「法医学医ダニエル・ハロウ」第4話のあらすじと感想です。
前回、コンクリート詰め遺体から整形用の金属プレートが見つかり、窮地に立たされたハロウ。警察を出し抜き、証拠隠滅に奔走します。
白骨遺体の名前は「ロバート・クイン」と判明。
さて、誰なんでしょう?
Contents
第4話「愛すればこそ」あらすじ
テリー・コネリーの裏庭で女性の白骨遺体が発見される。遺体は右腕の骨がなく、ナイフによる刺し傷があった。ナイフは庭の中で見つかり、ダスはナイフを収集していたコネリーを疑う。
遺体はホームレスの女性サリー・チェネリーと判明。サリーは子どもを産んでいたが、DNA鑑定によって親子ではないことが証明され、子どもと引き離されていた。
当時、コネリーの隣にはカサンドラ・ダルトンが息子のノアと一緒に住んでおり、サリーはコネリーの庭からノアを盗み見ていた。キメラだったサリーは2セットのDNAを持っており、ノアはサリーが産んだ正真正銘の息子だった。
ハロウに問い詰められたノアは、コネリーの家から盗んだナイフで家に侵入してきたサリーを刺したことを認める。カサンドラはノアをかばって逮捕されるが、ハロウに説得されたノアは自首する。
ステファニーは借金の返済を催促され、ハロウに金を借りる。その後、ハロウとダス、ステファニー、ジェシーの4人で飲みに行く。
路上生活に耐えられなくなるファーン。恋人カランは金を稼ごうとビリーの仕事を請け負うが、騙されて金を奪われてしまう。ファーンはビリーに会いに行き、1000ドル分の薬を売りさばくことを約束する。
コンクリート詰め遺体から発見された金属プレートは、シミテック社製だった。ハロウはシミテック社を倒産に追い込んだ整形外科医の連絡先をジャックから聞き出し、警察が訪ねてくる前に未亡人を説得。ロバート・クインという患者のファイルを燃やしてしまう。
第4話の感想
2人の悲しい母
裏庭で見つかったホームレスの白骨遺体。
その死にまつわる人間模様が切ない回でした。
自分が産んだ子どもなのに、DNA鑑定で他人だと言われて子どもを奪われてしまったサリー。彼女はキメラだったため、2セットのDNAを持っていたのです。
サリーの息子ノアは、カサンドラの子どもとして育っていましたが、カサンドラはどうやってノアを手に入れたんだろう。施設から引き取ったのかなぁ。
サリーが重傷を負った体で木の上に登ったのは、犯人から逃げるためだと思われていましたが、刺したのは自分の息子ノア。彼女はノアを殺人犯にしないために、木の上に登ったのかもしれません。
ノアの罪を背負って逮捕されたカサンドラも、木の上でひとり息絶えたサリーも、どちらも子どもを愛する母親でした。
白骨遺体「ロバート・クイン」は何者?
金属プレートの製造番号から身元を割り出そうと、ダスたちが捜査を始めました。ハロウは警察が辿り着く前に、証拠を隠滅しなければなりません。
何も話せないまま、ジャックに相談するハロウ。2人の信頼関係はよほど強固なものらしく、ジャックは事情を聞かずに協力してくれました。いい人だ~。
金属プレートの製造元は、整形外科医から集団訴訟を起こされて倒産したシミテック社。ハロウはジャックから、その整形外科医の連絡先を入手。
ダスたちが来る前に、既に亡くなっている医者の妻を説得して患者のファイルを持ち出すことに成功しました。
で、その患者の名前が「ロバート・クイン」だったわけです。
ロバート・クインとはいったい何者なのか。ヒントは、ハロウの元妻ステファニーが借金取りに返済を迫られたとき、「クインさん?」と聞かれていたこと。
現在の彼女の姓は「トルソン」です。
となると……元夫という線が濃厚でしょうね。
ハロウとステファニーの出会い
ハロウとステファニーの出会いは、ステファニーの両親が死んだとき、ハロウが2人の最期について説明したことがきっかけだったようです。
解剖を要するって、自然死ではなかったのでしょうか。
その点も気になります。
ステファニーはハロウと出会う前(あるいは出会った時)、ロバート・クインと結婚していたと思われます。
そして未だに、元夫の借金返済を迫られているステファニー。
彼は金遣いが荒い男だったのでしょうか。
なぜロバート・クインは死んだのか(殺されたのか)?
なぜ彼の遺体をハロウが遺棄したのか?
ステファニーはこの件に絡んでいるのか?
ハロウの娘ファーンも、なんだか面倒なことに巻き込まれそうで、心配です。
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