WOWOWの連続ドラマ「プラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~」第4話のあらすじと感想です。
ついに、美羽の過去が明らかに。それを知った貴生は、美羽から逃げ出してしまいます。
そして友樹は、事件の被害者・津田との間に何があったのかを語ります。
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第4話あらすじ
その夜、貴生は美羽のあまりに壮絶な過去を聞かされ体に残る傷痕も見てしまう……。やがて、ある週刊誌に、殺人事件で一度は逮捕されながら冤罪の可能性があり再審中の住人・友樹(スガシカオ)のことを真犯人だと断定する記事が掲載された。彰(眞島秀和)が、実はプラージュに取材目的で潜入していたフリーライターであり、記事を書いた張本人だと知った貴生は、友樹の無実を信じ、意を決して彰と向き合う。
第4話ネタバレ
施設で育った美羽(仲里依紗)は、子どもの頃から自分が周りと違うことに気づいていた、と貴生(星野源)に話します。
高校生の時、美羽は自分をいじめた女生徒に大怪我を負わせます。女生徒は仕返しに美羽をレイプさせますが、美羽はその場で女生徒を刺し殺し、男たちに重傷を負わせ、自身も深い傷を負います。
美羽の壮絶な過去を知り、身体に残る傷痕を見た貴生は、「ごめん」と言って美羽の部屋から逃げ出してしまいます。
貴生が街を歩いていると、ビルから出てくる早見(眞島秀和)と出くわします。そこは、友樹(スガシカオ)の私生活を暴露する記事が掲載された週刊誌を出している出版社でした。
貴生は、早見が友樹の取材のために、偽名を使ってプラージュに潜入していることを知ります。「本当に友樹さんが犯人だと思ってるんですか?」という貴生の問いに、答えられない早見。
貴生は「友樹さんに直接確かめます」と言い、もし間違っていたら記事を全面撤回するように早見に言います。
友樹は、貴生の運転する車で「友達の墓参り」に行きます。墓地に向かう途中、その友達が、殺された被害者の津田重明であることを打ち明けます。
友樹と津田とは小学校からの友達で、昔からやっかいごとを運んでくるやつだった、と懐かしそうに話す友樹。
津田が殺される前夜、友樹は津田が盗難車を扱う仕事をしていることを知ります。危ない組織に目をつけられ、助けを求める津田を、友樹は「知るかよ」と言って見捨てたのでした。
友樹が津田に何度も金を貸していたことから、警察は金をめぐるトラブルと見て、津田を殺した犯人として友樹を逮捕、裁判で実刑判決が下されました。
「俺は、たったひとりの友達を見殺しにした」と語る友樹。貴生は早見に連絡し、「友樹さんは犯人じゃありません」と伝えます。
早見は、潤子(石田ゆり子)に「なぜ犯罪者ばかりを住まわそうと思ったんですか?」と尋ねます。
潤子の父も、傷害致死事件を起こした犯罪者でした。刑期を終えてやり直そうとしましたが、どこにも居場所がなく、自殺したのだと言います。生きててほしかった、と語る潤子。
「たとえ罪を犯しても、ちゃんと償った人には、再スタートのチャンスを与える……それぐらいは、社会が保証してもいいんじゃないかって思うんです。おいしいご飯を食べて、心から笑えていれば、私の父も死なずにすんだのかもしれない。ここを、そういう場所にしたいんです」
部屋にドアがない理由がようやくわかりました、と言う早見。
早見は出版社へ行き、編集者に「もう書かない」と告げます。焦った編集者は、早見の取材メモをもとに、別のライターに記事を書かせることに。
早見はプラージュから姿を消し、週刊誌に「凶悪犯罪者達の巣窟・殺人シェアハウス!」と題した新たな記事が載ります。そこには、美羽や紫織、貴生の写真が。
貴生は早見の仕業だと思い、潤子や紫織に早見がフリーライターだということを明かします。しかし、早見とは連絡が取れなくなっていました。
美羽は伸介の家からもどる途中、男たちに拉致されます。その現場を偶然目撃した早見は、タクシーで美羽が乗った車を追います。
早見からの連絡で、美羽がさらわれたことを知るプラージュの住人たち……。
第4話感想(ネタバレ有)
あーー辛い。辛いですね。
美羽を受け入れられない貴生も。
友達を救えず、犯人にされた友樹も。
自殺した父親に生きてて欲しかったと言う潤子も。
そして、何か事情を抱えていそうな早見も。
どうすればいいのか、どうすればよかったのか。簡単に答えが見つかるものではないから、辛いです。でも、本当は世の中そういうことばかりなのかもしれない。簡単に答えが見つかるほうが、奇跡なのかもしれない。
だから、間違える人がいても、おかしくないんだと思う。本当は。
美羽から逃げ出した貴生ですが、私はダメ男だとは思わなかった。それが普通の人の反応だと思います。何もしていなくても、人が信頼し合うのは、とても難しいと思うから。あとは、諦めずに時間をかけて関係を築いていくしかない。
次回は、ついに最終回です。
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