WOWOWの連続ドラマ「イアリー 見えない顔」第5話のあらすじと感想です。
怖いけど面白いですね!
早く続きが見たいです。
ついにラスボス登場。
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第5話のあらすじ(ネタバレ有)
石田(筧利夫)が理事に任命されたことを知った広川(オダギリジョー)は、石田の姑息なやり方を責める。刑事の橋本(田中要次)は〈煌臨会〉について捜査を続け、広川の妻・緋冴(月船さらら)と自殺した八多という女性が親しかったことを突き止める。
広川は、〈煌臨会〉がこの土地の信仰と関わりがあるのではないかと推測。古い資料から、この土地が昔「手笠村」と呼ばれ、煌明院という療養所で「手重ね」が行われていたことを知る。煌明院があった場所は、現在の大学の所在地と一致していた。
疑心暗鬼に囚われた広川は、石田の自宅を訪ねて〈煌臨会〉との関係を問いただすが、はぐらかされる。広川は石田に勧められた酒を飲んで意識を失い、気がつくと石田が血を流して死んでいた。殺人容疑をかけられ、逃亡する広川。
栞(山田杏奈)の母・梓(相築あきこ)の病状が悪化。菜々美(黒島結菜)は偽の処方箋を使って薬を買う仕事を任されるが、薬局の薬剤師から怪しまれ逃げ出す。麗(仲里依紗)は大学を辞め、母・和美(内田春菊)に「私を解放してほしい」と訴える。
広川は、煌明院で手重ねを行っていた医師の家族を探すため、家族が移住したという山梨県の安燈村へ向かう。だが安燈村の住人は30年前に突然行方をくらまし、残っていたのは廃墟となった建物だけだった。広川はそこで「仏上家」の墓を見つける。
橋本は、ゴミ捨て場で変死体となって発見された男性の身元を突き止める。男性は失踪する直前、いなくなった妹の行方を捜していた。その妹とは、〈いこいタウン〉に住む主婦・田之倉久子(猫背椿)だった。
第5話の感想
伏線が一気に回収されていくのが爽快。〈煌臨会〉が土地の信仰と繋がっていくくだりとか、たまらなく面白いです。
広川が疑心暗鬼に囚われてパニックを起こしたり、石田に勧められるままにお酒を飲んでしまったりと、大事なところで弱さを出すのでハラハラするけど。
まさか石田さんが殺されるとは…。あんなに狡猾だったのに、あっけない。
八多さんの謎
第1話で、お葬式のあと広川の妻・緋冴を訪ねてきた八多さん。広川が玄関に出ると姿を消していて、その後訪ねていっても「行ってません」と言われ、しまいには自殺を図って亡くなってしまう。
今まですっかり忘れてたけど、謎の人物だったんですよね。
今回、緋冴と八多さんがヨガ教室で親しくしていたことが判明。〈煌臨会〉に拘束されていた八多さんは必死の思いで脱走し、あの夜、助けを求めて緋冴を訪ねてきたんですね。
ところが、緋冴は亡くなっていた…。
その後、彼女は再び〈煌臨会〉に拘束され、自殺に見せかけて殺されたようです。広川が八多さんの家を訪ねたときに応対した女性は八多さん本人ではなく、〈煌臨会〉の者だったのではないかと。
田之倉さんの謎
〈いこいタウン〉の住人を監視していた怪しい主婦・田之倉さん。やはり彼女も〈煌臨会〉の会員で、しかも幹部でした。
なんと、ゴミ捨て場で発見された変死体の正体が、彼女のお兄さんだった!!
家族を助けようとして〈煌臨会〉に殺されたんだろう、とは思ってたけど。まさか田之倉さんと繋がるとは予想もしてなかったから、びっくりです。
大学と〈煌臨会〉も繋がる
で、ついにラスボスが姿を現しました。予想どおり、仏上教授でしたね。
〈いこいタウン〉や旺星学院大学がある笠倉町は、むかし「手笠村」と呼ばれていました。「手重ね」は、手笠村の療養所「煌明院」の医師が行っていたものでした。
医師が亡くなった後、家族は山梨県の安燈村へ移ります。ところが安燈村の住人は、30年前に一夜にして姿を消してしまう。
仏上先生がこの医師の家系だとすると、彼らは手笠村から安燈村へ移り、そこで住民を洗脳するなりして新たな信者を増やし、その後、根こそぎ笠倉町(手笠村)へ舞い戻ってきた、ということでしょうか。
旺星学院大学を作り、〈いこいタウン〉を作り、着々と会員を増やす〈煌臨会〉。殺人まで犯して「手重ね」を広める目的が謎だし、不気味です。
でも仏上先生のことだから、もっともらしい理由を語りそうですよね。
最終回でどんな正義を語ってくれるのか、楽しみです。
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