブールに行くことが決定し、トロツキストたちは旅立ちの準備にかかる。その頃、ソビエト大使館を黒いコートの男が訪ね、トロツキスト集団のリーダーがカルダコフであるという情報を流す。
シャルロッテはナイトクラブ〈モカ・エフティ〉で男性歌手の歌声に酔いしれる。歌手の正体は男装したスウェトラーナだった。シャルロッテは売春宿になっている地下の一室で常連客の相手をする。
トロツキストのアジトだった印刷所はソビエト大使館の職員たちに襲撃され、〈赤の砦〉の仲間たちは皆殺しにされる。しかし偶然トイレにいたカルダコフはひとり難を逃れる。

ロシアの貨物列車がベルリンに到着する。貨車の金塊を確認したスウェトラーナは、運転士に行き先がイスタンブールからパリに変更になったと告げる。スウェトラーナを疑った運転士は銃を向けられ、その場から逃げ出す。
共産主義組織が5月1日にベルリンで禁止されているデモを強行するため、警察は厳戒態勢を敷く。ブルーノ夫妻に夕食に招かれたゲレオンは、ブルーノにベンダとの会話の内容を尋ねられるが、回答を拒否する。
逃亡した運転士はカルダコフの下宿を訪れ、そこに滞在するゲレオンと鉢合わせる。ゲレオンが借りた部屋は、かつてカルダコフが住んでいた部屋だった。ゲレオンとの格闘でバルコニーに投げ出された運転士は道路に落下し、カルダコフの下宿を見張っていたソビエト大使館の職員たちに拉致される。
拷問にかられた運転士は、貨物の中身がソロキン家の金塊であることと、イスタンブールにいるトロツキーに運ぶのが目的であることを告白する。

5月1日、ゲレオンとブルーノは共産党のデモ隊と警察部隊の騒乱に巻き込まれる。警官が群衆に向かって無作為に発砲する中、ゲレオンたちはクロイツベルクの民家に避難するが、その家の女性2人が弾丸を受けて死亡する。ゲレオンが連れてきた女性医師は共産党員で、ブルーノと激しく言い争う。
ゲレオンとブルーノが遺体に付き添って解剖室へ行くと、殺人課のベーム警部がシャルロッテを伴い現れる。ベームが担当する身元確認中の水死体は、昨夜ゲレオンの部屋に侵入しロシア人に拉致された男だった。ベームは事故死だと判断するが、シャルロッテは不自然だと反論し解剖室から追い出されてしまう。シャルロッテを刑事助手だと勘違いしたゲレオンは、2人で密かに捜査を続けることを提案する。
その頃、駅で足止めされていた貨物列車は、介入してきたソビエト政府の要望により、車庫で積荷の調査が行われることに。スウェトラーナは隙を見て金塊を積んだ車両のプレートをすり替える。帰宅したスウェトラーナは印刷所の襲撃から逃れたカルダコフに問い詰められるが、カルダコフへの愛が変わらないことを告げる。
シャルロッテは路上生活をしている友人グレータと再会し、〈モカ・エフティ〉に誘う。シャルロッテがグレータと踊っていると指名が入り、ブルーノが地下で客として待っていた。ブルーノはシャルロッテの売春を見逃す代わりに、ゲレオンの情報を流すよう命じる。
ゲレオンは下宿に残っていたカルダコフ宛の手紙からスウェトラーナの住所を突き止め、シャルロッテに調査を依頼する。

スウェトラーナに撃たれて窓から転落したカルダコフは、奇跡的に一命を取りとめる。シャルロッテはグレータに売春婦の仕事を紹介するが、グレータは帝王切開の傷痕を理由に断る。
ゲレオンは写真技師のグレーフから情報を得てフィルムラボを訪ねるが、ネガは保管されておらず、探しているフィルムにもたどり着けない。
5月1日のメーデーは多数の犠牲者を生み、警察への抗議運動は激化していく。警視総監と行政長官は暴動を鎮めるべく記者会見を開き、家庭内の事故で怪我を負った警察官を「ロシア共産党員から銃弾を浴びせられた英雄」として公表する。
カルダコフの行方を追うゲレオンとシャルロッテは、彼の荷物の中にトレチュコフのコンサートのチラシが入っているのを見つけ、2人で夜の街に繰り出す。2人はトレチュコフからカルダコフの正体と“赤の砦”のアジトを聞き出し、捜査の進展に心を弾ませる。

負傷したカルダコフは面識のないエドガーに助けを求め、協力してくれたら金塊の一部を渡すと約束する。
ゲレオンはベンダ行政長官に誘われて教会のミサに出席し、告解室で兄の妻と10年以上も不倫関係を続けていることを懺悔する。その後の茶会で、ゲレオンは警視総監から5月暴動の報告書を警察に有利になるように記述するよう圧力をかけられる。ゲレオンは銃撃で亡くなった女性たちの家を訪れるが、家族に追い返される。
その頃ニッセン家の敷地では、ゼーガース少将らによる秘密の軍事演習が行われていた。ニッセンとゼーガース少将は、国境付近で貨物列車が止められソ連の調査が入っていることに懸念を抱いていた。
ゲレオンはフィルムの手がかりを得るためブルーノに協力を求め、クライェフスキーを探し出して拘留する。ブルーノはシャルロッテからの情報でゲレオンがモルヒネを服用していることを知り、ゲレオンを罵倒する。
カルダコフは金塊の存在を証明すべく、エドガーを連れてアンハルター貨物駅の車庫へ向かう。カルダコフはスウェトラーナによってプレートがすり替えられた車両を開けてしまい、毒ガスを吸って重症に陥る。
シャルロッテは医学生の友人に頼んで身元不明の水死体を解剖する。そこへアンハルター貨物駅から遺体が運ばれてくる。

シュミット博士はクライェフスキーを例に戦争神経症に関する研究を発表するが、インチキ科学だと非難される。身元不明の水死体を鉄道員だと推測したシャルロッテは、アンハルター貨物駅で起きた事故と関わりがあると考え、ゴシップ記者を装って貨物駅に潜入。ガスの漏出で中毒者が出たことを知る。
シャルロッテからの連絡を受けて貨物駅へ足を運んだゲレオンは、現場を捜査していたベンダに〈黒い国防軍〉にまつわる極秘情報を聞かされる。〈黒い国防軍〉はソビエトから戦争物資の密輸を行っている秘密の戦闘部隊で、その手先が鉄鋼会社のアルフレッド・ニッセンだった。
シャルロッテはシュテファンと共にトロツキストのアジトだった印刷所を訪れ、イスタンブールの配達先住所が記載された貨物書類を見つける。グレータはベンダ家に雇われ、家政婦として働き始める。

逮捕されたニッセンは貨車から検出された毒ガスについて尋問を受け、輸入したのは殺虫剤で自分は嵌められたのだと主張する。スウェトラーナはニッセンと面会し、貨物列車に関するすべてを知っていると打ち明ける。グレータはベンダ一家の留守中に家を抜け出し、湖でフリッツとのデートを楽しむ。
独房で禁断症状に陥ったクライェフスキーは、ゲレオンとブルーノに盗撮フィルムの隠し場所を教える。ゲレオンは〈モカ・エフティ〉の経営者エドガーの部屋に潜入し、金庫の中に保管されていたフィルムを持ち出すことに成功する。
フィルムにはゲレオンの父エンゲルベルトの淫らな姿も映っていた。失望したゲレオンはケルンには戻らないことを父に伝え、フィルムを燃やす。
任務完了を祝ってバーで酒を飲んでいたゲレオンは、薬を盛られてエドガーの手下の司祭に拉致され、シュミット博士のもとへ運ばれる。朦朧とする中、司祭に追跡されながらも帰宅するゲレオン。セメントまみれになって下宿の前で倒れ込むゲレオンに声を掛けたのは、シャルロッテだった。ブルーノからシャルロッテの裏切りを聞かされていたゲレオンは、彼女の助けを拒む。

シーズン2

森に埋められていた〈赤の砦〉のメンバー15人の遺体が発見される。ゲレオンはベンダの要請で殺人課の捜査に加わることになり、シュテファンを助手に任命する。シャルロッテは裏切ったことを詫び、ゲレオンに印刷所で見つけた貨物書類を手渡す。
捜査会議に出席したゲレオンは、建設現場でコンクリート詰めの遺体が見つかったことを知る。被害者はベルリンの闇世界を牛耳るアルメニア人の手下で、“聖人ヨーゼフ”と呼ばれる巨体の男だった。遺体の銃痕を見たゲレオンは、ヨーゼフに追われるシーンのフラッシュバックに襲われる。
ゲレオンは解剖室へ行ってヨーゼフの体内から見つかった銃弾を受け取り、別のものとすり替える。さらに、あの夜着ていたセメントまみれのスーツを燃やす。
釈放されたニッセンは株式総会に出席し、会社のすべての職から解任されたことを知って愕然とする。スウェトラーナは失意のニッセンを訪ね、貨車にソロキン家の財宝が積まれていることを告白する。
ゲレオンを訪ねてベルリンに来たヘルガとモーリツは、ブルーノの好意でヴォルター家に滞在することに。ゲレオンとヘルガは密かに再会を喜び合う。

シャルロッテは〈モカ・エフティ〉で警視総監が何者かと話している現場を目撃する。列車をソ連に返すよう警視総監に圧力をかけていたのは、ソ連大使館のトロシンと大統領側近のヴェント大佐だった。しかしその後、大佐はニッセンから貨車のひとつに金塊が積まれていることを打ち明けられ、列車をソ連に戻すべきでないと力説される。
森で発見された遺体の鑑識結果により、〈赤の砦〉のメンバーを殺した犯人がソ連の大使館職員であることが判明する。ベンダとゲレオンはソ連大使館に赴き、〈黒い国防軍〉の情報を渡せば〈赤の砦〉の事件については黙認するとトロシンに交換条件を持ちかける。
母親が亡くなり、姉や義兄と揉めたシャルロッテは家を飛び出し、シュテファンの家を訪ねる。彼の両親から温かく迎えられ、泣き出してしまうシャルロッテ。母親の葬儀代はブルーノが払ってくれることに。
シュテファンはブルーノとヴェント大佐、ニッセン、スウェトラーナの密会現場を目撃し、彼らがソ連の列車を奪う計画を立てていることを知る。ゲレオンに知らせようとしたシュテファンだったが、居候先のヴォルター家に向かう途中、複数の男たちに追われ銃殺される。
ゲレオンのもとにエドガーが現れ、ラジオを聴くようにと告げる。

ゲレオンとベンダはソ連大使館のトロシンと取引を行い、逮捕した大使館職員を釈放する代わりに〈黒い国防軍〉の将校たちのビザ申請書を手に入れる。
彼らは赤軍の支援を受け、モスクワ南東のリぺツクで秘密裏に航空戦隊を編成していた。だが検察官は「書類だけでは証拠にならない」と言い、ゲレオンはベンダの要請を受けて飛行機で現地へ赴くことに。
ゲレオンはエドガーに渡されたメモに従ってラジオを聞き、シュミット医師の暗示療法に関する説明を聞く。“聖人ヨーゼフ”を射殺して遺棄する場面のフラッシュバックに悩まされるゲレオン。ヘルガの息子モーリツは、銃に強い関心を抱くようになる。
ベンダはシュトレーゼマン外務大臣に〈黒い国防軍〉が暗殺を企てていることを伝え、秘密基地の証拠を手に入れたらすぐに国防軍の将校たちを裁判にかけるべきだと訴える。
ゲレオンとカメラマンのグレーフは飛行機に乗り、証拠となる写真を空撮するため秘密基地があるリペツクに向かう。

リペツクでの極秘任務から帰還したゲレオンは、シャルロッテからシュテファンが死んだことを告げられる。遺体を発見したのは甥のモーリツだった。
銃弾を分析した結果、シュテファンを撃った銃は“聖人ヨーゼフ”を撃った銃と同じだと判明。だがヨーゼフを撃った銃弾はゲレオンがすり替えたもので、ブルーノがクライェフスキーから奪った銃で発砲したものだった。その事実を知らないベーム上級警部は、ゲレオンが2件の殺害に関与していると疑い追及する。
ゲレオンはシュテファンがベンダの密偵だったことを知り、その対象がブルーノだと推測。シュテファンを殺して手帳を奪ったのはブルーノではないかと疑う。一方シャルロッテは、母の葬儀代を肩代わりしてくれたブルーノがシュテファンを殺したとは信じられず、ブルーノを問い詰める。ブルーノは「妻の命に誓って殺していない」と断言する。
ゲレオンはヘルガとモーリツを連れて密かにブルーノの家を出て、ホテルへ移る。現場から持ち去られたシュテファンの手帳を探すため、ブルーノの自宅に忍び込むゲレオン。手帳はブルーノの机の引き出しの中から見つかり、ゲレオンはブルーノが犯人だと確信する。
手帳の内容はすべて速記で書かれており、ゲレオンはシャルロッテに手帳を預けて解読を頼む。しかしシャルロッテは帰宅途中に拉致されてしまう。

シャルロッテはエドガーのもとに連れて行かれ、金塊について聞かれる。何も知らないシャルロッテは答えることができず、冷蔵倉庫に監禁される。
ゲレオンたちが撮影した写真が有力な証拠となり、ゼーガーズ少将とベック少佐ら〈黒い国防軍〉の高官15人が逮捕される。だが将校たちは口を割らず、権力者の圧力に屈した警視総監ツェルギーベルは関与を拒む。
ブルーノの家の地下室から武器が運び出される。ブルーノは逮捕された参謀たちが集う拘置所へ行き、“聖体の休日作戦”について説明する。それはオペラ観戦中のシュトレーゼマン外相とブリアン外相を暗殺し、全兵士を出動させて国会議事堂と警視庁庁舎を占拠、民主主義者全員を拘束して君主制を復活させるという壮大なクーデター計画だった。
グレータはドイツ共産党の集会所でフリッツと待ち合わせるが、フリッツはグレータの目の前で警官に撃たれてしまう。
シャルロッテの居場所を探すゲレオンは、ブルーノを問い詰める。2人は殴り合いの末に、シャルロッテを探すため〈モカ・エフティ〉へ向かう。そこで歌手ニコロスとしてステージに上がっていたスウェトラーナと出会い、貨車の金塊が共産党員に盗まれた彼女の父親の財産であることを聞かされる。
参謀たちの釈放を迫られたゲレオンは、〈黒い国防軍〉に関する記事を書いたカテルバッハを訪ね、記事の情報源について聞く。ゲレオンはベーンケから部屋に置き忘れた黒いファイルを受け取り、カテルバッハと共に情報提供者のもとへ向かう。
シャルロッテは冷蔵倉庫でシュテファンが残した手帳を読み、彼がブルーノを監視していたことを知る。

カテルバッハが呼んだ情報提供者は、ゲレオンの目の前で射殺される。ゲレオンはベーンケに渡された黒いファイルの中に、ソ連に発注した窒息剤の注文請書を見つける。書類にはゼーガーズ少将のサインがあった。ベンダはこの事実を記者会見で公表することを決める。
グレータはオットーからフリッツの死を知らされ悲嘆に暮れる。フリッツを殺したのはベンダの手下だと聞かされたグレータは、復讐心を募らせる。
聖体の祝日当日、ブルーノは警備の警官になりすまして劇場に潜り込み、狙撃の準備を進める。ラジオ放送を聞いていたゲレオンは劇場へと急行し、舞台の足場でブリアン外相を狙うシェアーを発見。取り押さえようとするが、シェアーはブルーノに射殺されてしまう。ブルーノはシュトレーゼマン外相を狙って発砲するが当たらず、作戦は中止に。ベンダはクーデターを食い止めたゲレオンを評価し、計画の中心人物はブルーノだと確信する。
冷凍倉庫から出されたシャルロッテは、エドガーに金塊の車両番号がすり替えられていたこと、列車がロシアの国境を越える前に〈黒い国防軍〉が金塊を盗む計画があることを伝え、解放される。
警視庁で大々的な記者会見が開かれることになり、マスコミが殺到する。しかし直前になって大統領が現れ、ゼーガース少将を連れて帰る。会見は中止になり、これ以上の捜査をせず列車をソ連に戻すよう、大統領から正式な命令が下される。

シャルロッテはゲレオンのいるホテルを訪ね、ブルーノとニッセンが金塊を積んだ列車を127キロ地点で強奪する計画を企てていることを伝える。ゲレオンはベンダに報告するが、ベンダはこれ以上列車に関わるべきではないと主張する。
ゲレオンはシャルロッテと共に127キロ地点へ向かう途中、突っ込んでくる対向車を避けようとして川に転落。車は川底に沈み、シャルロッテは車内から脱出できずに溺れてしまう。対向車を運転していたのはブルーノだった。ブルーノは2人が湖面に浮いてこないのを確認し、その場を立ち去る。
グレータはベンダの留守中にフリッツの友人オットーを家に招き入れ、ベンダの書斎の机の下に爆弾を仕掛ける手助けをする。夜になってベンダが帰宅し、グレータは隙を見て逃げ出すが、ベンダの妻と子供たちが予定を早めて帰ってくる。
駅に向かったグレータは、そこで死んだはずのフリッツを目にする。「人違いだ」と言い張り、グレータを突き飛ばすフリッツ。グレータは急いでベンダ家に戻ろうとするが、辿り着く前に書斎に仕掛けた爆弾が爆発してしまう。

ゲレオンに救出されたシャルロッテは、人工呼吸で息を吹き返す。援軍と合流したゲレオンはシャルロッテをグレーフに託し、ヘニングとチェルビンスキーを連れて列車に飛び乗る。
ロシアに向かっていた列車は127キロ地点で〈黒い国防軍〉によって阻まれ、ブルーノは金塊が積まれたTY2305の車内へ1人で入っていく。そこへ銃を手にしたゲレオンが現れ、ブルーノに向かって発砲。銃弾を受けた金塊が割れ、中から黒い炭が現れる。貨車に積まれていたのは、すべて金塊に見せかけた石炭だった。
ブルーノが外へ出ると、エドガーの手下によって〈黒い国防軍〉の見張りは全員殺されていた。ブルーノは密かに列車を発車させ、ゲレオンと列車の上で撃ち合いになる。ブルーノは貨車の連結を外して逃れようとするが、貨車から漏れた毒ガスに煙草の火が引火して列車は爆発する。
ベンダが死亡し、新たな行政長官にヴェント大佐が着任する。ゲレオンは非公式に組織内の不正行為や政治的行動を調査する「内部改正課」を任される。シャルロッテは願書が受理され、晴れて殺人課の刑事助手になる。
ゲレオンとシャルロッテはスウェトラーナの家を調べ、ソロキン家の肖像画に娘が描かれていないことに気づく。スウェトラーナの正体はソロキン家を裏切った運転手の娘で、本物の金塊の行方を知らなかった。絵に描かれたおもちゃの貨車は金色に塗られており、タンク自体が金製であることを示していた。
5月1日事件の裁判が行われ、ゲレオンは「共産党員が発砲した」というブルーノの報告が事実だと証言する。ヴォルカー医師ら共産党員は報復のためゲレオンを殺そうとするが、エドガーが救出。ゲレオンはシュミット医師の催眠療法によって、恐怖の源である1918年11月14日の前線で起こった真実と向き合う。
ゲレオンは助けを呼ぶ兄アンノーを救出せず、置き去りにして逃げたのだった。慟哭するゲレオンの前に、アンノーが現れる。ゲレオンはシュミット医師が兄アンノーであることに気づく。

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