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感想(ネタバレ有)
衝撃的な終わり方で鳥肌が立ちました。ゲレオンとヘルガはどうなるんだろう。グレータのその後も気になる。それにしてもシャルロッテが生きてて本当によかった……(死んだと思った)。
シーズン3の放送を待ち望む
なじみの薄いドイツ製ドラマで、どうなのかなと思ったんですけど、見てよかったです。最初の頃はドイツの歴史背景と登場人物を把握するのに精一杯で、何がなにやらわからない状態だったんですけども。
ストーリーが進むにつれ面白くなってきて、登場人物にも愛着が湧いてきて、すっかりこのドラマの虜になりました。世界観の作り込みが素晴らしくて、まったく違和感がないんですよね。
わたしはドイツに詳しくないし現物を見たわけでもないので「当時とそっくり」かどうかはわからないけど、作り物感はまるで感じさせませんでした。とてもリアルで、生活感・使用感に溢れてた。
違和感がなさすぎて、現代なのか過去の時代なのか一瞬わからなくなってしまうほどでした。
ゲレオンのトラウマの正体
シーズン1からずっと引っ張ってきたゲレオンのトラウマの正体が、シーズン2の最後に明かされました。
ゲレオンの回想シーン(偽物)に騙されましたね。真実は、お兄さんを助けずに置き去りにしてたんですね。お兄さんを助けたのに何故そんなに自分を責めるのか、ずっと不思議だったんですよ……。
置き去りにしたのは、兄が死ねばヘルガが手に入るという気持ちがあったから。その事実を誰にも言えず、罪悪感に苦しんでいたのでしょう。しかし、まさかシュミット医師がアンノーだったとは!
罪を告白した相手が兄だったことは、ゲレオンにとってよかったかもしれない。アンノーが生きているとわかった以上、ヘルガとの仲は終わるだろうなぁ。わたしはシャルロッテとくっついてほしいので、そのほうが嬉しいけど。
ソロキン家の財産の行方
シーズン1のオープニングから始まった列車にまつわる謎も、ひとまず解明しました。
列車に積まれていたのは、金塊に見せかけた石炭。「貨車の“タンク”そのものが金でできている」ことが判明しました。これ、今後どうなるんでしょうね? スウェトラーナは諦めずに追うつもりかしら?
そのスウェトラーナも、実はソロキン家の令嬢ではなく、ソロキン家を裏切った運転手の娘だったことが明らかに。これも予想外でした。
騙されたグレータ
ベンダ家のメイドに雇われて、ようやく安住の場所を手に入れたグレータでしたが……恋人フリッツをベンダに殺されたと思い込み、爆弾を仕掛ける手伝いをすることに。
結局、フリッツは死んでなくて、騙されていたことに気づきますが、すでに遅く。仕掛けた爆弾が爆発してベンダは死に、グレータは逮捕されてしまいました。
フリッツは最初からグレータを利用するつもりで近づいたのでしょうか。「男はみんなクズよ」というシャルロッテのしたたかさが彼女にわずかでもあれば……。
いや、グレータは何も悪くない。どう考えてもフリッツのやり方が酷すぎる。
シーズン3でグレータを救ってくれる人が現れることを願います。
いくつかの気になる謎
現時点で、まだハッキリしないことがいくつかあります。
まず、シーズン1のメインだった「盗撮フィルム」に関わる者たちの正体です。彼らはどういう経緯で、盗撮フィルムに関わってたんだろう? シュミット医師とエドガーは、どういう関係? そこはスルーなんだろうか。
それから、〈赤の砦〉のリーダーだったカルダコフはどうなったんだろう? 毒ガスを浴びてシュミット医師のところに運び込まれてから、ぱったり出なくなったけど。死んでないですよね?(見落とした?)
※追記:最終話を見直したら、スウェトラーナが歌っていたパリのキャバレーに現れた紳士がカルダコフだったことに気づきました! すっかり身なりがキレイになっていたので気づかなかった!
そして、“聖人ヨーゼフ”を殺したのは本当にゲレオンなんだろうか?
わたしはシュミット医師が暗示をかけて、そう思わせているだけかと思ってたんだけど、彼がアンノーなら、あの時ゲレオンにかけた暗示は「ヨーゼフを殺したことを忘れさせる」ものだったのかもしれない。
薬局の人に命じて変更させたゲレオンの薬も、悪いものではなかったのかな。
シーズン3はドイツで来年1月に放送予定なので、その後日本にも上陸すると思われます。早く続きが見たいので、なるべく早く放送してほしいです。
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