「ダイイング・アイ」最終話|ミドリが瑠璃子になった理由

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どうも、夏蜜柑です。
WOWOW連続ドラマ「ダイイング・アイ」最終話(第6話)。

事故の真相は第5話で明らかになっているので、最終話ではミドリが瑠璃子になった経緯が詳しく描かれました。

瑠璃子の最期が切なかったです。

同じ事故の当事者でも、ミドリと江島とではこうも違うのかと。
でも、どちらも幸福にはなっていないんですよね。

[kjk_balloon id=”18″]榎木さん、殺されていたのか。[/kjk_balloon]

最終話のあらすじ

  • 木内(淵上泰史)は慎介(三浦春馬)にすべてを語る。事故を起こした上原ミドリ(水沢エレナ)は、岸中美菜絵(高橋メアリージュン)の命を奪った事実を受け止めきれず、精神を病んでいく。
  • ミドリの父はミドリをタワーマンションに監禁し、木内に大金を払って世話係を命じた。だがミドリは美菜絵の夫・玲二(柿澤勇人)のアパートに通い詰め、やがて玲二のマネキン制作をサポートするようになる。
  • 美菜絵を蘇らせようとする玲二に応えるように、ミドリは美菜絵と同じ顔になるため整形手術を受ける。しかし玲二はミドリを受け入れることができず、慎介を襲った後、自殺を図ったのだった。
  • 瑠璃子(高橋メアリージュン)として慎介の前に現れたミドリが子どもを望んでいたのは、美菜絵が妊娠していたからだった。その事実を初めて知った慎介は、罪悪感で心を痛める。
  • 「交通事故に遭うかどうかは運だ」と言いきる江島(生瀬勝久)に対し、思わず怒りを覚える慎介。だが江島は「おまえも同罪だ」と言う。慎介は江島から口止め料の5000万円を受け取り、アパートに帰る。
  • 慎介はアパートに潜んでいた江島に襲われ、殺されそうになる。そこへ瑠璃子が現れ、江島に「私を殺しなさい」と言う。江島は瑠璃子をベランダから突き落とす。
  • 江島は駆けつけた小塚(木村祐一)にその場で逮捕される。木内の証言により、瑠璃子に殺された刑事・榎木の遺体も発見される。江島は留置所で錯乱状態に陥り、自ら両目を潰して失明する。
  • 慎介は罪を償い、バーテンダーを辞めて田舎へ帰ることに。そして亡くなった人たちのために、二度と事故のことを忘れないと誓う。

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最終話の感想

隠蔽工作をして表面的には繕えても、人の心はそう簡単にはいかない。

事故を起こしたミドリは、最後まで自分の罪を受け入れることができませんでした。
ひとりの女性(と子ども)の人生を奪ったことに、心が耐えられなかったんですね。

裁判や賠償金や話し合いなどで〝解決〟できるのは、問題の一部に過ぎない。
本当に罪を償うというのはどういうことなのか、考えさせられました。

瑠璃子の死

江島が事故の当事者であることを知り、「許さない」と言った瑠璃子。

「私を殺しなさい。そして今度こそ忘れないで。あなたが私を殺したということを。あなたが殺した女の顔を。目を」

美菜絵として江島に殺されることは、彼女の願いだったのでしょうか。
その後、江島は瑠璃子の目に取り憑かれ、錯乱状態に陥って自ら両目を潰し、失明しました。

瑠璃子(ミドリ)は、美菜絵の代わりに復讐を果たしました。
その方法でしか、彼女は罪を償えなかった……と言えるかもしれません。

自らの罪を受け入れる慎介

瑠璃子の正体を知って、あの事故が多くの人の人生を狂わせたことに気づいた慎介。

慎介が取引に応じなければ、江島から金を受け取っていなければ、恋人の成美も江島に殺されることはなかった。自分が犯した罪に打ちのめされながらも、慎介は江島からの金を拒めない。

もし江島が襲ってこなければ、慎介は5000万円を持って逃げていたはず。
最終的に慎介を救ったのも、瑠璃子の死だと言えるかも。

ひとつ気になったのは、慎介が美菜絵の妊娠を知らなかったこと。
そういうことって、裁判で明らかになるんじゃないのかなぁ。

総評

前半はホラー的な要素が濃かったのですが、後半は人間の弱さや醜さが浮き彫りになり、別の恐怖と不気味さを感じさせる重層的なドラマになっていました。

この物語は「瑠璃子」の見せ方や存在感が鍵だったと思いますが、マネキンというアイテムを生かしてうまく表現されていたと思います。

瑠璃子の人間離れした不気味さにも納得できる理由があり、最後に瑠璃子が江島を追い詰めるシーンは、切なさや不気味さが相まって鬼気迫るものがありました。

全体的に攻めた内容で、見応えのあるドラマでした。