Netflix「ダーク DARK」シーズン2|家系図・登場人物(キャスト)・キーワード解説・全話あらすじ・感想

Netflix「ダーク」シーズン2あらすじキャスト感想

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Netflixの海外ドラマ「ダーク」シーズン2(全8話)についてまとめました。

ドイツの小さな町で起きた子供の失踪事件をきっかけに、町に隠された壮大な秘密が明らかになっていくSFミステリードラマの第2シーズン。

いや~すごかった! 大混乱! でも、めっっちゃくちゃ面白い!!

脚本を担当したヤンチェ・フリーセさん、どうやってこれ書いたの? と聞きたくなるくらい何もかもが複雑に絡み合ってます。素晴らしい。

主人公のヨナスは儚げなルックスとは裏腹に、どんどんタフになっていきますね~(そうならざるをえないんだけど)。

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作品概要

  • 製作国:ドイツ(2019年)
  • 公開日:2019年6月21日
  • 原題:Dark
  • 脚本:ヤンチェ・フリーセほか
  • 監督:バラン・ボー・オダー
  • 企画・製作総指揮:ヤンチェ・フリーセ/バラン・ボー・オダーほか

あらすじ

ドイツの小さな町で起こった子供の失踪事件をきっかけに、ほころび始める4家族の絆と暴かれる暗い秘密。3世代にわたる奇怪な謎の真相が、今明らかになる。

Netflix公式サイトより

予告動画

登場人物(キャスト)

※シーズン1のネタバレを含みます

カーンヴァルト家

ヨナス・カーンヴァルト(ルイス・ホフマン)
物静かで思慮深い高校生。マルタに想いを寄せている。父の自殺の真相を探るうち、洞窟の奥に1986年と1953年に繋がるトンネルがあることを知る。未来から来た自分やクラウディアに導かれ、アダムとの苛酷な闘いに身を投じる。

ミハエル・カーンヴァルト(セバスティアン・ルドルフ)
ヨナスの父。2019年6月21日に自ら命を絶つ。実は2019年11月4日に失踪した少年ミッケルの成長した姿。1986年にタイムスリップし、看護師イネスに引き取られて“ミハエル”と名前を変えた。

ハンナ・カーンヴァルト(マヤ・シェーネ)
ヨナスの母。発電所などで理学療法士として働いている。ウルリッヒと不倫関係にあったが一方的に別れを告げられ、恨みを募らせる。1986年当時からウルリッヒに想いを寄せており、カタリーナとの仲を裂くため卑劣な嘘をつく。

イネス・カーンヴァルト(アンゲラ・ヴィンクラー)
ヨナスの祖母で、ミハエルの養母。1986年時は看護師で、2019年からタイムスリップしてきたミッケルを引き取って家族になった。

ダニエル・カーンヴァルト(フローリアン・パンツナー)
イネスの父。警察官。1953年時はエゴンの上司で、エゴンとともに建設現場で発見された2人の少年の遺体や、ヘルゲの誘拐事件について調べている。

ニールセン家

ミッケル・ニールセン(Daan Lennard Liebrenz)
11歳。ニールセン家の末っ子。マジシャンになることを夢見る生意気で屈託のない少年。2019年11月4日に原子力発電所近くの洞窟で失踪した。実は1986年にタイムスリップし、看護師イネスに引き取られて“ミハエル”と名を変えた。現在のヨナスの父でもある。

マルタ・ニールセン(リサ・ヴィカリ)
高校生。ニールセン家の長女。ミッケルの姉でマグヌスの妹。2019年の夏にヨナスといい雰囲気になっていたが、ヨナスが父の死によって心を閉ざしたため関係が壊れる。その後バルトシュと付き合い始めるも、ヨナスのことが気になっている。

マグヌス・ニールセン(モーリッツ・ヤーン)
高校生。ニールセン家の長男。ミッケルとマルタの兄。ヨナス、バルトシュと仲がいい。フランツィスカに惹かれ、2人で会うようになる。

ウルリッヒ・ニールセン(オリヴァー・マスッチ)
ヴィンデン警察の警察官。カタリーナの夫で、ミッケル、マグヌス、マルタの父。失踪したミッケルを探すうち洞窟のトンネルを通って1953年にタイムスリップし、少年殺しの犯人として警察に逮捕される。1986年時はスラッシュメタルを好む反抗的な若者で、警察官エゴンに目を付けられていた。

カタリーナ・ニールセン(ヨルディス・トリーベル)
ヴィンデン高校の校長。ミッケル、マグヌス、マルタの母。末っ子のミッケルについで夫ウルリッヒまでが失踪し、洞窟の謎を突き止めようと洞窟に通い続ける。1986年時は高校生で、ウルリッヒと付き合っている。

マッツ・ニールセン(Valentin Oppermann)
ウルリッヒの弟。1986年に原子力発電所近くの森で失踪した。実はノアとヘルゲに拉致され、タイムマシンの試作品の実験台にされて殺された。遺体は2019年11月4日に地下貯蔵室に現れ、ペーターとトロンテによって森に運ばれた。

トロンテ・ニールセン(ウォルター・クレー)
ウルリッヒの父。元記者。妻と2人で小さなアパートに住んでいる。ミッケルが失踪した2019年11月4日、ペーターからの連絡を受けて地下貯蔵室へ行き、1986年に失踪した息子マッツの遺体を確認する。その後、老クラウディアの指示で森に遺体を放置した。1986時は発電所所長クラウディアと不倫関係にあった。

ヤーナ・ニールセン(Tatja Seibt)
ウルリッヒの母で、トロンテの妻。1986年に失踪した息子マッツが生きていると信じ、現在も待ち続けている。1986年時、夫の浮気に悩み離婚を考えていた。

アグネス・ニールセン(アンチュ・トラウェ)
ウルリッヒの祖母で、トロンテの母。1953年にトロンテを連れてヴィンデンに引っ越してきた。シングルマザー。エゴンの妻ドリスを誘惑する。

ドップラー家

フランツィスカ・ドップラー(Gina Stiebitz)
高校生。ドップラー家の長女。両親や町の人々の偽善に憤りを感じ、ヴィンデンを出るためにお金を貯めている。森の中の廃線跡にお金を入れた小さな箱を隠している。

エリザベート・ドップラー(カルロッタ・フォン・ファルケンハイン)
ドップラー家の次女。聴覚障害者。学校の帰りに“ノア”と名乗る男と会っており、彼女の情報によってノアの似顔絵が作成された。2052年では終末を生き延びた生存者グループのリーダーになっている。

シャルロッテ・ドップラー(カロリーヌ・アイヒホルン)
ヴィンデン警察の署長。フランツィスカとエリザベートの母。夫ペーターが同性愛者だと知って以来、話し合うことなく家庭内別居を続けている。失踪事件に関わる“ノア”が自分と関係があるのではないかと恐れを抱く。

ペーター・ドップラー(シュテファン・カンプヴィルト)
心理療法士。シャルロッテの夫で、フランツィスカとエリザベートの父。同性愛者で、妻シャルロッテとは1年前から家庭内別居中。
ミッケルが失踪した夜、地下貯蔵室でマッツの遺体を発見し、老クラウディアの指示でトロンテとともに森に運んで放置した。その際、老クラウディアから未来の出来事を記した手帳を預かった。

ヘルゲ・ドップラー(Hermann Beyer)
ペーターの父。左耳がつぶれ、左頬に大きな傷跡がある。1953年、少年時代に2019年から来たウルリッヒに襲われて大怪我を負い、地下貯蔵室に閉じ込められた。左耳と左頬の傷はそのときのもの。その後、1986年に飛ばされてノアに救われ、以来ノアの協力者となる。
1986年時は原子力発電所の警備員で、子供の頃から想いを寄せる女性クラウディアにH・G・タンハウスの「時間の旅」をプレゼントしている。
2019年、認知症で失われていた記憶を取り戻し、若き日の自分を止めようとして車ごと突っ込み、死亡した。

ベルント・ドップラー(ミヒャエル・メンドル)
ヘルゲの父。原子力発電所の創設者で、初代所長。1986年時、新任所長となったクラウディアに事故隠蔽の秘密を打ち明ける。1953年時は妻グレタと息子ヘルゲと共に豪邸(のちのホテル)に住んでいて、ヴィンデンにドイツ初の原子力発電所を建設するため奔走する。

グレタ・ドップラー(Cordelia Wege)
ヘルゲの母で、ベルントの妻。ノアがいる教会に通っている。ヘルゲが夫の子ではないかもしれないという恐れから、愛情を注げない。

ティーデマン家

バルトシュ・ティーデマン(Paul Lux)
高校生。ティーデマン家の一人息子。ヨナスの親友で、マルタの彼氏。ノアに目をつけられ、ヨナスは敵だと教えられる。

レジーナ・ティーデマン(デボラ・カウフマン)
バルトシュの母で、アレクサンダーの妻。“森のホテル・ヴィンデン”を経営していたが、現在は閉業して闘病生活を送っている。1986年時はウルリッヒとカタリーナからいじめを受けており、助けてくれた流れ者のアレクサンダーと付き合うようになる。母クラウディアとはうまくいっていない。

アレクサンダー・ティーデマン(ピーター・ベネディクト)
バルトシュの父で、レジーナの夫。原子力発電所の所長。警察の捜査が入ることを恐れ、1986年から洞窟内に保管されていた事故隠蔽の証拠(放射性廃棄物が入ったドラム缶)をトラックに積んで移動させた。本名はボリス・ニーヴァルトで、偽名を使っていることを知るハンナから脅迫されている。
1986年にヴィンデンに現れ、いじめられていたレジーナを助けたことがきっかけで親しくなる。その後クラウディアに雇われ、発電所に勤務する。

クラウディア・ティーデマン(ジュリカ・ジェンキンス)
レジーナの母で、バルトシュの祖母。仕事に打ち込むシングルマザー。1986年に発電所の所長に就任した。就任初日に前所長ベルントから事故隠蔽の秘密を打ち明けられる。その後、アレクサンダーを雇って放射性廃棄物が保管されている洞窟の扉を溶接させ、外部からアクセスできないようにした。

エゴン・ティーデマン(Christian Pätzold)
クラウディアの父。元ヴィンデン警察の警察官。1987年に退職している。1953年時は若き警察官で、建設現場で発見された少年の遺体やヘルゲの誘拐事件について調査している。2019年からタイムスリップしたウルリッヒを、一連の事件の犯人として逮捕した。

ドリス・ティーデマン(ルイーゼ・ヘイヤー)
エゴンの妻で、クラウディアの母。1953年に引っ越してきたアグネスとトロンテ親子に部屋を貸す。アグネスの誘惑に負けて関係を持つようになる。

そのほか

未来から来たヨナス(アンドレーアス・ピーチュマン)
レジーナが経営する“森のホテル・ヴィンデン”に滞在し、ヨナスが洞窟の秘密を探る手助けをした。タイムマシンを持ち歩く時間の旅人。シーズン1のラストでトンネルの破壊に失敗し、2019年のヨナスを2052年に飛ばしてしまう。

ノア(マルク・ヴァシュケ)
秘密結社〈シーク・ムンドゥス〉のメンバー。時間の旅人。ヘルゲを洗脳して協力者に育て上げた。マッツ、エリック、ヤシンを拉致して1986年の地下貯蔵室に監禁し、タイムマシン試作品の実験台にした。現在はバルトシュを協力者にしようとしている。

アダム(ディートリッヒ・ホリンダーボイマー)
秘密結社〈シーク・ムンドゥス〉の指導者。老クラウディアが書いた手帳の最後のページを探している。

クラウゼン(シルヴェスター・グロート)
特別捜査班の指揮を執るためヴィンデンにやってきた警察官。事情聴取を重ね、住民たちの嘘に気付く。アレクサンダー・ティーデマンを怪しむ。

H・G・タンハウス(Christian Steyer)
「時間の旅」の著者。時計職人。1953年に老クラウディアからタイムマシンの設計図を渡され製作を依頼されるが完成には至らず、1986年に中年ヨナスが持ち込んだ完成品を参考にして完成させた。

ウェラー(レオポルド・ホーナン)
ヴィンデン警察の警察官。右目を負傷しているが、原因は不明。発電所の所長アレクサンダーと密かに繋がっており、警察署の情報を流したり発電所の隠蔽工作に手を貸したりしている。バーナデッテとは兄弟。

バーナデッテ
性転換した売春婦。トレーラーハウスで商売をしており、かつてペーターが常連だった。

家系図

※クリックで拡大します(PCのみ)

ダーク家系図
ダーク家系図(ネタバレ有)

キーワード(ネタバレ有)

発電所近くの森の中にある洞窟。ほとんどの住民はよく知らない。洞窟の最初の地図は、ヨナスの父ミハエル・カーンヴァルトによって作成され、彼の死後ヨナスに引き継がれた。

シーズン1のラストで中年ヨナスがトンネルを破壊しようとして失敗し、ワームホールを閉じてしまったため、シーズン2ではトンネルを利用してタイムスリップすることができなくなる。

通路として
洞窟の奥には3つの扉(トリケトラのシンボルと「Sic Mundus Creatus Est」の文字が装飾されている)があり、過去と未来を結ぶ通路に繋がる人工トンネルに通じている。トンネルの扉へ向かう道には、ヨナスによって赤い紐の目印がつけられている。

貯蔵庫として
1986年の事故で発生した放射性廃棄物が入った黄色いドラム缶が保管されている。事故当時の所長ベルント・ドップラーが隠蔽し、保管した。その後、後任のクラウディアによって鉄のドアが閉鎖され、外部からアクセスできなくなった。

ヴィンデン洞窟に近い、町の端に位置する。ヴィンデンにおける最大の雇用主。創設者および初代所長はベルント・ドップラー。2代目所長はクラウディア・ティーデマン。3代目所長はアレクサンダー・ティーデマン

1950年代にベルント・ドップラーによって建設が推進された。1953年に建設現場で2人の少年の遺体が発見されたが建設中止には至らず、原子力法案の通過を経て1960年に建設開始。

チェルノブイリの事故が起きた1986年の夏、爆発事故が発生するも、当時の所長ベルント・ドップラーが隠蔽。従業員に賄賂を贈って口止めし、放射性廃棄物を黄色いドラム缶に入れて洞窟へ隠した。後に、このときの爆発によって〈神の素粒子〉が発見されたことが明らかになる。

同じ年、ドイツ初の女性所長としてクラウディア・ティーデマンが就任。ベルントから秘密を受け継いだクラウディアは、廃棄物を隠している洞窟の扉を溶接して閉じ、外部からアクセスできないようにした。

福島の事故を受けて、2020年に廃止が決定。2019年、失踪事件に関して警察の捜査が入ることを恐れた所長アレクサンダー・ティーデマンは、廃棄物の入ったドラム缶をトラックに積んで発電所の外へ持ち出した。

2020年6月、1か月後の閉鎖に向けて、アレクサンダーが廃棄物のドラム缶を保管プールに入れてコンクリートで埋めるが、特別捜査班を率いるクラウゼンによって暴かれる。

1986年に原子力発電所で爆発が起きた際の放射性廃棄物が入っている。当時の所長ベルント・ドップラーによって事故は隠蔽され、廃棄物は黄色いドラム缶に入れられて洞窟の奥に隠された。

後任のクラウディアは流れ者のアレクサンダーを雇い、ドラム缶が置かれている洞窟の扉を溶接して閉じさせている。

2019年11月、失踪事件の捜査で警察が立ち入ることを予想した所長アレクサンダー・ティーデマンは、ドラム缶をトラックに積んで移動させた。

その後、未来から来た中年ヨナスがタイムマシンを稼働させる目的で、トラックの中のドラム缶からセシウムの放射性同位元素である137-Csを取り出している。

2020年6月、アレクサンダーの命令で警察官ウェラーがドラム缶を積んだトラックを運び、発電所内に持ち込んだ。

ドップラー家が所有している。山小屋のそばにある金属製ハッチがついた地下貯蔵室は、ウィンデン洞窟のトンネルのすぐ上に位置し、第二次世界大戦時に建設されたと思われる。

1953年には少年ヘルゲ・ドップラーの遊び場となり、後に彼がウルリッヒに襲われて大怪我をしたまま閉じ込められた場所でもある。

1986年には、ノアとヘルゲによって動物柄の明るい壁紙が貼られ、二段ベッドと小さなテレビが置かれた。部屋の真ん中に置かれた椅子型の装置は初期型タイムマシンで、ノアとヘルゲが行方不明の子供たちを使って実験を行った。

2019年11月4日、ペーター・ドップラーは貯蔵室に突然現れた少年の遺体が1986年に失踪したマッツだと気づき、マッツの父親トロンテを呼び出した。その後、2人の前に老クラウディアが現れ、ペーターとトロンテターと命じてマッツの遺体を森に運ばせた。

2020年6月、シャルロッテによって失踪事件やタイムトラベルに関する資料が持ち込まれ、シャルロッテ、ペーター、ハンナ、中年ヨナス、カタリーナが話し合う場となった。

日本語訳は「かくして世界は創られる」。錬金術の奥義が記されていると言われるエメラルド・タブレット(現存するのは翻訳だけで、実物は確認されていない)の中の一文。

ノアの背中のタトゥーや、ウィンデン病院の廊下に飾られていた絵は、17世紀のドイツの錬金術師ハインリヒ・クンラートの『永遠の智恵の円形劇場』の挿絵で、エメラルド・タブレットの想像画(ドラマではそこにトリケトラのシンボルが挿入されている)。

アダムが作った秘密結社〈シーク・ムンドゥス〉の名前の由来でもある。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

1921年6月21日。若いノアと1人の男が洞窟内にトンネルを掘る。男が組織と指導者アダムへの疑問を口にすると、若いノアは男を殺す。教会へ行き、未来の自分と会うノア。年を取ったノアはアダムの意思について、「今はわからないことも、わかる日がくる」と語る。
2053年6月21日。タイムスリップしたヨナスは、住民のほとんどが死滅したヴィンデンの町で暮らしていた。地下貯蔵室で見つけたクラウディアの音声テープをもとに、タイムトラベルを可能にする〈神の素粒子〉について学ぶヨナス。
生き延びた人々のグループを率いるエリザベートは、発電所内を“危険地帯”として立ち入りを禁じ、中に入った者を処刑していた。「預言が実現すれば道が開き、楽園が訪れる」と唱えるエリザベート。
2020年6月21日。終末まであと6日。エリック、ミッケル、ヤシン、ヨナス、ヘルゲ、ウルリッヒの失踪を受けて、警察では特別捜査班が結成される。指揮を執るクラウゼンは、住民たちの前で捜査をゼロからやり直すと宣言する。
ハンナが銃で自殺しようとしたとき、未来から来た大人のヨナスが現れる。成長したヨナスだと知って抱き締めるハンナ。中年ヨナスは本来のヨナスが未来にいることを告げ、自分がトンネルの破壊に失敗して閉じてしまったせいで戻れなくなっていると説明する。
シャルロッテは亡き祖父H・G・タンハウスの持ち物の中に、ノアの写真があることを知る。写真の裏には「1921年1月8日 シーク・ムンドゥス・クレアトゥス・エスト(かくして世界は創られる)」と書かれていた。
発電所の閉鎖が1か月に迫る。所長のアレクサンダーは警察官ウェラーに命じてトラックに積んだ放射性廃棄物を発電所に持ち込み、使用済み燃料の保管プールに廃棄物を並べてコンクリートで埋める。
2053年。立ち入り禁止の発電所内に侵入したヨナスは、脈動する巨大な黒い塊が空中に浮いているのを見つける。

2053年6月22日。ヨナスはクラウディアの録音された音声を頼りに、原子炉内の黒い球体〈神の素粒子〉を安定させ、タイムトラベルを可能にさせようと試みる。しかしエリザベートに見つかり、首吊り台に立たされ足を撃たれる。処刑が執行されるが、エリザベートは土壇場でヨナスを助ける。シリヤの手引きで牢を抜け出したヨナスは、発電所で〈神の素粒子〉を安定させることに成功し、球体の中に入っていく。
1987年6月22日。イネスの家に引き取られたミッケルは、この場所で新たな生活を始めようとするが馴染めず、孤独を感じる。マグヌスはフランツィスカが売春をして金を稼いでいると思い込み、フランツィスカを問い詰める。だが彼女が売っているのは体ではなく、ホルモン療法の処方箋だった。
クラウディアのもとに未来から来た老クラウディアが現れ、犬を連れてきたのは自分だと話す。老クラウディアはタイムマシンを見せると、「あと5日で始まる。アダムを止めて」と告げて消えてしまう。クラウディアは未来の自分にもらった地図をもとに庭を掘る。そこにはタイムマシンが埋められていた。
エゴンは1953年に逮捕した正体不明の男(2019年から来たウルリッヒ)に会うため、彼が34年前から入院している精神科病棟を訪ねる。男はエゴンに「目的は殺人だけ。多く殺せば気分がいい」という言葉を告げ、エゴンの死を預言する。
2020年6月22日。レジーナはクラウゼンの事情聴取を受け、昨年ホテルに現れた謎の男(中年ヨナス)について話す。男が残していった資料を見たシャルロッテは、そこに祖父の著書のコピーがあるのを見て動揺する。
中年ヨナスはタイムマシンを使ってハンナを1987年に連れて行く。ハンナは亡き夫ミハエルが、2019年からタイムトラベルしたミッケルであることを知る。

1954年6月23日。ノアに監禁されていた少年ヘルゲは半年ぶりに帰宅するが、誰にも口を開こうとしない。手を焼いた母グレタは牧師のノアに相談。ヘルゲはノアとだけ話をする。
アグネスと老クラウディアは地下貯蔵室で会い、アグネスの兄ノアについて話す。アグネスはかつて兄とともに秘密結社〈シーク・ムンドゥス〉のメンバーだったが、現在は決別していた。
ノアと再会したアグネスは、アダムが欲しがっている手帳の最後のページを老クラウディアが持っていることを教え、見返りとして組織に戻してほしいと頼み込む。アグネスの情報をもとに森へ行ったノアは、老クラウディアを殺して最後のページを手に入れる。
最後のページを読んだノアは未来に起こることを知り、アダムに「ページはなかった」と嘘の報告をする。
1987年6月23日。エゴンは再び正体不明の男(2019年から来たウルリッヒ)と面会し、去年発売されたレコードの歌詞をなぜ1953年の時点で知っていたのかと尋ねる。彼は「自分はウルリッヒ・ニールセンで未来から来た」と明かす。
過去の資料でミッケルのことを思い出したエゴンは、イネスから写真を借りてウルリッヒに見せる。写真を見たとたん、「その子はどこにいる」とエゴンに襲いかかるウルリッヒ。
エゴンから前立腺がんだと告白され、ショックを受けるクラウディア。時計職人H・G・タンハウスを訪ねてマシンの使い方を教わったクラウディアは、2020年にタイムスリップして病魔に侵された娘レジーナを目撃する。

2020年6月24日。ハンナと中年ヨナスは、シャルロッテ、ペーターと合流して地下貯蔵室へ行き、ノアや老クラウディアについて知っている情報を互いに打ち明ける。シャルロッテはカタリーナにも真実を伝え、カタリーナは事実かどうか確認するために学校で1986年の生徒の資料を調べる。当時の写真には確かにミッケルが写っていた。
タイムマシンを使って2020年に来たクラウディアは、図書館で過去の記事を調べ、自分が謎の失踪を遂げていることや、娘のレジーナがアレクサンダーと結婚していること、父エゴンが自宅で不審死を遂げていることを知る。
マグヌス、マルタ、フランツィスカ、エリザベートは秘密を突き止めるため洞窟へ行き、バルトシュと鉢合わせる。バルトシュが持っていたタイムマシンを奪い、彼を拘束して置き去りにする一同。
1921年。2053年からタイムスリップしたヨナスは、復員兵のふりをして住民の家に泊まり手当を受ける。ヨナスは洞窟へ行くが、トンネルはまだ完成していなかった。若いノアがヨナスの前に現れ、建設中の教会へ案内する。教会の地下には〈シーク・ムンドゥス〉の隠れ家があり、指導者アダムがヨナスを待っていた。アダムは未来のヨナスだった。

2020年6月25日、終末まであと2日。マグヌス、マルタ、フランツィスカ、エリザベートは洞窟に置き去りにしたバルトシュを問い詰め、タイムマシンを操作させる。1987年にタイムスリップした4人は、タイムマシンが本物であることを知る。
シャルロッテの前にノアが現れ、「すべてお前と母親を取り戻すためだった」と打ち明ける。そして今度こそ終末を回避し、全員を生かすためにアダムを殺すと宣言する。ノアはシャルロッテの母が誰かは告げず、その場を立ち去る。
1987年6月25日。ウルリッヒは精神科病院を脱走し、ミッケルに会いに行く。再会した2人は洞窟へ向かうが、イネスからの連絡を受けてエゴンと警官たちが駆けつける。捕まったウルリッヒは「全部おまえのせいだ」とエゴンを罵る。
クラウディアは前所長ベルントを問い詰め、爆発事故によって全ての物に質量を与える〈神の素粒子〉が発見されたことを知る。クラウディアは公表すべきだと促すが、ベルントは事故が明るみに出ることを恐れ、口外を禁ずる。
1921年。アダムは時間や神に支配されない新しい世界を創ろうとしていた。すべてを変える“抜け道”があると言い、ヨナスを実験室に案内するアダム。そこには未来の発電所で見たのと同じ黒い球体があった。これを使えば行きたい場所へ行けるという。
ヨナスはすべての始まりである父親の自殺を止めるため、2019年6月20日へ向かう。

2019年6月20日、ミハエルが自殺する1日前。2019年のヨナスはマルタ、マグヌス、バルトシュと湖へ行く。ヨナスの黄色いレインコートを見て、不安に駆られるミハエル。
タイムスリップしたヨナスは、2019年のヨナスと入れ替わってマルタに会い、「完璧なカップルだ。僕たちを信じて」と告げてキスをする。その夜、2019年のヨナスとハンナは、ウルリッヒとカタリーナの結婚記念日を祝うパーティーに出席する。ヨナスはマルタに誘われ、彼女の部屋でセックスをする。
タイムスリップしたヨナスは、家に残っている父ミハエルに会う。父が書き残した手紙を見せ、自殺を思いとどまるよう説得するヨナス。だがミハエルは自殺を考えてはおらず、さらに、幼い自分を洞窟の扉に案内したのはヨナスだったと打ち明ける。
ヨナスがここへ来なければならなかった本当の理由は、自分に手紙を書かせ、自殺させるためだと語るミハエル。そこへ老クラウディアが現れ、アダムの狙いは永遠に破壊することで、救えるのはヨナスだけだと告げる。
ヨナスは父親に別れを告げ、老クラウディアと一緒に家を出ていく。2人が去った後、手紙を書くミハエル。

1954年6月26日、終末まであと1日。森で老クラウディアの遺体が見つかる。彼女の写真を見たヘルゲは、ノアから「白い悪魔」だと聞いたと話す。2020年からタイムスリップしたハンナは警察を訪れてエゴンに会い、逮捕されたのは夫かもしれないと告げる。ハンナは拘束されているウルリッヒと再会するが、彼の愛情が偽物だと気づき、「夫ではない」と断言してウルリッヒを見捨てる。
2020年6月26日。タウンゼンはアレクサンダー・ケーラーがマールブルクを出た時の住民登録を取り寄せ、なりすましの容疑で逮捕する。アレクサンダー・ケーラーは1986年に失踪したクラウゼンの弟の名前だった。クラウゼンは「答えはヴィンデンにある」と書かれた匿名の手紙を受け取っていた。
マルタは中年ヨナスと会い、彼がヨナスの成長した姿だと気付く。2人が一緒にいるところを見たカタリーナは激昂し、ヨナスの父はミッケルだと明かしてマルタを連れ帰る。
フランツィスカ、マグヌス、エリザベートは、シャルロッテとペーターにタイムマシンについて話す。シャルロッテは関わらないよう諭すが、フランツィスカは両親が知っていながら隠していたことに激怒する。
1987年6月26日。クラウディアはエゴンの死を回避しようと、行動をともにする。エゴンはマッツやヘルゲの失踪にはタイムトラベルが関係していると話す。洞窟に秘密があると考えたエゴンは警察に連絡して調べさせようとし、クラウディアと揉み合いになる。倒れた拍子に頭を打ち、血を流すエゴン。クラウディアは「すべて従来通りに」という老クラウディアの言葉を思い出し、エゴンを見殺しにする。死の間際、クラウディアこそが「白い魔女」だということに気付くエゴン。
帰宅したクラウディアの前にヨナスが現れ、老クラウディアから事情を聞いたと話す。

1987年6月27日、終末の日。ヨナスはクラウディアと廃棄物がある洞窟へ行き、タイムマシンを作動させてトンネルを再開し、過去と未来を繋ごうとする。
1921年6月27日。アダムの嘘に気付いたノアは、教会でアダムを殺そうとするが失敗。妹のアグネスに撃ち殺される。
2020年6月27日。中年ヨナスはマルタを助けるため、彼女を銃で脅して地下貯蔵室に閉じ込める。だがペーターとエリザベートが扉を開け、マルタは外に出る。
タイムスリップしたクラウディアはヨナスと別れ、レジーナのもとへ。レジーナを連れて貯蔵室へ行き、ペーターたちと合流する。そこに若いノアがやってくる。
カタリーナはヨナスの家で見つけた地図をもとに洞窟を進み、トンネルの扉を開ける。中年ヨナスは子供たちを終末から救うため、ニールセン家に乗り込む。バルトシュ、マグヌス、フランツィスカの前でタイムマシンを作動させるヨナス。
捜査のため発電所に乗り込んだクラウゼンは、コンクリートで固められた保管プールを怪しみ、コンクリートを掘り起こす。シャルロッテの制止を無視して、黄色いドラム缶を開けてしまうクラウゼン。
1921年ではアダムが、2053年ではエリザベートがそれぞれダークマターを活性化させる。黄色いドラム缶の中から浮かび上がったダークマターは、2053年と繋がるポータルを誕生させる。ポータルを通じて、娘であり母でもある未来のエリザベートと会うシャルロッテ。
クラウディアと別れたヨナスは自宅に戻り、マルタと再会。そこへアダムが現れ、「私が始めるのは今の私になるためのきっかけだ」と告げてマルタを撃つ。マルタは息絶えるが、マルタにそっくりな少女が現れ、「別の世界から来た」と告げて球体の装置を作動させる。
巨大な黒い球体が発電所を飲み込み、終末が訪れる。

感想(ネタバレ有)

ヨナスの正体と因果のループ

シーズン1の謎が明かされていくにつれ、予想以上に壮大な物語であることがわかってきました。シーズン1で中年ヨナスが「ミッケルのことはほんの一部にすぎない」と言っていたのは、こういうことだったのね。

悪だと思われていたノアもまた駒にすぎず、ラスボスだと思われた“アダム”なる奇妙な人物はなんとヨナスの未来の姿。こうなると、もう誰が敵で悪なのか、誰が味方で善なのか、わからなくなってきます。

ノアの目的は終末を回避することで、彼は自分の家族(妻エリザベートと娘シャルロッテ)を救うために動いていました。ヘルゲを騙してマッツやエリックを実験台にしたのも、それによってタイムマシンが完成すればいくらでもやり直すことができ、すべての人を救える、という理屈です。

一方、アダムの目的は神と時間を超越した新たな世界を創り出すことらしいのですが、そのためにループを繰り返すという理屈がよくわからない。まぁそのあたりもシーズン3で明らかになると思います。

中年ヨナスが「僕がアダムになるのは避けられないとしても、僕になるのは止められる」と言っていたのが意味深で、ヨナスひとりとっても時代によって考え方が違い、同一人物でありながら同じではないんですよね。

そしてヨナスに知識を与えたクラウディアは、実は過去の時点でヨナスから知識を与えられていた…というブートストラップパラドックス(因果のループ)。

旅人たち(ヨナス、クラウディア、ノア)は未来を変えようとしてタイムトラベルを繰り返し、それが原因と結果の無限ループを完成させてしまう。この閉じられた世界から抜け出すことは永遠に不可能なんじゃないか…と絶望的な気持ちになります。

ミハエル自殺の真相が悲しすぎる

シーズン2最大の驚きは、ミッケルが失踪した理由とミハエルが自殺した理由でした。まさかヨナスだったとは…!!!!/( ̄ロ ̄;)\

自殺を止めようとしてタイムスリップしたヨナス自身が、ミハエルに自殺する理由を与えてしまうと言う悲劇。悲しすぎるでしょ、こんなの。

そう思ってシーズン1の冒頭を振り返ると、ミハエルがめちゃくちゃかっこよく見える。逃げようとしたのではなく、息子を生かすことで彼自身も世界に立ち向かおうとしたのかもしれない。

シーズン1の第5話で、中年ヨナスが2019年のヨナスに語った「彼は命の恩人だ。後になって分かった」という言葉が、今になって染みますね。

そして少年ミッケルを洞窟へ誘導して1986年に送り込んだのも、実はヨナスでした。すべてを知ったうえで、ミッケルのタイムトラベルは必要不可欠だと判断したようです。これも辛い…。

ミッケルの人生って何だったんだろう…って考えてしまう。これじゃ、ヨナスのための人生ではないか。つくづくやりきれない。ミッケル(ミハエル)が自分の人生を生きられる世界は創られるんだろうか。

神の素粒子とタイムトラベル

登場人物や時代の繋がりはまだ整理できるのだけど、物理&化学方面がからっきしダメで、ドラマの中のセリフだけではほとんど理解が追いつかなかったので少し調べました。

〈神の素粒子〉は、宇宙誕生期にすべての物質に質量をもたらしたとされるヒッグス粒子(ヒッグス博士が提唱)の別名。2012年にその存在が確認されるまで、ずーっと見つからなかった「最後の素粒子」。

ドラマでは1986年の原子力発電所の爆発事故の際に偶然発見されたという設定になっていて、おそらくこの未知の素粒子が“ダークマター”としてタイムトラベルを可能にした、ということなのではないかと思います(たぶん)。

シャルロッテとノアの正体

クラウゼンが放射性廃棄物のドラム缶を開けたことでダークマターが活性化され、シャルロッテは2053年のエリザベートと繋がりました。

エリザベートはシャルロッテの娘であり、母親でもあることが判明。そしてノアはエリザベートの夫で、シャルロッテの父親。これも衝撃でした。

ということは、シャルロッテはこの時代の人間ではなく、未来で生まれたということですよね(あるいはエリザベートが過去にタイムスリップして産んだ?)。

ノアはシャルロッテを連れ戻すために探し続けたと語っていたので、彼女を夫妻から奪った人物がいたのだと思われます。ノアはエリザベートがシャルロッテの娘だと知ってたのかなぁ。

祖父H・G・タンハウスはどういう経緯でシャルロッテを引き取ったんだろう?

別の世界から来たマルタ

アダムはヨナスが自分と同じ道をたどるように、愛するマルタを殺します。必要な痛みだとアダムは言っていたけど、あんまりだ…。

中年ヨナスは当然これを経験していたわけで、だからマルタを助けようとして無理やり地下貯蔵室に閉じ込めたんですね。彼の望みは叶わなかったけど。

マルタは死んでしまったのに、なぜかもう一人のマルタが出現。彼女は別の世界から来たようで、移動を可能にする奇妙な球体の装置を持っていました。シーズン3はパラレルワールドも加わることになりそう!? ワクワクするわ~。

別世界から来たマルタはヨナスをどこへ連れて行ったのか? カタリーナはトンネルを抜けてどこへ行ったのか? 中年ヨナスとバルトシュ、マグヌス、フランツィスカはタイムマシンでどこへ向かったのか?

ハンナは1954年にとどまるのか? アレクサンダーは過去に何をやったのか? ウェラーが右目を負傷した原因は何なのか?

はたして無限ループから抜け出すことはできるのか?

シーズン3は2020年6月27日(終末の日!)配信です。楽しみ!!

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