ネタバレ有「絶叫」全話あらすじ・感想・キャスト・視聴方法

連続ドラマW「絶叫」

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WOWOWの連続ドラマ「絶叫」(全4話)についてまとめました。

貧困、無縁社会、ブラック企業……女が生き抜くために足を踏み入れていく現代社会の暗部。孤独死の謎、保険金殺人のからくり……。平凡な一人の女の人生に一体何が起こったのか? 驚愕のトリックが圧巻のミステリーとして描かれる、壮絶な社会派サスペンス!

WOWOW公式サイトより

原作は、葉真中顕さんの同名小説。ひとりの平凡な女性の死にまつわる謎が、徐々に明かされていきます。

先に原作を読みましたが、面白かったです。平凡な人生から一転、社会の暗部へと転落していく主人公・陽子を演じる尾野真千子さんの演技に注目したいと思います。

作品概要

  • 放送局:WOWOW
  • 放送時間:2019年3月24日(日)から毎週日曜夜10時~【全4話】
  • 原作:葉真中顕「絶叫」
  • 脚本:池田奈津子
  • 監督:水田成英
  • 音楽:林ゆうき

あらすじ

東京・国分寺のアパートで複数の猫に食われて原形をとどめていない女性の遺体が発見される。
“よくある孤独死”と処理されそうになるが、ペットらしき猫たちのトイレトレーニングがされていなかったことに違和感を抱いた刑事・綾乃(小西真奈美)は、金魚鉢から鈴木陽子(尾野真千子)名義の通帳を見つけ、彼女の人生を追いかける。一方、国分寺署の捜査班はNPO法人代表・神代武(安田顕)が惨殺された事件の捜査に奔走していた。

WOWOW公式サイトより

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原作について

このドラマの原作は、葉真中顕さんの社会派ミステリー小説「絶叫」(2014年10月刊行)です。

文庫本600ページにも及ぶ長編。衝撃的な内容で、読み応えのある作品でした。

物語の発端は、とあるマンションの一室で発見された女性の変死体。死体は部屋の住人である鈴木陽子だと思われ、孤独死として処理されようとしていました。

身元確認のため、陽子の足跡を辿る国分寺署の刑事・奥貫綾乃。同時に〈ある人物〉の視点から、陽子の壮絶な人生が丹念に語られます。平凡なOLから、結婚と離婚を経て、ブラック企業、借金地獄、夜の商売へと転落していく陽子。

やがて綾乃は、陽子の死に不審感を覚えるようになります。ひとりの平凡な女の死は、思いもよらない事件へと繋がっていきます。ラストの伏線回収がみごとで、思わず「えっ!?」とページをめくって戻り、読み直しました。

この仕掛けを映像でどう見せてくれるのか、そして尾野真千子さんがどんな陽子を演じてくれるのか、楽しみです。

登場人物(キャスト)

※第3話までのネタバレを含みます

過去

鈴木陽子(尾野真千子)
国分寺のマンションの一室で変死体となって発見された女性。綾乃の捜査によって、犯罪に関与していた事実が明らかになる。
静岡県三美市で平凡な家庭の長女として生まれるが、弟を溺愛する母親から愛されなかった淋しさを抱えている。父が借金を作って蒸発したため、母と別れて独りで上京。テレオペの仕事に就くが、路上で出会った栗原の誘いを受けて保険のセールスを始める(第1話)。
内規違反がバレて保険会社を契約解除されたあと、借金がかさみ、金融業者の紹介でデリバリーヘルス「人妻逢瀬」で働き始める。“デリヘル狩り”をしていた神代に保険金殺人計画を持ちかけ、神代と共に犯罪に手を染めるようになる(第3話)。

神代武(安田顕)
NPO法人「カインドヘルプ」の代表。自宅で刺殺体となって発見される。ホームレスを囲い込み、生活保護費を奪う悪徳ビジネスを行っていた。善悪を超越した得体の知れない魅力を持ち、人の心を掌握する術に長けている。
仕事帰りのデリヘル嬢を襲って売上を巻き上げる“デリヘル狩り”を行っており、陽子を襲ったことをきっかけに陽子から保険金殺人の計画を持ちかけられる(第2話)。陽子に惚れ込み、陽子と共に保険金殺人を繰り返す。

鈴木妙子(麻生祐未)
陽子の母親。陽子の弟・純を溺愛し、陽子には冷たい態度を取り続ける。純が交通事故で死んだ後も純の影を追い続け、夫の蒸発を機に陽子と別れて兄のもとで暮らすようになる(第1話)。
兄の死後、親戚の家を追い出され三美市にもどる。アパートで内職をしながら独り暮らしをしていたが、生活が困窮し、陽子に援助を求める(第2話)。

芳賀健一(要潤)
陽子が務めていた保険会社「新和生命」府中支部の支部長。ノルマを達成できない陽子にプレッシャーをかける。アメとムチを使い分け、何人もの部下と関係を持って営業を煽っている(第1話)。
陽子と深い仲になり、契約を取るために枕営業をけしかけるが、ある日突然左遷されて姿を消す(第2話)。

栗原芳子(奥貫薫)
路上で陽子に声をかけた「新和生命」の保険外務員。芳賀と関係を持っていたが、成績が落ちると同時に冷たくあしらわれ、会社にいづらくなって退職した(第1話)。

礼二(郭智博)
陽子がデリヘル時代に同棲していた男。元ホスト。ホストを辞めてからは仕事に就かず家でゴロゴロしているため、陽子が生活の面倒を見ていた。キレやすく、何かと因縁をつけて陽子に暴力をふるう。

樹里(酒井若菜)
陽子がデリバリーヘルス「人妻逢瀬」で働いていたときの同僚。天涯孤独で親の愛情を知らずに育った。

八木徳夫(片桐仁)
神代に拾われた元ホームレス。おとなしい性格だが神代の犯罪計画に巻き込まれ、陽子の3人目の夫・沼尻を轢き殺す運転手役を依頼される。計画を実行した後、神代ファミリーの一員として神代の屋敷に住むようになる。神代が殺害された夜から行方不明となっていたが、北海道で発見される(第4話)。

現在

奥貫綾乃(小西真奈美)
国分寺署の刑事。マンションの一室で発見された陽子の遺体に事件性を感じ、捜査を続行する。陽子の足跡を辿るうち、陽子が連続保険金殺人に関与していた可能性を見いだす。

町田裕基(小柳友)
綾乃とコンビを組む国分寺署の若手刑事。綾乃と共に陽子の遺体発見現場を検分し、陽子について調査する。

楠木一馬(前川泰之)
国分寺警察署刑事課長代理。綾乃の上司。神代武殺害事件の捜査を担当している。梶原の証言で神代の女・麻里愛を探す中、麻里愛が陽子の源氏名であることを突き止める(第2話)。事件の真相を知る唯一の人物・八木徳夫の行方を追っている(第4話)。

梶原(六角慎司)
NPO法人「カインドヘルプ」のメンバーで、神代の部下。ホームレスだった時に神代に救われ、恩を感じている。楠木の取り調べで、神代を殺した犯人は愛人の麻里愛だと話す。

各話のあらすじと感想(ネタバレ有)