今回は、わたしが面白いと思った予想外な結末&どんでん返しが面白い映画を紹介します。
予想を裏切られたり、どんでん返しで驚かされる作品が好きで、よく見ています。たぶん好きな人多いんじゃないかな~と思い、私の好きな映画を集めてみました。
事前にネタバレ情報を入れないことはもちろんですが、なるべく過度な期待をせずに見ることをおすすめします。
女神の見えざる手
初めて見たとき、緻密な脚本に度肝を抜かれた作品。政治を陰で動かすロビイストをジェシカ・チャステインが熱演。前半はやや我慢が必要ですが、ラストの伏線回収は鮮やか。最後まで見てほしい!
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search/サーチ
失踪した娘を懸命に捜す父親の姿を、パソコン画面の映像だけで見せていく画期的な作品。スピーディーでスリリングな展開に目を奪われます。何が起きているのか想像する楽しさもあって、最後まで画面にクギヅケでした。
コンフィデンスマンJP ロマンス編
詐欺師トリオが活躍するテレビドラマの劇場版。ドラマのゲストが多数再登場していますが、本作だけでも楽しめます。個人的にはドラマよりも映画版のほうが大掛かりで好き。騙し騙されのコンゲームが好きな人は楽しめるはず。
※レビューはこちら(ネタバレなし)。
スティング
1936年のシカゴを舞台に、仲間を殺された詐欺師たちがニューヨークの大物相手に復讐計画を企てる犯罪コメディ。コンゲームの代表作ともいえる傑作です。誰もが一度は耳にしたことがある軽快な音楽も秀逸。わたしは10代のときに初めて見て、コンゲームの面白さにハマりました。ロバート・レッドフォード&ポール・ニューマンがとにかくカッコイイ!
君だけが知らない
事故で記憶を失い、幻覚で未来を見るようになった女性が、不可解な事件に巻き込まれていくサスペンス映画。主人公が記憶喪失なので、何が現実で何が妄想で何が真実なのかわからず、見ているほうも混乱します。巧みな仕掛けに翻弄されるけれど、ラストの余韻は悪くない。
オーロラの彼方へ
過去と繋がる無線を通して、亡き父とともに事件解決に挑む刑事の奮闘を描いたサスペンスファンタジー。最近リメイクされたり似たような設定のドラマが韓国で作られたりしましたが、こちらが本家本元。昔から大好きで何度も見ています。
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月に囚われた男
月の基地にたったひとりで滞在する男が奇妙な出来事に見舞われる話。デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズの監督デビュー作。500万ドル以下の低予算映画なのに面白い(暗いけど)。「2001年宇宙の旅」へのリスペクトも感じられ、ちょっと懐かしさをくすぐられるところも好き。
ミッション:8ミニッツ
列車爆破事故の真相をさぐるため、〝爆破前の8分間〟を何度もループする男の話。違和感の正体が徐々に解き明かされていくストーリーには何度見ても興奮させられます。想像を掻き立てられる結末も素晴らしく、深い余韻を残す傑作。
去年の冬、きみと別れ
猟奇殺人事件に関わった主人公が、徐々に追い詰められていく様をスリリングに描いたサイコサスペンス。原作の叙述トリックを見事に映像化しています。
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シックス・センス
死者を見る特殊な能力“第6感”を持つ孤独な少年と、少年の治療にあたる精神科医の物語。ホラーが苦手なわたしには心霊描写がかなり怖かったのですが、この作品は我慢してでも見る価値がありました。衝撃的なラスト(公開当時は斬新だった)よりも、死者との交流が切なくて染みる。
手紙は憶えている
原題は「Remember」。家族を殺した元ナチス兵への復讐のため、単身旅に出た認知症老人を淡々と描いた作品。独創的な脚本、映像、音楽どれも素晴らしい。主演のクリストファー・プラマーは、「サウンド・オブ・ミュージック」でトラップ大佐を演じた方。
鍵泥棒のメソッド
巧みな脚本に唸らされます。ある偶然から2人の男の人生が逆転し、そこから予測不能な展開に。ハラハラさせられるストーリーなのに笑いどころ満載で、何度でも見たくなる。前半と後半で真逆のキャラクターを演じる香川照之さんに注目。ラブストーリーとしても楽しめます。
情婦
アガサ・クリスティの『検察側の証人』を映画化。未亡人殺人事件をめぐって二転三転する法廷劇を、ユーモアタッチで描いた名作です。マレーネ・デートリッヒやタイロン・パワーなど映画史上に残る名優たちの演技も見どころ。
鑑定士と顔のない依頼人
美術品にしか興味がない偏屈な鑑定士が、謎めいた女性の鑑定依頼に翻弄されていく話。劇中に登場する美術品の数々が素晴らしく、作品全体の雰囲気がとてもいい。人生の苦味を受け入れられる人に。
真実の行方
大司教惨殺事件の容疑者として逮捕された内気な青年アーロン。敏腕弁護士マーティンは彼の無実を信じ、裁判で正義を訴えますが、やがて驚くべき真実に辿り着きます。エドワード・ノートンの映画デビュー作。
アフタースクール
30代になった同級生たちの“大人の放課後”を描いたサスペンス・コメディ。巧みな伏線と構成で最後は驚きの展開に。何度も見ていますが毎回面白いです。実力派キャストの共演も見どころ。
アイデンティティー
嵐の夜、人里離れたモーテルに閉じ込められた11人が、ひとり、またひとりと惨殺されていきます。ラストで明かされる驚愕の真実に、見終わった後しばらく茫然としてしまいました。怖いのに、少しだけ切なくなる作品。
パーマネント野ばら
原作は西原理恵子さんの同名コミック。港町の小さな美容室に集まる個性豊かな女性たちを温かいまなざしで描いた作品。ほのぼのと笑える日常描写の中に隠された、悲しい嘘が切ない。
テキサスの五人の仲間
ポーカー・ゲームを中心とした西部劇。金持ちたちがホテルに集まって行うポーカーの大勝負に、通りすがりの旅人が参加。ところが予期せぬことが起こり…。ギャンブラーを演じる個性的な俳優陣がいい味を出してます。
ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
死刑囚のデビッド・ゲイルに指名され、死刑執行前の3日間に独占インタビューを行うことになった雑誌記者ビッツィー。彼の話を聞くうちに冤罪を疑うようになるのですが、果たして真実は…。見終わった後、結末について誰かと話し合いたくなります。
カラスの親指
原作は道尾秀介さんの推理小説。偶然出会った詐欺師コンビと姉妹&青年が一世一代の大勝負に挑みます。すべての伏線が回収されるラスト20分はお見事。ブレイク前の能年玲奈さん、古坂大魔王さんなど、キャストも豪華。
マッチスティック・メン
潔癖症の詐欺師が、突然現れた14歳の娘に振り回される話。犯罪モノですが暴力シーンはほぼなし。ニコラス・ケイジ演じる主人公が、ぎこちないながらも父親になろうと奮闘する姿が微笑ましい。ラストも含めてほっこりするところが好き。
プレステージ
19世紀末のロンドンを舞台に、2人の天才マジシャンの対立を息詰まる展開で描いたサスペンス。クリストファー・ノーラン監督が作る奇怪な世界が大好きです。19世紀末のロンドンの雰囲気も◎。
メメント
10分しか記憶を保てない記憶障害に見舞われた男が、わずかな手がかりをもとに妻を殺した犯人を探し出そうとするサスペンス。ラストシーンから事件の発端に向かって時間が巻き戻されていく斬新な構成がたまらなく面白い。クリストファー・ノーラン監督の出世作。
イニシエーション・ラブ
「原作のトリックをどう映像化するんだろ?」と興味津々で見た作品。雰囲気の違いはあるものの、映像ならではの材料やアイデアを使ってうまく仕上げていました。80年代が舞台になっていて、その世代を知る人には懐かしいものがたくさん登場します。1987年のヒット曲「SHOW ME」の使い方が抜群。
君が生きた証
銃乱射事件で息子を亡くし、荒んだ生活を送っていたサム。ある日、亡き息子が遺した自作のデモCDを聞き、場末のライブバーで演奏したところ、ロック青年クエンティンに気に入られ…。親子ほど年の離れた2人が音楽を通じて再生していくさまを描いた感動作。
オリエント急行殺人事件
アガサ・クリスティの名作「オリエント急行の殺人」をオールスターキャストで映画化。大陸横断列車オリエント急行の車内で殺人事件が発生し、たまたま乗り合わせた私立探偵エルキュール・ポアロが事件の調査に乗り出す。終盤の謎解きは何度見てもワクワクします。
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