海外ドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」シーズン1第12話「思い出の紡ぎ方」のあらすじと感想です。
ジェニーとケイティは、悲しい結末になってしまいました。
ショーンはあっけらかんと復帰。ショーンに振り回されっぱなしのグラスマン院長が気の毒に思えてきたよ。
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第12話のあらすじ(ネタバレ有)
分離手術後、ジェニーは目を覚ますがケイティは覚醒せず昏睡状態になる。さらに、ジェニーの心臓が悪化、数日しかもたないと判明。アンドリュースたちは、ジェニーとケイティの大腿を一時的に結合させる。
それによってケイティが奇跡的に目を覚ますが、喜んだのも束の間、ジェニーの心臓が止まり息を引き取る。姉妹の母親ブレンダは、「ジェニーと離れたくない」というケイティを説得。2人を分離する。
ショーンは、リアの引っ越し先であるペンシルベニア州の病院に移ろうとメレンデスに推薦状を依頼。メレンデスから推薦状を渡されたグラスマンは躊躇するが、ショーンの意志を尊重してサインをする。
ジャレッドは、病院に解雇を撤回させるため、弁護士を雇って「人種差別」を指摘させる。解雇は取り消されるが、アンドリュースはジャレッドのやり方を厳しく戒める。クレアに説得されたショーンはペンシルベニア行きを断念し、旅立つリアを見送る。
第12の感想(ネタバレ有)
ショーンとグラスマン院長の関係は、まさに親子そのもの。
独り立ちしたいショーンと、心配しすぎるあまり過干渉になってしまうグラスマン院長。今回のことは、反抗期を迎えた少年が親を鬱陶しがるようなものなのかも。
このドラマのいいところは、誰かが失態を犯してもその場限りで、ねちねち執拗に責めたりしないこと。メレンデス先生も呆れ顔ではあったけど、その後は何もなかったかのように、いつも通りの態度でショーンと接していました。
結合双生児のジェニーとケイティ。
残念ながら2人とも助けることはできませんでした。
分離手術後、先に目を覚ましたジェニーが、初めて病室でひとりきりになったときの恐怖。ずっと「2人でひとり」だった彼女たちにとって、体(=自分)を切り離されるということは、相当受け入れがたいことだろうと想像します。
わたしたちが感じる孤独や淋しさとは、まったく異なるものかもしれないですね。
そしてジャレッド。
何をやっているんだ、君は。
実家が裕福だからって、金にものをいわせて高額で弁護士を雇って。過去の事例(白人医師が暴力行為を働いた時は解雇されなかった)をネタに、脅迫まがいのことをするなんて。
復職するためとはいえ、やりすぎですよ。
アンドリュースはほかの病院への紹介状を書く、とまで言ってくれてたのに。
「君は自分の品位を落としたんだ。コイルとの一件は人種差別とは関係ないのに、君の弁護士はそれを利用した。差別問題をそうやって乱用すればどうなると思う? 2歩後戻りするんだ」
怒りに満ちたこのアンドリュースの言葉は、重かったですね。彼もきっといろんな苦労を重ねて今の地位にのぼりつめたのでしょう。ジャレッドも、これを聞いて反省したとは思うのですが。
メレンデスは、ジェシカから別れを告げられてしまいました。理由は、メレンデスが子供を望んでいるから。彼が幸せな家庭を手に入れるために別れると。
どうなるんでしょう。
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