「法医学医ダニエル・ハロウ」第3話のあらすじと感想。
ファーンの誕生日が近い中、ハロウはワニの生息地でもあるクイーンズランド北部へ出張。爬虫類が大の苦手ということもあって、珍しく捜査に消極的なハロウでした。
コンクリート詰め遺体の捜査もじわじわと進み、気が気じゃありません。
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第3話「危険地帯」あらすじ
死んだワニの胃袋から人の腕が発見され、ハロウとダスは北部へ向かう。ワニの巣には男性の遺体が残っており、ガス検知器で調べると殺鼠剤の成分が検出される。
現地の巡査部長ガブリエル・カペロと共に、ワニがいた場所にいたと思われる3艇のヨットを調べるハロウとダス。
ハロウはその中の一艇、マイケル・アバラードが所有する“ヒライス号”が気に掛かり、助手のサイモンに電話をしてヨットカタログを調べさせる。
ハロウたちが“ヒライス号”を調べようとすると、アバラードが抵抗。ダスを殴って出港しようとする。ダスはアバラードを殴り返して逮捕する。“ヒライス号”には密輸した爬虫類が積まれていた。
3艇のヨットのうちのひとつを所有していたアリスターの妻レナは中毒で入院。ハロウが夫妻のヨットを調べると、毒物が検出された。アリスターに殴られて気を失ったハロウは、拘束されてボートで運ばれ、ワニのいる川に投げ込まれそうになる。
アリスターとレナは高価なヨットを手に入れるため、金持ちで孤独な男ペンを罠に嵌め、毒殺して死体を遺棄したのだった。ハロウはアリスターを殴って気絶させ、窮地を脱する。
ステファニーはファーンの誕生日を祝うためケーキを焼いて待つが、ファーンは現れなかった。ハロウが“ベティ号”に戻ると、ファーンがプレゼントを開けた痕跡があった。
ハロウはジャックからホヴァードが死んだことを知らされる。ハロウの出張中にコンクリート詰め遺体から金属プレートを取り出したサイモンは、プレートの製造番号を調べれば身元が特定できると喜ぶ。
第3話の感想(ネタバレ有)
ワニの胃袋から発見された遺体
今回の舞台はクイーンズランド北部。
世界遺産に登録されているグレート・バリア・リーフと熱帯雨林が広がる“トロピカル・ノース”と呼ばれている場所です。
ハロウが嫌いなワニの生息地でもあります。
ワニの胃袋から見つかった遺体の一部を手がかりに、現地のイケメン巡査部長ガブリエルと共に捜査にあたるハロウとダス。
犯人は新婚旅行中の金持ち夫婦(のフリをしていた)アリスターとレナでした。
遺体の腕に残っていた傷は、タトゥーを切り取った痕。
ニンニクの匂いは、被害者が最後に食べたレナの毒入りニンニク料理。
レナが男をたぶらかして結婚し、毒殺して死体を遺棄した後、アリスターが夫になりすましてヨットに乗り込み、手に入れたヨットを売却する……という算段でした。
誤算だったのは、ハロウたちが聞き込みに来たこと。焦ったレナは海に毒を捨て、そのときに毒を吸い込んで入院してしまったのです。
ハロウが怪我をしたダスを見舞うために訪れた病院で、入院していたレナを見かけるという展開は、ちょっと偶然が過ぎる気もしますが……。
急接近する2人とファーンの反抗
ハロウとダスは、ガブリエルの甥っ子のパーティーでキス。
前回から怪しかったけど、展開が早いですね~。
しかしハロウには問題が山積みです。
娘のファーンは携帯を捨てて連絡を絶ってしまい、誕生日を祝おうと母親が待つ家にも帰ってきませんでした。
反抗的な態度をとりながらも、ハロウの留守中に“ベティ号”を訪れるファーン。結局ハロウのことが好きで、かまってほしいんだろうなぁ。
遺体から金属プレートが見つかる
前回、ハロウは遺体の骨のDNAをホヴァード老人のものとすり替えて、身元をごまかすことに成功。
おそらくデータベースを調べれば一発でわかる身元だったんだろうね。
同僚のフェアリーは遺体が水中に沈んでいたのは半年から1年くらいだと見積もっていましたが、ハロウは2年~4年くらいだと反論していました。
これも、捜査を攪乱させるための嘘だろうなぁ、たぶん。
サイモンはハロウの出張中に遺体をスキャンして金属プレートを発見。勝手に取り出してしまいました。
金属プレートの製造番号を調べれば、身元が判明してしまいます。
有能な助手を持ったために窮地に陥るハロウ。
ハロウがこっそりホヴァード老人のDNAを採取しているところを目撃したジャックは、居留守を使ってハロウを無視していましたが、その後ホヴァード老人が亡くなったことを知らせるために連絡してきます。
「おまえが何をやったにせよ、秘密は暴かれない。もちろんおまえが俺に話すなら別だが」
ジャックに打ち明けることはできないのかなぁ。
遺体の身元が割れるのは時間の問題だよね。
っていうか誰なんだろう、あの遺体。
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