法医学医ダニエル・ハロウ第9話あらすじ感想|勤怠記録を調べるサイモン

海外ドラマ「法医学医 ダニエル・ハロウ」あらすじキャスト

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「法医学医ダニエル・ハロウ」第9話のあらすじと感想です。

ダスとハロウの価値観の違いがはっきりと現れた回。
このままじゃ、2人はうまくいかないだろうなぁ~。

一方、パヴィッチはニコルズのプロポーズを受けて、ジュネーブからの誘いを断ることに。ラブラブの2人でした。

第9話「暴かれた秘密」あらすじ

ダスはジャックに会いに行き、ハロウの秘密を知っていたら教えて欲しいと頼むが、ジャックは何も語ろうとしなかった。

防犯カメラの映像でファーンが義父クインの車をパンクさせていたことを知ったニコルズは、ファーンの居場所を突き止めるため恋人カランに電話させる。カランは警察が追っていることをファーンに知らせる。

ハロウはジャックに頼まれ、老人ホームで死んだスタン・ワーグナーの遺体を調べる。医師は心不全と診断するが、ハロウは窒息死だと確信する。

ワーグナーの腕にはタトゥーを焼いた痕跡があり、彼が戦時中にアウシュビッツの強制収容所でユダヤ人を迫害したナチス親衛隊のひとりだったことがわかる。

ワーグナーが生前親しくしていたという入所者ジュディ・アダムズは、かつてアウシュビッツの収容所に送られたハンガリー人だった。ジュディは写真付きの記事でワーグナーが同じオーストラリアにいることを知り、彼を殺すために老人ホームに入所してきたのだった。

ジュディの告白を聞いたハロウは、彼女の犯した罪を見逃す。その直後、ジャックが老人ホームのベッドで静かに息を引き取る。

ファーンとカランのアリバイが証明され、捜査は再び振り出しに戻る。ファーンはクインの携帯の通話記録を調べ、彼が殺された10月3日に、ハロウのヨットが停泊している港のそばの公衆電話から着信があったことを知る。

サイモンは10月3日のハロウの勤怠記録に星マークが付いていることについて、テクニカルサポートに問い合わせる。10月3日の夜、停電によりサーバーが落ち、ハロウが全員の勤怠記録を知らせていた。

ダスはファーンが利用していた質屋の防犯カメラを調べ、ファーンがハロウの古い手術道具を売っていたこと、その後すぐにハロウが店を訪れ、手術道具を買い戻していたことを知る。

第9話の感想(ネタバレ有)

ホロコーストの悪夢

ハロウの恩師ジャックが入所している老人ホームで、殺人事件が発生。担当医師は心不全だと診断するも、納得がいかないジャックとハロウ。

ハロウの型破りな仕事の進め方はジャック譲りだったんだなー。ハロウの上を行くジャック、現役時代はかなり破天荒な人だったろうと容易に想像できる。

殺されたスタン・ワーグナーは、戦時中にアウシュビッツの強制収容所でナチスの親衛隊として働いていました。犯人は、彼を見つけて入所してきたハンガリー人のジュディ・アダムズでした。

彼女の腕には、アウシュビッツの強制収容所で刻まれた番号のタトゥーが。このタトゥーは「FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿」のエイブの腕にもありましたね。収容者にタトゥーを入れたのは、アウシュビッツだけだそうです。

ジュディは、妹を焼却炉へ送ったワーグナーの顔を忘れていませんでした。彼女がワーグナーの所在を知ることになったきっかけが、彼がハンガリー人コミュニティへの貢献で表彰された時の写真付き記事だった、というのも皮肉です。

終戦時、チェコ人になりすまして逃亡したワーグナー。ナチス親衛隊であることを示すタトゥーを消して、名前を変えて、別の人生を歩んできたのでしょうか。コミュニティへの貢献は、贖罪だったのでしょうか。

ジュディの告白を聞いたハロウは彼女を警察に突き出さず、「何もしない」と答えて立ち去りました。ここはグッときましたね…。

ハロウが法を犯すことも厭わない人だということは、これまでずっと見てきたから知っています。

だから彼がジュディの犯罪を見逃すのも「ハロウならそうするだろうな」と違和感なく受け入れられたし、同時に彼が自分を守るためだけに隠蔽工作をしているわけではない、ということも確信できる重要な場面でした。

ファーンの行動の意味は?

ニコルズはロバート・クインを殺した犯人としてファーンと恋人のカランを疑いますが、2人にはアリバイがありました。

クインが殺された10月3日、カランは薬物所持で逮捕され、翌4日に釈放。ファーンは保釈金を払うために質屋で現金を調達しているところが防犯カメラに映っていました。

クインの遺体が見つかったと知って、行動を起こすファーン。クインの携帯の通話記録を調べ、最後にかかってきた電話がハロウのヨットのそばの公衆電話だということを突き止めます。

クインを殺したのはファーンだと思ってたけど、どうやら違うみたいですね。じゃあ彼女が精神的に不安定で常に怯えていて、クインの事件にこだわる理由はなんだろう。

勤怠記録を調べるサイモン

ダスは防犯カメラの映像で、ファーンがハロウの持ち物(ジャックから贈られたアンティークの手術道具)を質屋に売ったこと、その直後にハロウが買い戻していることを知ります。

彼女がハロウを疑っていることはもう間違いない。その手術道具がクインの指を切った道具だということにも、気づいているかもしれないですね。

そしてもうひとり、ハロウの隠蔽工作に気づいた人物が。助手のサイモンです。クインが殺された10月3日、ハロウの勤怠記録には星マークが付いていました。

問い合わせると、その日の夜に停電があってサーバーが落ち、ハロウが全員の勤怠記録を報告していたことがわかります。つまり、自己申告です。アリバイ不成立。

サイモンはハロウを崇拝しているし、弱い立場の人の気持ちを思いやれる優しい人なので、真相を知っても味方になってくれそうだけど…。ダスは仕事を全うすることを優先しそうなんだよなぁ。

恩師のジャックは真相を知ることのないまま、逝ってしまいました。たとえ真相を知ったとしても、彼なら何も言わなかったかもしれないですね。

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