「ロング・ナイト」第5話・第6話あらすじ感想|ホームレスの正体が明らかに

「ロング・ナイト 沈黙的真相」あらすじキャスト

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中国ドラマ「ロング・ナイト 沈黙的真相」第5話・第6話のあらすじと感想です。

あまりの面白さに見入っちゃいますね。

最初は3つのタイムライン(3人の主人公)に混乱するかなと思ったけど、さほど混乱せず楽しめてます。切り替わるタイミングが絶妙で、計算されているのがよくわかります。

第5話・第6話のあらすじ(ネタバレ有)

2000年、苗高郷。候貴平はある写真の現像を金山写真館に依頼。だが写真を見た店主の李大北は岳軍に連絡し、胡一浪(フー・イーラン)という男に売りつける。胡はネガを燃やすが、候貴平が写真を持っていると知ると、岳軍に後始末を命じる。
一方、候は写真のコピーを持って平康県を訪ね、公安局に通報する。夜になって帰宅すると、岳軍が宿舎を訪ねてくる。自分の背後には大物がいると言い、この件から手を引いてほしいと頼む岳軍。だが候は告発すると宣言し、岳軍を追い返す。
その後、丁春妹(ディン・チュンメイ)が宿舎にやってくる。岳軍は酒に牛用の精力剤を混ぜ、恋人の春妹を送り込んで強姦事件をでっちあげる。岳軍と胡一浪の会話は、通りすがりの村の少女に聞かれていた。
2003年、平康県。江陽の調査は行き詰まり、断念せざるを得なくなっていた。そんなとき、陳明章から刑事の朱偉(ジュー・ウェイ)を紹介される。朱偉は数ヶ月前に「候貴平は無実」と告げる匿名電話を受けたと話す。
2010年、江潭市。厳良は陳明章を見つけ出し、候貴平の検視報告書を受け取る。

2003年、平康県。候貴平の無実を伝える匿名の通報は、村の公衆電話からだったという朱偉。江陽は再調査を続けることを決め、朱偉とともに丁春妹から話を聞くことに。
最初は事件への関与を否定する丁春妹だったが、やがて岳軍に「1万元やるから候と寝ろ」と言われたことや、精液をタオルにつけて襲われたと偽証したことを語り始める。
だが殺人犯についての証言を得られないまま、朱偉は遠方への出張を命じられてしまう。
2010年、江潭市。陳明章は候貴平の検視報告書とともに、丁春妹の録音証言を厳良たちに渡す。侯の遺体からは溺死の痕跡が見つからず、死亡は食後1時間以内であることから、死んだのはレイプ前の可能性もあると話す。
そんな中、江潭市北部の臨江区にある廃ビルが爆発する事件が起こる。爆破したビルにはホームレスが出入りしていたという目撃証言があり、建物の所有者は〈卡恩グループ〉であることがわかる。
その頃、廃ビルを爆破したホームレスは、ある倉庫を訪れていた。ホームレスの正体は変わり果てた朱偉だった。

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「ロング・ナイト 沈黙的真相」あらすじキャスト ネタバレ有「ロング・ナイト 沈黙的真相」全話あらすじ・感想・登場人物(キャスト)・原作

第5話・第6話の感想(ネタバレ有)

候貴平の死とレイプ事件の謎

まずは2000年から。

岳軍=孫会長の息子説は消えましたね。彼はほんとに下っ端のチンピラみたいです。彼の上にいるのが胡一浪という危険人物で、孫会長と親しい様子。

岳軍の後ろ盾は〈卡恩グループ〉で間違いないかな。
となると、翁美香をレイプしたのは岳軍じゃなさそうですね。

候貴平がどんな写真を撮ったのかは、ドラマの中では見せてくれませんでした。これが2010年に新聞社宛に届けられている写真ですよね。ネガは胡一浪が燃やしましたが、写真館に1枚だけあった写真は候貴平が盗み出すことに成功。

それを知った胡一浪が岳軍に「後始末」を命じ、候貴平が強姦の罪を着せられて殺される…というのが事件の流れのようです。

整理するために、この日の出来事を時系列でまとめてみました。

  1. 候貴平と李静が大学を訪れ、教師の張超に相談する
  2. 候貴平が平康県の公安局に通報(写真のコピーを提出)
  3. 帰宅した候貴平の宿舎を馬先生が訪ねる(馬先生の証言)
  4. 夜8時頃、岳軍が酒と食べ物を持って候の宿舎を訪ねる
  5. 8時20分頃、言い争いになり、岳軍が宿舎を出ていく
  6. 8時30分頃、丁春妹がポットを手に候の宿舎を訪ねる(酒を飲み、強姦される)
  7. 岳軍が胡一浪と電話で話し、その会話を通りすがりの少女2人が聞く
  8. 10時30分頃、丁春妹が宿舎を出て帰宅
  9. 11時半頃、丁春妹が派出所へ行く
  10. 11時50分、警察が出動するが候の姿はない
  11. 翌日、候がダムで遺体となって発見される

丁春妹は岳軍に指示されてレイプを偽証したと証言。
しかし候貴平を殺した人間については言いませんでした。

でも、彼女は岳軍とのプライベートな空間で「候貴平は死ぬときに私たち2人の姿を目に焼き付けてる」と言ってたし、「彼が死んでから毎晩悪夢を見る」とも言ってるので、殺害に手を貸した可能性があります。

問題は、彼がいつ死んだのか。解剖で食後1時間以内に死んだことがわかっています。そうなると、丁春妹の証言と一致しません。溺死ではないこともわかっているので、おそらく早い段階で殺されたのでしょう。

敏腕刑事・朱偉が江陽の調査を手伝う

2003年の江陽は、職場の窓ガラスを割られたり、車のブレーキを細工されたりと、だんだん危険な状況に。

そこへ、力強い味方が現れました。
敏腕刑事の朱偉です。

昔は捜査課の課長だったらしいのですが、李建国に陥れられてその座を奪われたとか。

2人の聞き取り調査のおかげで、丁春妹から証言を引き出すことができ、その録音記録は陳明章によって2010年の厳良たちのもとに届けられます。

おじさんの顔の見分けがつかなくて(薄暗いと特に)、「これ誰?」っていう人が何人かいるんですけど、馬先生は〈卡恩グループ〉側の人間ってことでいいのかな(間違ってたら末尾のコメント欄で指摘してください)。

ホームレスの正体が明らかに

2010年の厳良は、陳明章から候貴平の検視報告書と、丁春妹の録音証言を手に入れました。これにより、チンピラ岳軍の背後に大物がいることを知ります。

さらに廃ビルの爆破事件が起こり、廃ビルに出入りしていたホームレスが事件の関係者で、廃ビルの所有者〈卡恩グループ〉が関わっているらしいことも突き止めました。

趙局長は上層部から「遅すぎる」とせっつかれているようだけど、捜査は間違いなく進展してます。

そしてホームレスの顔、ついに解禁。
途中から気づいてましたが、ホームレスの正体は朱偉でした。

彼は何をしようとしてるんだろう。

そして張超と朱偉が手を組んでいるなら、やはり彼らの目的は真相を明るみに出すことではないかと思えます。

張超の「私の力では制御できないこともある」というセリフが気になりますが。

次回はついに〈卡恩グループ〉に接触するようです。

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