WOWOW「絶叫」第2話あらすじ感想|陽子の転落と省かれたエピソード

連続ドラマW「絶叫」

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WOWOWの連続ドラマ「絶叫」第2話のあらすじと感想です。

神代が原作よりも数倍いい人っぽくなっていました。とはいえ、悪い人には違いないんですけどね(原作はもっと酷いのです)。

最後の「おもろいやんけ」から「アンタが気に入ったわ」に至るセリフとそれに伴う表情が最高でした。

第2話のあらすじ(ネタバレ有)

陽子(尾野真千子)は契約ノルマを果たせず芳賀(要潤)に叱責され、〈枕営業〉を余儀なくされる。さらに母・妙子(麻生祐未)が親戚の家を追い出され、故郷・光美市で独り暮らしをしていることが判明する。

借金と妙子への仕送りが重なり困窮する中、枕と自爆営業を容認した芳賀が左遷され、芳賀の言いなりとなって内規違反を犯した陽子も契約解除される。どこにも就職できず困り果てた陽子は、金融業者から紹介されたデリヘルで働くようになる。

鈴木陽子の死に疑問を抱く綾乃(小西真奈美)は、陽子の母・妙子が住んでいたアパートを訪ねるが、妙子は姿を消していた。綾乃は、遺体のDNA鑑定のため部屋にあった陽子のへその緒を持ち帰る。

陽子がデリヘルで働き始めて1年。陽子は元ホストの礼二(郭智博)と暮らしていた。礼二はホストを辞めて以来働かずに部屋でゴロゴロし、機嫌が悪くなると陽子に激しい暴力をふるうろくでもない男だった。

ある日、陽子は朝帰りのデリヘル嬢を襲って売上を奪う“デリヘル狩り”に遭う。陽子を襲って金を奪い取ろうとした神代(安田顕)に、陽子は保険金殺人の計画を持ちかける。

神代殺しの犯人を追っていた楠木(前川泰之)は、神代の女・麻里愛=鈴木陽子であることを突き止める。綾乃は陽子が過去3回結婚しており、3回とも夫と死別していることから、陽子が神代と共謀して保険金殺人を繰り返していたのではないかと考える。

第2話の感想(ネタバレ有)

今回もかなりハイペースでした。

ストーリーは原作どおりなので問題はないのですが、原作に書き込まれている具体的な(生々しい)描写や細かいエピソードが省かれているので、陽子の転落がさほど悲惨に感じられません。

ここは意見が分かれるところかもしれませんが……個人的には、もう少し具体的な描写(あるいはそれを匂わせる場面)があってもよかったんじゃないかと思いました。

陽子が味わうドン底の苦しみを知らないと、最後に彼女の全身からほとばしる「絶叫」が伝わらないような気がして。地上波の「フルーツ宅配便」ができるのだから、有料のWOWOWでできないはずはないと思うんですけど…。

ただ全4話なので、そこまで深く描く時間はないのかもしれません。

陽子がデリヘルで働いていたときの同僚で、妊娠して結婚するという理由で辞めた流華ちゃんという子がいましたが、原作では彼女のその後がチラッとだけ登場します。これがかなり衝撃的で、忘れられないエピソードのひとつです。ドラマでは省かれそうですね…残念。

前川泰之さん演じる刑事の楠木も、原作ではけっこう悪い男。綾乃の昔の不倫相手です。

綾乃が抱える闇は、実は流華ちゃんの闇にも繋がっているのですが…。

気になる方はぜひ原作を読んでください。
ちょっと長いけど面白いです。

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