どうも、夏蜜柑です。
WOWOW連続ドラマ「ダイイング・アイ」第5話。
慎介が記憶を取り戻し、事故の全貌が明らかに。
2台とも隠蔽が行われていたんですね。
そして慎介もまた、欲望に打ち勝てなかった。
交通事故は誰にでも起こりうるものだけに、恐ろしいです。
[kjk_balloon id=”9″]榎木さんはどこへ行ったんでしょうねぇ。[/kjk_balloon]
第5話のあらすじ
- 瑠璃子(高橋メアリージュン)の正体が、木内春彦(淵上泰史)の婚約者・上原ミドリ(水沢エレナ)だと気づいた慎介(三浦春馬)は、江島(生瀬勝久)を家の前で待ち受けて問い詰める。
- 江島の運転する車に乗った慎介は、助手席で成美(松本まりか)のネイルを見つける。慎介は車を止めようとして事故当時の記憶を取り戻し、運転していたのが自分ではなく江島だったことを思い出す。
- 江島の運転する車に同乗していた慎介は、事故の直後に江島から「おまえが運転していたことにしてほしい」と取引を持ちかけられ、3000万円で身代わりを引き受けたのだった。金は店を出すための資金にするつもりだった。
- しかし慎介が記憶を失ったことを知った江島は、金を取り戻そうと画策。成美に命じて金を探させるが、借金を抱えていた成美はその金を持って逃亡した。江島は成美を探し出し、金を奪って成美を殺した。
- 江島は「成美は金を持って逃げ、行方不明だということにしてほしい」と再び慎介に取引を持ちかける。慎介は江島に5000万円を要求し、金を受け取ったらすぐに逃げられるよう準備する。
- 慎介のアパートに瑠璃子が現れる。瑠璃子は慎介との子どもをつくると一方的に主張し、それが嫌なら殺してと言う。瑠璃子から逃げた慎介は、木内と会う。そして木内もまた上原ミドリの身代わりになっていたことを知る。
- 事故当時、車を運転していたのは上原ミドリだった。ミドリは酒を飲んでいたため、木内はとっさにミドリを逃がし、自分が運転していたことにした。だが、事故の時、岸中美菜絵(高橋メアリージュン)が死んでいくさまを目の当たりにしたミドリは、岸中美菜絵に取り憑かれたのだと言う。
登場人物の詳細はこちら
WOWOW「ダイイング・アイ」登場人物(キャスト)・全話あらすじ感想・原作
第5話の感想
事故の真相
人間の弱さを見せつけられますね……。
事故当時、車を運転していたのは慎介ではなく江島。
対向車のほうも、木内ではなく婚約者のミドリでした。
木内はとっさに婚約者のミドリをかばって、自分が運転していたことにした。ミドリは飲酒運転だったので、酒を飲んでいない自分が身代わりになったほうが軽い罪で済むと考えたのです。
でも、やはり頭のどこかには、自分の未来を邪魔されたくないという思いもあったでしょうね。社長令嬢と結婚して順風満帆な人生を送ることが約束されていたわけですから。
木内に「彼女が運転していたことは黙っていてほしい」と相談された江島は、そのとき慎介を身代わりにすることを思いつきました。自己保身の連鎖ですね。
江島に取引をもちかけられ、いったんは拒むものの、金に目がくらんで引き受けてしまう慎介。
これらのやりとりが、事故直後のわずかな時間で行われていました。
人一倍どんくさいわたしには、ちょっと想像できません(たぶんオロオロしてるだけ)。
殺された成美
さらに江島が酷いのは、慎介が記憶を失ったと知って金を取り戻そうとしたことです。
江島は成美に金を探すよう頼んだけれど、成美は成美で金に困っていて、見つけた3000万円を持ち逃げしてしまう。結局、江島に見つかった成美は殺されてしまったようです。
事故に遭わなかったのは運がよかっただけなのだが、本人はそのことに気づいていない。おそらく現在生きている人間のほとんどが、そういう幸運に助けられて生きている。
江島のこのセリフには頷けますが、その後の結論には首を傾げてしまいます。
俺は33で銀座に店を持った。危ない目にも遭ったが、それらを切り抜け、店を続けてきたのは、自分の力で運を引き寄せたからだ。運の悪いやつは、結局バカなだけなのだ。
金で人を動かすことの、いったいどこが「運を引き寄せた」なのか。
この人が「強運」だと思い込んでいるものは、別物だと思うなぁ。
▼
事件の真相は明らかになりましたが、まだ続きがあるようです。
なぜミドリが瑠璃子になったのか。
次回は最終回です。