WOWOWのドラマ「東京二十三区女」についてまとめました。
東京23三区に伝承される恐ろしくも哀しい物語をテーマにしたホラーミステリー。1話30分のオムニバスドラマです。
6人の女優がそれぞれの物語の主人公を演じ、東京に実在する恐怖スポットへと足を踏み入れていきます。そこには恐ろしい物語、隠された歴史、人間の悲しい過去が……。
Contents
作品概要
- 放送局:WOWOWプライム
- 放送時間:2019年4月12日(金)から毎週金曜深夜0時~
- 原作:長江俊和『東京二十三区女』
- 脚本・監督:長江俊和
- 音楽:天休久志
あらすじ
東京都内の恐ろしい物語が隠されたスポットを巡る、フリーライターの原田璃々子と、元民俗学講師の島野仁。二人は数々の二十三区の怪異に遭遇する。
失踪した母を求めて、渋谷区の暗渠に迷い込んだOL。
江東区の〝夢の島〟に死体を隠す愛人の女。
老いらくの恋と〝池袋の女〟の謎。
港区を走る深夜のタクシーで、怪異に遭遇する女社長の秘密。
板橋区の〝縁切榎〟に運命を翻弄される医師の妻。
品川区の事件現場を巡る女と鈴ヶ森刑場の怪。
東京二十三区――誰もが知っている“あの場所”の裏側に秘められた恐るべき封印が解かれる。
原作について
このドラマの原作は、長江俊和氏のミステリー小説『東京二十三区女』です。
「板橋区の女」「渋谷区の女」「港区の女」「江東区の女」「品川区の女」の5つの話で構成された連作短編集。
フリーライターの璃々子が元民俗学講師の島野と共に歩く“心霊スポット巡り”と、その地で起きた“怖い話”が同時進行で描かれます。ラストでは、璃々子が“心霊スポット巡り”をしている理由も明らかになります。
島野が語るウンチク(それぞれの土地の歴史)は、関西出身のわたしにとっては知らないことが多く、興味深く読みました。個人的に好きなのは「港区の女」と「品川区の女」。
どちらかというと「黒歴史」というべきもので、物語はオカルト寄りですが、歴史や民俗学が好きな人は楽しめると思います。
※ドラマの第3話「豊島区の女」は、続編『東京二十三区女 あの女は誰?』に収録されています