「ロング・ナイト」第9話・第10話ネタバレあらすじ感想|李建国が捜査を妨害する理由

「ロング・ナイト 沈黙的真相」あらすじキャスト

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中国ドラマ「ロング・ナイト 沈黙的真相」第9話・第10話のあらすじと感想です。

結末に近づいてきましたね。江陽の死の真相も、少しずつわかってきました(悲しい)。

何度もひどい目に遭いながら、何年も諦めずに事件を追い続けた江陽、朱偉、陳明章の執念が実ることを願わずにはいられない。

第9話・第10話のあらすじ(ネタバレ有)

2010年、江潭市。記者の張暁倩は編集長に頼まれて接待に同席。相手は〈卡恩グループ〉の社長・胡一浪だった。一方、厳良たち捜査班は〈卡恩グループ〉の不当な資金調達を突き止め、一連の事件との関係を疑う。
2006年、平康県。警察学校の研修を終えた朱偉は江陽たちと再会。陳明章は監察医を辞めて江潭市での起業を決意し、江陽は郭紅霞(グオ・ホンシア)と結婚して2歳になる子供を育てていることを報告する。
すべての手掛かりは途絶え、一から捜査をやり直す江陽たち。そんな折、王海軍(ワン・ハイジュン)という男が丁春妹らしき女性を殺したとの情報が入る。朱偉は王海軍を逮捕し、供述どおり洞窟で白骨化した遺体を発見する。
ところがまたしても李建国が立ちはだかり、朱偉に担当から外れるよう命じる。その後、王海軍は李建国の取り調べ中にショック死する。遺体を調べた江陽は不審な注射痕を発見するが、検視を行う前に遺体を火葬されてしまう。

2007年、平康県。証人となるはずの王海軍が死亡し、途方にくれる江陽たち。朱偉はついに事件から手を引くことを決意し、江陽にも妻子のために諦めろと促す。だが諦めきれない江陽は紅霞との離婚を選ぶ。
ある日、江陽は胡一浪に「話がある」と誘われ、高級クラブに連れて行かれる。胡は大金が入ったケースを提示するが、江陽は受け取りを拒否。しかし後日、江陽はクラブの従業員の証言により、賄賂を受け取った罪で逮捕されてしまう。
江陽が捕まったことを知った李静は弁護士の夫・張超に助けを求めが、江陽の自宅からは現金が見つかり、証拠写真も残されていた。すべては胡一浪が仕組んだ罠だったが、張にはどうすることもできず、第1審で懲役5年の判決が下される。
張は「罪を認めれば刑は軽減され、すぐ釈放されるはず」という恩師の助言を受け入れることに。だが結果は思い通りに運ばず、江陽は2年間の服役を強いられる。
出所後、すべてを失った江陽は陳明章の援助で携帯電話修理店を開く。つましい生活を送る江陽のもとを訪れた呉副検察長は、ずっと前に送られてきたという写真とメモを手渡す。メモにはレイプ事件の被害者と思われる少女3人の名前が記されていた。
有力な証拠を手に入れた江陽と朱偉は、侯貴平事件の再調査に立ち上がろうとする。だがその直後、江陽は血を吐いて倒れ、病院に運ばれる。末期のがんで余命わずかだと知った江陽は、残された時間で再調査に挑みたいと訴える。
2010年、江潭市。新聞社に6通目が届く。郵送ではなく直接持ち込まれたもので、監視カメラには朱偉の姿が映っていた。

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第9話・第10話の感想(ネタバレ有)

李建国が捜査を妨害する理由

2006年。朱偉は3年間の研修を終えて戻ってきました。その間に江陽は結婚して、2歳の息子がいるという驚きの展開。

江陽、朱偉、陳明章が何かあるたびに集まってお酒を飲むシーンが好き。辛い目に遭ってばかりだけど、彼らが独りじゃないことに救われる。

候貴平事件の新たな証人も見つかります。行方不明になっている岳軍(黄毛)の恋人・丁春妹を殺したという人物が現れます。浮き足立つ江陽たちでしたが…またもや李建国が妨害! しつこい!!!

孫会長→胡一浪→李建国といういつもの指示系統で、証人はあっさり殺されてしまいました。

李建国がここまでする理由も判明します。どうやら例の写真に写っているのは、胡一浪と李建国の2人らしい。まさか李自身が加害者だったとは…だから隠蔽工作に必死なんですね。

しかも彼の娘は病気か何かで目の手術が必要らしく、胡一浪にオーストラリアの名医を紹介してもらうことになっていました(あるあるですね)。

江陽に突き付けられた残酷な運命

朱偉は事件から手を引きますが、江陽は調査を続行。しかし胡一浪の罠にはまって、無実の罪で逮捕されてしまいます。ここで、ずっと謎だった江陽の“不正行為”の経緯が明らかになりました。

張超が弁護を引き受けるものの何もできず(むしろ彼の選択が裏目に出て)、江陽は2年間の刑務所暮らしを強いられます。

出所後の江陽が別人のように変わり果てていて結構ショックでした…。かつての明るさは消え失せ、しかも服役中に肺がんを患って余命わずかという残酷な宣告を受けます。

残された時間で何をしたいかと問われた江陽は、「もう一度挑戦したい」と…。泣くわ。

そのとき江陽の病室にいたのは、朱偉、陳明章、張超、李静の4人。地下鉄事件は、江陽の最後の望みを叶えるために彼らが計画したことだったのかも。

厳良たち捜査班は、なかなか朱偉を見つけ出すことができません。あと一歩というところで、逃げられてしまう。

一方、警察を辞めた李建国もまた追い詰められていました。写真が公開されれば、自分が事件に関与していたことが明らかになってしまう。胡一浪からも「事態を収集しろ」と命じられています。

次週はついに最終話です。どうか江陽たちの努力が報われる結末でありますように。

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