ネタバレ有「真犯人」全話あらすじ・感想・登場人物(キャスト)

WOWOW「真犯人」あらすじ感想

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WOWOWの連続ドラマ「真犯人」(全5話)についてまとめました。

昭和と平成の2つの時代に起きた事件が交差する誘拐ミステリー。時を超え、事件の捜査に奮闘する刑事たちの熱き魂が描かれる。

WOWOW公式サイトより

江戸川乱歩賞受賞作家・翔田寛氏の同名小説をドラマ化。

昭和49年に起こった誘拐事件を発端に、時効成立1年前の昭和63年、新たな殺人事件が起こった平成20年と、3つの時代にわたって交差する事件。昭和と平成それぞれの時代で犯人逮捕に奔走した刑事たちの姿が描かれます。

事件の真相を追う平成の刑事を小泉孝太郎さんが、昭和の誘拐殺人事件を捜査する刑事を上川隆也さんが、誘拐事件の被害者の姉を内田有紀さんが演じます。

作品概要

  • 放送局:WOWOWプライム
  • 放送時間:2018年9月23日から毎週日曜夜10:00~【全5話】
  • 原作:翔田寛「真犯人」
  • 監督:村上正典(「「鹿男あをによし」「犯罪症候群」「一週間フレンズ。」)
  • 脚本:池田奈津子(「宮沢賢治の食卓」「アルジャーノンに花束を」)
  • 音楽:やまだ豊(「犯罪症候群」「いぬやしき」「BLEACH」)

あらすじ

平成20年、静岡県の国道高架下で須藤勲(尾美としのり)の殺人事件が発生。この事件を捜査する静岡県警富士裾野署の刑事・日下悟(小泉孝太郎)は、須藤が昭和49年に離婚した妻との間にできた、当時静岡在住の幼い息子・尾畑守を誘拐殺人事件で亡くしていたことを知る。

この事件は時効成立の1年前となる昭和63年に、静岡県警本部長の榛康秀(高嶋政伸)の指示により特別捜査班を編成。ノンキャリアながら警視にまで昇進した重藤成一郎(上川隆也)が管理官となり、有能な刑事6人を率いて再捜査が行なわれた。

それから20年後に東京在住の須藤が静岡で殺されたことを不可解に感じる日下は、昭和の誘拐殺人事件を掘り下げることが須藤殺害の解明につながると直感し、警察から離れて久しい重藤を訪ねて事件解決の手掛かりを探る。

さらに、日下は尾畑守の遺族である母親の小枝子(長野里美)や姉の理恵(内田有紀)にも接触、次第に真相へと近づいていく。

WOWOW公式サイトより

原作について

このドラマの原作は、江戸川乱歩賞受賞作家・翔田寛氏の同名小説「真犯人」です。第19回大藪春彦賞候補にも選ばれました。


時系列

昭和49年
誘拐殺人事件

尾畑守君が誘拐・殺害される。
三島中央署にいた重藤は、応援部隊として捜査の末端に加わる。

昭和63年
特別捜査班編成

重藤が「尾畑守君誘拐殺人事件」特別捜査班の管理官に任命される。
6人の刑事と共に再捜査にあたるが、犯人検挙にいたらず。

平成20年
須藤勲殺人事件

守の実父・須藤勲が裾野バス停の真下で何者かに殺害される。
日下は事件解決の糸口を求めて、警察を引退した重藤に協力を求める。

登場人物(キャスト)

主要人物

重藤成一郎(上川隆也)
警察を引退した元刑事。ノンキャリアだが人間観察を武器に警視にまで昇進した。28歳の時(昭和49年)、捜査官として「尾畑守君誘拐殺人事件」の応援部隊に参加。42歳の時(昭和63年)、「尾畑守君誘拐殺人事件」を再捜査する特別捜査班の指揮を執っていた。事件の時効が1年後に迫る中、有能な刑事6人を率いて事件解決に挑んだが、犯人検挙には至らず現在に至る。
平成20年、日下の熱意に心を動かされ、誘拐事件の再捜査に協力することを決める。

日下悟(小泉孝太郎)
富士裾野署の刑事。「須藤勲殺人事件」の捜査にあたるうち、事件をひもとく鍵が「尾畑守君誘拐殺人事件」にあると気づき、重藤に捜査協力を依頼する。重藤の妻から「辰川さんに似ている」と言われ、それが重藤の心を動かすことに。

榛康秀(高嶋政伸)
昭和63年当時の県警本部長。重藤にプレッシャーをかける利己的で冷徹な男。重藤に「尾畑守君誘拐殺人事件」の再捜査を命じ、特別捜査班の管理官に任命する。実は犯人検挙など端から期待しておらず、派手なパフォーマンスを行うことで自分の名前を印象づけることが目的だった。

寺嶋正史(モロ師岡)
昭和63年当時、「尾畑守君誘拐殺人事件」の継続捜査班を指揮していた三島中央署の刑事課長。重藤の特別捜査班に捜査を引き継ぐことになり、複雑な思いを抱く。榛から、密かに特別捜査班の動きを見張り報告するよう命じられる。特別捜査班がつかんだ容疑者の情報を新聞記者にリークさせたり、裏で榛の手先となる動きをする。

誘拐殺人事件の被害者遺族

尾畑理恵(内田有紀)
誘拐殺人事件の被害者・尾畑守の姉。看護師。事件に苦しめられてきた母親を支えようと、自分のことは後回しにしている。事件当時は7歳で、当日の記憶が曖昧なことに罪悪感を抱いている。
家族が三島市へ引っ越すことになったのは、理恵が学校に通うためだったこともあり、自分のせいで家族が事件に巻き込まれたことをずっと気にしている。

尾畑小枝子(長野里美)
守の母。誘拐殺人事件によって突然わが子を失い、心に深い傷を負っている。守が遺体で発見された際、重藤の制止を振り切って状態の悪い遺体と対面している。須藤勲が殺された直後に入院。余命宣告を受けている。

須藤勲(尾美としのり)
守の実父。平成20年に何者かに殺害される。妻の小枝子とは、守が誘拐される2か月前に離婚していた。殺害された場所が誘拐事件の身代金の受け渡し場所の真下だったことや、殺害現場から守の遺品である赤いバケツの破片が見つかったことから、誘拐事件と関連があると思われる。
事件前、守を連れてジャイアンツの練習場だった多摩川の河川敷をたびたび訪れていたことがわかる。

尾畑清三(北見敏之)
守の祖父で、小枝子の父。地元では指折りの資産家で知られている。小枝子は離婚後、2人の子どもと共に清三のいる実家で暮らしていた。事件の前日、守と共に引っ越し先である三島市の借家に前乗りしている。警察に対して激しい怒りを向ける。

尾畑守(田中誠人)
昭和49年に起きた誘拐殺人事件の被害者。小枝子と勲の次男。両親が離婚後、富士市にある小枝子の実家から三島市の借家へと引っ越して来た日に行方不明となる。犯人から身代金要求の電話がかかってくるが、犯人は身代金の受け渡し場所に現れなかった。のちに多摩川で遺体となって発見される。

特別捜査班

辰川忠雄(でんでん)
警部補。重藤が絶対的信頼を置く古参の刑事。間島と共に被害者遺族周辺の捜査を行う。守の遺体がわざと人目の多い場所に遺棄されていたことから、誘拐事件とは全く異なる別の事件の可能性を指摘する。

勝田久作(田中要次)
警部補。継続捜査班からの合流組。口が悪く、ケンカっ早い。部外者である重藤たちに捜査を引き継ぐことを快く思っておらず、当初は投げやりな態度を取っていた。庄司と共に新しい容疑者・米山克己の洗い出しを行う。

庄司修(浜田学)
巡査部長。継続捜査班からの合流組。勝田と共に米山克己の洗い出しを行う。榛の息がかかった寺嶋にそそのかされ、米山の情報を新聞にリークして米山犯人説を後押ししようとする。

小此木晴彦(甲本雅裕)
警部補。14年間も成果を挙げられなかった継続捜査班に対し、何かと嫌みな物言いをする。白石と共に守の実父・須藤勲の調査を行い、小枝子に親権を奪われた須藤が嫌がらせのために守を誘拐したという筋読みを披露する。

白石聡(清水伸)
警部補。小此木と共に守の実父・須藤勲の調査を行う。勝田組とは何かにつけて反発し合っている。

間島健二(森岡龍)
巡査部長。事件に関わった経験は少ない。辰川と共に被害者遺族周辺の捜査を行う。

各話のあらすじと感想(ネタバレ有)

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