「ロング・ナイト」第3話・第4話あらすじ感想|過去と繋がる写真

「ロング・ナイト 沈黙的真相」あらすじキャスト

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中国ドラマ「ロング・ナイト 沈黙的真相」第3話・第4話のあらすじと感想です。

めちゃくちゃ面白いです! 2010年では厳良が、2003年では江陽が、2000年では侯貴平が、それぞれ事件を追うという展開に。徐々に繋がっていく感じがたまりません。

廃墟で暮らす人物(HGP?)は何者なんでしょうねぇ。

第3話・第4話のあらすじ(ネタバレ有)

2010年江潭市。平康県の公安局から届いた捜査資料には、侯貴平の検視報告書が入っていなかった。厳良は顧刑事を平康県へ向かわせるが検視報告書は見つからず、持ち帰ったのは江陽が残した記録だった。
2003年平康県。江陽は侯貴平の死の真相を明らかにすべく動き出すが、公安局捜査課の課長・李建国(リー・ジエングオ)から妨害を受ける。江陽は監察医の陳明章(チェン・ミンジャン)に接触し、金と引き換えに検視報告書を入手。死因の「溺死」が改ざんされたものであることを知る。
新聞社に2通目の封筒が届く。入っていたのは“麗景ホテル”の写真で、投函場所は前回と同じ西城区東羅巷の郵便ポストだった。任課長と顧刑事は張り込みを行うが、現れたのはゴミ拾いの男だけだった。
記者の張暁倩は、江陽が死ぬ直前に「しばらく姿を消す」と話していたことを厳良に明かす。さらに、張超の妻・李静が侯貴平の恋人だったことが判明する。

2010年江潭市。厳良と任課長は李静から侯貴平の話を聞くことに。2人は大学の同級生で、1年のときに交際を始めたという。
2000年。侯貴平は貧困地区の教育支援プロジェクトに参加。苗高郷の中学校に教師として赴任する。村には〈卡恩グループ〉の寄付で新校舎が建ち、会長の孫に名誉校長の称号が与えられる。
候は村から大学進学者がひとりも出ていないと聞き、成績優秀ながら縫製工場で働く翁美香(ウォン・メイシャン)たちに声を掛け、大学受験のための補習授業を行う。受験勉強に励む美香だったが、ある日従兄を名乗る金髪の男が現れ、彼女を街へ連れて行く。
数日後、美香は農薬を飲んで自殺する。金髪の男は親戚ではなく“黄毛(ホアンマオ)”と呼ばれる村のチンピラ、岳軍(ユエ・ジュン)だった。候は警察に通報して岳軍をレイプ容疑で逮捕させるが、岳は罪に問われることなく釈放され、候を襲撃する。
2010年。李静は自分が渡したカメラが彼の死を招いたと語り、候の最後の手紙が江陽の遺品の中にあるはずだと告げる。
江陽が住んでいた部屋を調べた厳良は、伸縮式物干しに目をつける。若い刑事に同じ物干しを探すよう命じるが、近所のスーパーや商店を回っても見つからない。
江陽の遺品の中には写真館の領収書があり、日付は2000年10月26日だった。厳良は写真館を訪れ、店主の李大北が2003年9月20日の火事で死亡していることを知る。
新聞社に3通目の封筒が届く。中に入っていた写真には「2000年10月25日」の日付が刻まれていた。

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「ロング・ナイト 沈黙的真相」あらすじキャスト ネタバレ有「ロング・ナイト 沈黙的真相」全話あらすじ・感想・登場人物(キャスト)・原作

第3話・第4話の感想(ネタバレ有)

レイプ事件の真相

まずは2000年から。今は亡き候貴平が、教育支援プロジェクトで苗高郷の中学校に赴任。明るく前向きな性格で、子供たちに大学受験を勧めます。

彼自身も小さな村の出身で、村で唯一の大学進学者でした。そういう思いもあって、進学を諦めた子供たちに希望を与えたかったのだと思います。

しかし、彼を慕っていた生徒の翁美香がレイプ被害に遭い、農薬を飲んで自殺。彼女が従兄を名乗る金髪の男・岳軍に連れて行かれるのを目の前で見ていた候は、後悔に苛まれます。

この岳軍は、中学校の古参教師・馬先生の教え子です。レイプ容疑で逮捕されてもすぐ釈放されたので、何か裏がありそう。単純に考えると、地元企業〈卡恩グループ〉の孫会長の息子かな?

候の恋人である李静は、彼にカメラを渡して写真を撮らせたようですが、その写真とは…?

妨害を受ける江陽

2003年では、江陽が大学時代の同級生・侯貴平の自殺について調査を始めます。

が、公安局の李建国は頑なに協力を拒み、検察長からも「新たな証拠がないと許可できない」と言われてしまう。候の親族が誹謗中傷を受けていることを知った江陽は、彼の汚名を晴らすべく、ひそかに捜査することを決めます。

しかし監察医の陳は「パンドラの箱を開けたが最後、後戻りはできない」と忠告するし、謎の人物から「死にたいなら調査を続けろ」と脅迫電話がかかってくるし、嫌な予感しかしない…。

過去と繋がる写真

2010年では、例の写真が3枚揃いました。

前回の情報と合わせて考えると、平康県の峰山路にある“麗景ホテル”が写っているようです。そしてこの写真は、2000年に李静が渡したカメラで侯貴平が撮影した、重要な「証拠写真」である可能性が高いです。

3枚目の写真には「2000年10月25日」の日付があり、候がその翌日に写真館へ行ったことを示す領収証が、江陽の遺品の中に残っていたからです。

推測ですが、この写真にはある人物がホテルから出てきた(または入っていく)瞬間が写っているのでは? 候はこの写真を使って、レイプ事件の真相を暴こうとしたのかもしれない。とすると、レイプ犯=犯人ということになりますね。

また、厳良は江陽が暮らしていた部屋にあった、“伸縮式物干し”の出所を調べさせていました。すると、ある人物(後ろ姿だけ)のもとに、「伸縮式物干しを探してる男がいる」という知らせが入ります。

この人物は誰なのか?

テレビでは〈卡恩グループ〉の経営難を報じるニュースが流れていたので、〈卡恩グループ〉に関わる人物かと思われます。ひょっとして岳軍?

〈卡恩グループ〉が事件と関わっていることを隠すために侯貴平や江陽が殺されたのだとしたら、張超がスーツケースを運んで駅で爆弾騒ぎを起こしたのは、彼らの死の真相を明るみに出すためでしょうか。

法廷でいきなり供述を変えたのも、そうでもしないと警察は本腰を入れて捜査しない、と弁護士の張超にはわかっていたのでは。現に厳良はそれで特別捜査班に加わっています。

とはいえ、まだ物語の序盤。これからもっと複雑になっていくのかも。次回も楽しみです。

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