法医学医ダニエル・ハロウ第10話(最終話)あらすじ感想|ハロウの告白と事件の真相

海外ドラマ「法医学医 ダニエル・ハロウ」あらすじキャスト

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

「法医学医ダニエル・ハロウ」第10話(最終話)のあらすじと感想です。

うわ~~そこで終わる!?

ハロウの告白によってロバート・クイン事件の真相が明らかになり、少しスッキリしましたが、まだまだ謎が残りますね。シーズン2が見られる日は来るんだろうか…。

第10話「守るべきもの」あらすじ

療養センターでウィリアム・デヴリン医師が刺殺され、犯人のトムも飛び降り自殺を図る。2人の遺体は研究所に運ばれるが、トムは遺体安置所で蘇生してハロウにナイフを向ける。

トムは妻ケイティを亡くしており、担当医だったデブリンが治療をせずに見殺しにしたと逆恨みしていた。ケイティの遺体を解剖したハロウにも襲いかかるが、骨折した足が悪化して動けなくなり、救急車で運ばれる。

サイモンはステファニーの家を訪ね、クインの結婚指輪が郵便受けに入れられていたのは彼の車が貯水池に沈んだ2日後だと知る。ハロウを疑うダスは、サイモンからハロウに10月3日のアリバイがないことを聞かされる。

サイモンがヨットの中にあるアンティークの手術道具を調べようとしたとき、ハロウが現れる。箱の中にはさみは入っていなかった。ハロウはクインを殺し、はさみで指を切り落としたことをサイモンに告白する。

クインはファーンに性的虐待を行っていた。そのことに気づいたハロウがクインをヨットに呼び出して問い詰めると、クインは開き直って事実を認め、ハロウを殺そうとした。2人は揉み合いになり、ハロウはクインの首を絞めて殺害した。

遺体を海に捨てて犯行を隠蔽したのは、ファーンのためだった。傷ついたファーンのそばにいてやりたかったから、刑務所に入るわけにはいかなかったと語るハロウ。

ダスはハロウが整形外科医の家からクインの金属プレートの資料を持ち出し、証拠隠滅を図ったことを知る。ニコルズはダスの報告を受けてハロウを逮捕し、ヨットの中にある手術道具を調べる。

ハロウが箱を開けると、そこには捨てたはずのはさみが入っており、遺体の断面とは一致しなかった。ニコルズの携帯にパヴィッチから連絡が入り、死んだジャックの遺品の中にハロウ宛の手紙があったという。

手紙は10月4日に書かれたもので、前日の10月3日にジャックが法医学研究所を訪れ、ハロウと会っていたことについて書かれていた。ニコルズはハロウのアリバイを認め、釈放する。

法医学研究所にジャックの遺体が運び込まれ、フェアリーが解剖を引き受ける。ジャックは血液検査の結果、オキシコドンの過剰摂取であることが判明する。

解剖学教室からイギリス製のはさみを盗み、ハロウのヨットに持ち込んだのはサイモンだった。「なぜ警察に通報しなかった」と問いただすハロウに、サイモンは「僕は真実を知りたかっただけ」と答える。

ハロウがヨットに戻ると、ファーンが待っていた。ファーンはハロウがクインを殺したことに気づいていた。「こうなったのは、全部私のせい」と謝るファーン。ハロウは「ボラボラ島へ行くか?」と誘うが、ファーンは首を振る。離れた場所でカランが待っていた。

ハロウはダスに電話するが、ハロウがクインを殺した犯人でありながら罪を逃れたことを知ったダスは、別れを告げる。その後、ハロウはヨットのデッキで何者かに撃たれる。

第10話の感想(ネタバレ有)

追い詰められたハロウ

サイモンは勤怠記録と作業日誌で10月3日のハロウにアリバイがないことや、ステファニーの家に指輪が届けられたのがクインの死後だと知り、ハロウを疑い始めます。

ダスは整形外科医の家を訪れてハロウがクインの金属プレートの資料を持ち出していた(第4話)ことを確かめ、クイン殺しの犯人はハロウだと確信します。

追い詰められたハロウは、ついに犯行を告白。

告白した相手はダスではなく、サイモンでしたね。やっぱり。この時点で、ハロウとダスは終わっていたのだと思います。

ハロウの告白と事件の真相

クインを殺したのも遺棄したのもハロウで、ファーンもステファニーも一切関与していませんでした。

理由は、ファーンがクインから性的虐待を受けていることを知ったからです。

ファーンが学校を辞め、家を出ていったのは、クインが原因でした。彼女はハロウに助けを求めようとしたけれど、「誰かに話したら目の前で母親の喉を切り裂く」と脅され、何も言えなくなった。

彼女がずっと何かに怯えていたのは、そのせいだったんですね。最低の父親。ハロウが激怒するのも当然だと思う。

ハロウに問い詰められたクインは「あの子から俺を誘ってきた」などと白々しい嘘をついていましたが、そのうち開き直って虐待行為を認める発言をし、ハロウの口を封じようと襲いかかってきました。

ハロウは反撃してクインを殺したのだけど、正当防衛というよりも明らかに殺意を持って彼を殺したように見えた。本人もそのつもりだったと語っているから、クインが襲ってこなくても殺していたかもしれない。

サイモンの決断

自首しなかったのは、ファーンのそばにいてやりたかったから。

そのためには、刑務所に入るわけにはいかないと考えたハロウ。川上にある建設現場からセメントを調達し、びょう泊禁止で錨が下ろされる可能性がない場所に遺体を沈めて、犯行を隠蔽したのです。

遺体を川に沈めるとき指を切って指輪を外した理由は、「やつにはふさわしくなかった」からだと語っています。

「俺は後悔はしてない。もし必要ならまたやる。唯一申し訳ないのはソロヤとお前に嘘をついたことだ。だがもうその必要もないよな」

覚悟を決めたハロウはサイモンに「やるべきことをやれ」と言いますが、サイモンがハロウを裏切るわけないでしょう~~。

サイモンは警察には通報せず、隠蔽工作に加担することを選びました。

ダスとの別れ

サイモンが別のはさみを調達して箱の中に入れておいてくれたおかげで、ニコルズを騙すことができましたが、ダスはこんなことでは騙されません。

ハロウが殺人犯でありながら罪を隠蔽していることを知り、完全に心が離れてしまいました。最後の別れも素っ気なく、彼女がハロウを許していないことは明らか。

警察官としては優秀だったけど、キャラクターとしては平凡でいまいち面白みがなくて惹かれなかったなぁ。彼女に子どもがいることとか(第7話)、そのあたりの個人事情をもっと深掘りしてくれたらよかったのに。

シーズン2のお相手は別の女優さんになるようなので、彼女はここで退場ですかね。

ジャックが残した手紙

ハロウが釈放されたのは、10月3日のアリバイが証明されたからだったのですが、これがちょっと不可解です。

老人ホームから届いたジャックの私物の中に、去年の10月4日に書いたと思われるハロウ宛の手紙が入っていて、それによると前日の10月3日はハロウと一緒に法医学研究所で過ごしていたと。

老人ホームでも、ジャックが当日面会にきたハロウと出かけていたことが確認されました。

どういうことなんでしょう? ジャックはハロウが10月3日にクインを殺したことを知っていて、アリバイ工作に加担したの?

そういえば第8話でダスが「彼はあなたが抱えている秘密も全部知ってるわけね」と冗談めかして聞いた時、ハロウが「ひとつ残らず」と答えるシーンがありましたが…。

わたしはてっきり、ハロウはまだジャックに話せていないと思い込んでいたけど、すでに打ち明けてたんですかねぇ? 手紙は細工できたとしても、老人ホームのスタッフの証言はどうやったんだろう?

ジャックの死因も謎でした。オキシコドンの過剰摂取とのことでしたが、それってハロウがこっそり持ってきていた薬ですよね。ハロウのせいで死んだってこと? それとも自殺?

ボラボラ島へは行かないファーン

ファーンは、ハロウがクインを殺したことを知ってしまいました。白骨遺体が見つかった時から、なんとなく感づいていたのかもしれない。

「こうなったのは、全部私のせい」と謝っていたけど、ハロウの言うとおりファーンは何も悪くない。

でも、義父から性的虐待を受け、実の父が自分のために義父を殺したという事実を、彼女はこの先もずっと背負っていかなければならないわけで……。

彼女に平穏な日常が戻り、心から笑える日が来ることを願いますが、心配です。

ファーンは「ボラボラ島へ行くか?」というハロウの誘いを断り、恋人カランのもとへ戻りました。カランも頼りないからなぁ~手放しでは喜べない。

シーズン2は見られるのか?

ひとまず一件落着…と思ったら、ヨットのデッキで撃たれるハロウ。誰が撃ったのか、その後どうなったのか何もわからないまま、シーズン1終了。シーズン2があるので助かるのでしょうけど、続きが気になる終わり方でした。

主人公が殺人犯で、その犯行をシーズン通して隠蔽するという設定がなかなかぶっ飛んでいて面白かったです。

問題は、この続き(シーズン2とシーズン3)を見られるかどうかですね。Dlifeが3月末で放送終了してしまうので、別の局になるのか、あるいは動画配信サービスになるのか。

どこかで放送してくれるといいのですが。

ダニエル・ハロウ記事一覧