ネタバレ有「刑事ペーテル」シーズン2全話あらすじ・感想・登場人物(キャスト)・予告動画

北欧ドラマ「刑事ペーテル」シーズン2あらすじキャスト

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海外ドラマ「刑事ペーテル2~未解決事件捜査班~」(全5話)についてまとめました。

ペーテル率いる未解決事件捜査班が事件の真相に迫るクライムサスペンスの第2弾。

シーズン1で事件を再捜査し、衝撃的な事実を暴いたペーテルたち。ところが彼らは署内で疎まれる存在になり、地下オフィスに追いやられてしまいます。

そんな中、ペーテルの兄ウルバンの死の真相を知っていそうな元同僚の刑事コニーが何者かに射殺され、ペーテルは密かに捜査を開始。彼が目を付けたのは、ストックホルム地区警察局長でした。

シーズン1を上回る衝撃的な展開で、結末は大きく心を揺さぶります。シーズン1を見た人には絶対に見て欲しい。今回もロバート・グスタフソンの静かなる演技が素晴らしいです。

作品概要

  • 放送局:WOWOW
  • 放送時間:2022年10月22日(土)16:00~ ※一挙放送
  • 製作国:スウェーデン(2021年)
  • 原題:Det som göms i snö
  • 原案:レイフ・GW・ペーション
  • 監督:クリスティアン・ペトリ

あらすじ

班の創設後、初めて挑んだ衝撃の事件から半年以上が過ぎ、すっかり警察署内で疎まれるようになった未解決事件捜査班。今やオフィスは署の地下に追いやられ、メンバーは肩身の狭い思いをしていた。
そんな中、班長ペーテルの自殺した兄ウルバンの同僚だった、刑事コニーが何者かに殺される。そしてコニーのアパートから未解決事件の資料が大量に見つかったため、ペーテルら捜査班はコニーが何を調べていたのか、捜査に着手する。ペーテルがコニーの自宅を捜査中、ストックホルム地区の警察局長ルドヴィグが訪ねてくるが、そこでペーテルは、ルドヴィグの不審な動きを目撃。ペーテルが部下バルブロとルドヴィグの監視を始めると、ルドヴィグはある衝撃的な行動に出て……。

WOWOW公式サイトより

予告動画

登場人物(キャスト)

※シーズン1のネタバレを含みます

未解決事件捜査班

ペーテル・ヴェンデル(ロバート・グスタフソン)
未解決事件捜査班の班長。心の病で休職していた過去があり、暴走しがちで同僚からも疎んじられている。幼少期に父親から虐待を受け、自分をかばってくれた亡き兄ウルバンへの罪悪感に今も苦しんでいる。

バルブロ(イーア・ラングハンマル)
未解決事件捜査班の事務スタッフ。職場に愛犬を連れてくるなど、マイペースな性格。当初は資料係としてチームに加わったが、ペーテルと行動をともにするうちに捜査能力を開花させ、ペーテルの相棒的存在となる。

カイサ・ベルイホルム(ルイーズ・ピーターホフ)
未解決事件捜査班のメンバー。飲酒癖など素行に問題があり、暴力犯罪課から異動してきた。酔った勢いでヨルマと関係を持ち、妊娠してしまう。女性殺害事件の捜査中。

ヨルマ・ヴィルタネン(クリストファー・ワゲリーン)
未解決事件捜査班のメンバー。半年前に不動産業に転職。久しぶりに未解決捜査班に戻ってくるが、カイサの妊娠を知って動揺する。8年付き合っている恋人リサロットと同棲している。

そのほかの警察官

ウッラ(インゲラ・オルソン)
ペーテルの上司であり、30年来の友人。復帰したペーテルを未解決事件捜査班の班長に任命した。命令を無視して勝手な行動を取るペーテルに手を焼いている。

コニー・ベリイ(Stefan Gödicke)
ペーテルの友人で、亡きウルバンの同僚でもあった刑事。ペーテルと久しぶりに再会し「ウルバンのことを調べている」と告げた夜、何者かに射殺される。

ルドヴィグ・ラーソン(Samuel Fröler)
ストックホルム地区警察局長。コニーの死後、怪しげな行動を取る。

アンテ・オーロフソン(Peter Gardiner)
ウルバンの元同僚で、ステラの現在の夫。

ヴェロニカ(Celie Sparre)
コニーが殺害された事件の捜査責任者。ペーテルの暴走を懸念し、目を光らせている。

エディ(Ville Virtanen)
警察官。事件の捜査を通じてバルブロと出会い、付き合うようになる。現在は内勤。

ペーテルの家族

ヴェラ(タイラ・オーリン)
ペーテルと元妻アン=マリーの娘。両親が離婚し、ペーテルと一緒に暮らしている。精神状態が不安定なペーテルを心配している。ストックホルム警察でインターンとして働くことに。

ウルバン・ヴェンデル(Darius Meskauskas)
ペーテルの兄。ペーテルと同じ警察官だったが、5年前に自殺した。幼い頃、ペーテルをかばって日常的に父親から暴力を振るわれていた。

ステラ・オーロフソン(Cilla Thorell)
ウルバンの元妻。現在はアンテとジャスミンと3人で暮らしている。クリニックに勤務し、14歳の少女エミリーから助けを求められる。

ジャスミン(Mimmi Cyon)
ステラとウルバンの娘。ヴェラと仲が良い。

事件の関係者

エミリー・スクーグ(Inez Dahl Torhaug)
14歳の少女。売春をしている。更生施設の女の子たちからいじめを受けており、大金を要求されて追い詰められる。

ニコル・ハウグルンド(Kristina Paskeviciute)
カイサが追っている女性殺害事件の被害者。遺体はスーツケースに入れられ、湖に沈められていた。

イェニー・エクルンド(Alexandra Alegren)
コニーの携帯に番号が登録されていた女性。コニーやウルバンと風俗街で出会っていた。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

ペーテルたち未解決事件捜査班は「望まない結果をもたらす」と警察署内で疎まれ、地下オフィスに追いやられる。ヨルマは警察を去り、カイサは出産を控えて身重の体ながら、女性殺害事件の捜査に没頭していた。
そんな中、ペーテルは亡き兄ウルバンの同僚たちの集まりに出席。そこで刑事のコニーから「ウルバンのことを調べている」と聞かされる。その翌日、コニーは射殺体で発見される。
コニーの家からは未解決事件の捜査資料が大量に見つかり、ペーテルたちは彼が何を調べていたのか探るよう命じられる。だがストックホルム地区警察局長のルドヴィグが鑑識の目を盗んで何かを持ち去るところを目撃したペーテルは、彼を怪しみ始める。
ペーテルはコニーの遺留品の中からSIMカードを盗む。登録されていた番号は、“LL”と“イェニー・エクルンド”の2件だけだった。ペーテルが“LL”の番号にかけると、ルドヴィグの携帯が鳴る。
ヨルマは半年ぶりに捜査班に戻り、カイサが自分の子供を妊娠していると知って激しく動揺する。

コニー殺害の容疑者として地区警察局長のルドヴィグを怪しんだペーテルは、バルブロとともに彼を監視することに。すると早々にルドヴィグの衝撃的な行動が明らかになる。彼は若い女性を買春していたのだ。ペーテルはルドヴィグの車から壊れたUSBメモリーを盗み出し、修復を試みる。
カイサとヨルマはコニーが古い事件を調べていた理由を探るため、その事件で有罪になった囚人に話を聞きに行く。彼は逮捕前にコニーと思われる人物から脅迫を受け、金を要求されたと話す。
コニーはウルバンの自殺に関する資料も手に入れていたが、寝室にあったはずの捜査資料はすべて犯人によって持ち去られていた。
コニーの携帯電話の通話記録から、死ぬ直前にアンテに電話していたことが判明。彼は撃たれる直前、アンテの留守電に「ペーテルは正しかった。やったのは警察の…」とメッセージを残していた。
一方、売春をしている14歳の少女エミリーは、更生施設の仲間たちからいじめを受け、大金を要求されて追い詰められていた。エミリーはステラが勤務するミカ・クリニックに電話して助けを求めるが、警察への通報を勧められ諦めてしまう。彼女が体を売っている相手はルドヴィグだった。

ペーテルは壊れたUSBメモリーの修復を、バルブロの恋人エディに頼む。ヴェロニカはペーテルがルドヴィグの部屋に侵入したことをウッラに報告。ウッラはバルブロに圧力をかけ、ペーテルが何を調べているのかを聞き出す。
ウッラに呼び出されたペーテルは、ルドヴィグが買春していることや、彼がコニーの家から密かにUSBを持ち去ったことを話すが、相手にしてもらえない。そこへエディが修復したUSBメモリーを持って現れる。中に入っていたのは、ルドヴィグが売春婦に残虐な行為を行っている映像だった。
一方、施設を抜け出したエミリーは、金を得るためにルドヴィグに会うことを決める。そのことを知ったステラは夫のアンテに連絡。ペーテルたちはエミリーを救うためルドヴィグの車を追跡するが、途中で見失ってしまう。
バルブロは友人を頼り、ルドヴィグの居場所を突き止めることに成功。ペーテルとカイサが2人のいるホテルに乗り込み、エミリーを保護する。
カイサはUSBメモリーの映像を見て、そこに映っている売春婦が捜査中の殺人事件の被害者ニコル・ハウグルンドだと気付く。

ニコルは2005年に姿を消し、遺体はスーツケースに入った状態で湖で発見された。死因は絞殺だったが全身に暴力の痕跡があり、頭部には何かで殴られたと思われる複数の凹みが見られた。
ペーテルとカイサはルドヴィグの事情聴取を行う。彼は買春と女性たちへの拷問を認めるものの、快楽が目的で合意の上だと主張する。コニーについては映像をネタに金を強請られていたことを自白するが、殺害は否定する。
ペーテルはコニーの携帯に登録されていたイェニー・エクルンドに会う。彼女は風俗街でウルバンとコニーに出会っており、1週間前にコニーから電話でルドヴィグについて聞かれたと話す。
カイサはステラに頼んで、ミカ・クリニックに保存されているニコルの記録を見せてもらうことに。すると、彼女は例の映像を撮影した翌日にクリニックを訪ねていた。ルドヴィグにはその日のアリバイがあり、ニコル殺害は不可能だとわかる。
ペーテルとバルブロはコニーが所有する船を捜索し、そこでビデオカメラと大量のテープを見つける。どれも買春行為の盗撮映像だった。コニーは映像をネタに買春客を強請る商売をしていたのだ。映像を確認していたペーテルとバルブロは、そこにアンテが映っているのを見て動揺する。
ヨルマはカイサの検診に付き合い、胎児の心音を聞いて感動する。そして恋人のリサロットに、カイサと一度だけ関係を持ったこと、彼女が妊娠し、子供が産まれることを打ち明ける。

ペーテルとバルブロは、かつてウルバンが住んでいたアパートを見に行く。ウルバンは結婚後もその部屋を維持し、班員の仮眠室として使っていた。そこはウルバンが自殺した場所でもあった。
ペーテルはアンテを署に連行し、彼が関わっていたと思われる買春行為の盗撮と強請りについて聴取する。しかしアンテは黙秘を貫き、一言も話そうとしなかった。
苛立つペーテルだったが、ふとしたことからニコルの遺体の頭部に残されていた凹みが時計のリューズによるものだと気付く。幼少期、父親が暴力をふるう際に時計で殴っていたことを思い出すペーテル。
ニコルの遺体が入っていたスーツケースは、ウルバンが以前住んでいたアパートの屋根裏から盗まれた物だった。ペーテルはニコルを殺した真犯人がウルバンだと気づく。
ペーテルに真実を突き付けられたアンテは、すべてを告白する。当時、アンテ、ウルバン、コニーの3人は風俗街に配属されていた。ある売春婦からの頼みで買春客を強請ったのがきっかけだった。一度きりでやめるはずだったがウルバンの心の闇が目覚め、次々と獲物を見つけて楽しんでいたという。アンテはウルバンに攻撃的で非道な面があったことを明かし、ニコルを殺したのはウルバンだと話す。
コニーが最後に残した留守電のメッセージを聞き直したペーテルたちは、彼が「警察の訓練生」と言っていることに気付く。そしてイェニーが元警官で、ウルバンの班に所属していたことを知る。
ペーテルたちはイェニーの留守中に息子シモンを保護し、家宅捜索する。するとコニーの家から盗んだと思われる彼の携帯とパソコン、ウルバンの捜査資料が見つかる。
その捜査中、アンテとヨルマはイェニーに狙撃されて倒れるが、一命を取り留める。ペーテルはイェニーがいる屋上へ行き、説得を試みる。彼女はウルバンにレイプされ、それが原因で警察を辞めていた。ウルバンとコニーを殺したのはイェニーだった。
説得に応じたイェニーは逮捕され、シモンがウルバンの子であることを告げてペーテルに託す。

感想(ネタバレ有)

まったく予想してなかった結末…衝撃でした。

シーズン1の第1話に登場した「ウルバンの腕時計」が、こんなに重要な意味を持っていたとは、思いもしなかったです。何気なく見ていたあのシーン、とても大事なシーンだったんですね。

もしあのときペーテルが修理をしていなければ、あるいはステラが時計を受け取っていれば、ペーテルが真相に気づくことはなかったかもしれない。もしかしたら、そうなるようにウルバンが導いたのかなぁ…とも考えたりします。

真相を知ってしまったペーテルの精神状態が心配です。ずっと抱えてきたウルバンへの罪悪感が、さらに大きくならなければいいんだけど。シモンのことはどうするんだろう。引き取るのかな。

ステラも辛いですよね。昔の夫であるウルバンのこともだけど、今の夫アンテが真実を隠していたことも辛い。アンテはウルバンの死の真相を知りながら、それを隠してステラと付き合い始めたわけで…ステラの気持ちを考えただけで心が重くなります。

そしてヨルマとカイサの複雑な関係。ヨルマは恋人のリサロットに「恋愛感情はない」ときっぱり言い切ったので、2人が結ばれることはなさそう。もしかしてカイサの子供を引き取ろうと思ってるのかなぁ~。カイサはどう思ってるんだろう。

続きが見たい気もするけど、今のところシーズン3の情報は入ってきていないので、今回で完結かもしれません。

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