WOWOW「絶叫」第1話|金魚とモノローグが鍵を握る

連続ドラマW「絶叫」

「絶叫」

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どうも、夏蜜柑です。
WOWOWの連続ドラマ「絶叫」が始まりました。

かなり重い内容のストーリーなので覚悟して見ましたが、原作よりもだいぶマイルドになっていました。

第2話以降はどうなるかわかりませんけども。
原作はここからがさらに壮絶なので。

社会の闇に転落していく陽子を尾野真千子さんがどんなふうに演じるのか、この先が楽しみです。

第1話のあらすじ

  • 東京・国分寺のアパートで、女性の遺体が発見される。遺体は複数の飼い猫に食われて原形をとどめておらず、刑事の奥貫綾乃(小西真奈美)は“孤独死”と推測する。
  • しかし、綾乃は部屋で飼われていた猫がトイレのしつけをされていなかったことに違和感を覚え、上司の楠木(前川泰之)に相談。NPO法人「カインドヘルプ」代表・神代武(安田顕)惨殺事件の捜査に奔走する楠木は、事件の可能性を否定する。
  • 鈴木陽子(尾野真千子)はごく平凡な家庭に生まれるが、母・妙子(麻生祐未)は出来のいい弟・純ばかりを溺愛し、陽子には愛情を与えなかった。陽子が中学生の時に純が交通事故で亡くなり、27歳の時に父親が借金を作って蒸発。妙子は陽子を残して兄のもとへ身を寄せる。
  • 陽子は上京してテレオペをしながら一人暮らしを始めるが、手取り15万の給料ではギリギリの生活だった。転職を考えていたとき、栗原(奥貫薫)に声を掛けられ、保険のセールスの仕事に就く。
  • 陽子は月2件契約というノルマをこなせず、支部長の芳賀(要潤)に「知り合いに声をかけてでも契約を取れ」と言われる。陽子が初契約を取ると、芳賀は甘い言葉で陽子を誘惑する。芳賀はそうやって何人もの部下と関係を持ち、営業を煽っていた。
  • 綾乃は、孤独死した女性・鈴木陽子が保険会社で働いていたことを突き止め、栗原に会いに行く。栗原は芳賀と関係を持っていた部下のひとりだったが、成績が落ちると冷たくされ、居づらくなって辞めたという。陽子の戸籍を調べた綾乃は、陽子が2度結婚し、2度とも夫と死別していることを知る。
  • 楠木は「カインドヘルプ」の社員だった梶原(六角慎司)を取り調べる。梶原は神代が殺された夜、神代が愛人と2人きりだったことを証言。神代を殺害したのは愛人であるその女だと断言する。
  • 陽子は知り合いに売れる分を売り切り、自ら保険に加入して成績を水増しする〈自爆営業〉でしかノルマを達成できなくなる。新人の佐田が〈枕営業〉をしていると知った陽子は……。
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第1話の感想

原作の半分くらい、一気に進みました。
けっこう大胆にエピソードが削られていますね。

陽子の少女時代~OL時代だけでもかなりのページ数があったのですが、サクッと省かれていました。

金魚が暗示するもの

大きく改変されていたことのひとつは、「金魚」です。

原作では、陽子が飼っていた金魚はすぐに死んでしまいますが、ドラマではずっと生きていて、大人になった今も陽子は金魚を飼い続けています。陽子は金魚に自分を重ねているようでした。

原作では、金魚は死んだ弟の化身として登場します。

ドラマでは弟の純は事故なのか自殺なのかハッキリしませんでしたが、原作では純はイジメに遭っており、明らかに自殺でした。そしてそれ以降、純は金魚の姿でたびたび陽子の前に現れ、語りかけます。

ドラマでは「金魚」は陽子自身を暗示していると思われるので、今後どのような場面に登場するのか、金魚の行く末にも注目したいところ。

モノローグの声

もうひとつ気になったのが、モノローグ(ナレーション)の声です。

これは明らかに陽子を演じる尾野真千子さんの声でした。
実はこのモノローグが重要な鍵を握っているのです。

わたしは原作を読んだとき、このモノローグは〈ある人物〉が語っていると推測しながら読み進めていたんですよね。文字だと声が聞こえないから、わからないのです。

でも、わからないからこそ複数の可能性を想像することができた。

陽子が語るということは、あの場面はどうなるんだろう?
……などと、いろいろ想像して楽しんでいます。

陽子の結婚と離婚

これもドラマでは省かれていましたが、原作の陽子は上京する前、中学の時の初恋の人と結婚しています。上京したのは、結婚相手の都合でした。

しかし結婚生活は長く続かず、数年で破綻。
夫の浮気相手が妊娠したため、離婚を余儀なくされます。

陽子がテレオペの仕事に就いたのは、その後です。

この最初の結婚相手だけが生きていて、刑事の綾乃が彼に会いにいき、話を聞く場面があります。綾乃も実は離婚経験があって、結構ヘビーな事情を抱えているのですが、ドラマでは省かれるかな。

「カインドヘルプ」神代と陽子の関係

あっさりと神代殺しの犯人を明かしてしまいましたね。
そう、神代を殺したのは陽子です。

なぜ、陽子が神代を殺すことになったのか。
なぜ、2人の夫と死別しているのか。

そのあたりの事情は次回以降明らかになっていきます。

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