「東京二十三区女」最終話“品川区の女”あらすじ感想|璃々子の目的と衝撃の真実

WOWOW「東京二十三区女」全話あらすじ感想キャスト

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WOWOWのオムニバスドラマ「東京二十三区女」最終話6話「品川区の女」のあらすじと感想です。

面白かったなぁ。
最終話も期待を裏切らない内容でした。

っていうか、こんなに怖かったっけ、最終話。

原作を読んだときはあまり怖さを感じなかったんだけど、ドラマはめっちゃ怖かった。特に原作にはないあのシーンが…。

各話見どころ満載のよくできたドラマでした。

最終話の登場人物(キャスト)

璃々子(島崎遥香)
フリーライター。霊感が強い。ある目的のため、東京二十三区の霊的スポットを巡り歩いている。

木内修平(白洲迅)
警察官。品川区の南端にある交番に勤務している。事件現場でたびたび璃々子を見かけ、事件との関わりを疑う。

島野仁(岡山天音)
璃々子の先輩。元民俗学講師。東京を巡り歩く璃々子についてきて、その土地にまつわるウンチクを語る。

藤川奈緒(山崎真実)
木内が現場に駆けつけた通り魔事件の被害者。

最終話のあらすじ(ネタバレ有)

品川区の交番に勤務する木内修平(白洲迅)は、勤務中に正体不明の視線を感じていた。木内は事件現場でたびたび目にする不審な女性(島崎遥香)が視線の送り主で、事件と関係しているのではないかと疑う。

ある夜、通り魔事件の現場に急行した木内は、襲われた女性・藤川奈緒を助け出す。警察は凶器を持っていた現場近くのホームレスを容疑者として逮捕する。

木内は鈴ヶ森刑場跡にいた璃々子に声を掛けるが、璃々子は事件との関係を否定。鈴ヶ森刑場で処刑された「八百屋お七」の例を出し、通り魔事件の犯人は別にいると告げる。

藤川奈緒と共に通り魔に襲われた会社員が意識を取り戻し、奈緒に襲われたと供述する。木内は奈緒が視線の送り主で、自分に会いたいがために通り魔事件を起こしたことに気づく。奈緒は病院を抜けだして木内がいる交番に現れ、木内をナイフで刺す。

璃々子が東京の史跡や事故現場を調べているのは、ある人物が東京のどこかにある呪い封印を解いてしまったからだった。その人物はアパートの一室で命を落としたが、今も成仏せずに璃々子のそばにいる。璃々子は島野先輩(岡山天音)を成仏させるために、呪いの根源を探して歩き回っていたのだった。

最終話の感想

視線の正体はストーカーだったというわけですね。女性が背後に現れる場面、鳥肌立つほど怖かったです。

璃々子よ、なぜ木内巡査に犯人を教えてあげなかったんだ…。

ちなみに原作では木内巡査が襲われるシーンはなく、藤川奈緒が病室で自供して逮捕された後、璃々子から真相を聞かされるという展開でした。

今回は璃々子が歴史の語り手役でした。いつもなら島野先輩が語るのですが、どういうわけか彼は現れません。

いや、本当はいたのかもしれませんね。いつものように、璃々子のそばに。

でも警察官の木内には島野先輩の姿は見えていない。島野先輩は霊感の強い璃々子にしか見えない存在だったからです。

原作によると、島野先輩の死は心筋梗塞で事件性はなく、病死と判断されているようです。ところが彼の研究データや資料はすべて部屋からなくなっていた。

島野先輩の死に疑問を抱いた璃々子は、彼の死の真相を探るため、そして彼を成仏させるために、呪いの根源を求めて東京各地を巡っていたのです。

原作では割とわかりやすい伏線が敷かれていましたが、ドラマは徹底してそれとわかる描写を避けていたので、島野先輩=幽霊だと読めなかった人も多かったのでは。

璃々子を演じた島崎遥香さんも、島野先輩を演じた岡山天音さんも、この作品の雰囲気に溶け込んでいたと思います。

璃々子と島野先輩がその後どうなるのか気になるし、またこの美しい映像を堪能したいので、ぜひ続きを作ってほしいです。

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