海外ドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」シーズン1第13話「7つの理由」のあらすじと感想です。
「自分のことは自分で決めたい」と主張したショーンは、友達のリアと父親代わりのグラスマン先生を同時に失ってしまいました。
クレアはコイルが昇進したと知って、ついに立ち上がります。
Contents
第13話のあらすじ(ネタバレ有)
クレアは、くも膜下出血で運び込まれた男性を担当する。手術は無事に終わるが、術後の検査で脳動脈瘤が見つかる。夫のDVに苦しめられてきた妻のテッサは手術を拒否。夫を殺してほしいと言う。
ショーンとジャレッドは腕に熱傷を負ったナージャを担当。ナージャは料理中の事故だというが、ショーンは症状を見て劇薬による傷だと判断。ナージャをテロリストだと疑う。
ジェシカと別れたメレンデスは、ナージャの検査中にミスを犯したとして問題視される。結果的にミスではないことが証明されたが、ジェシカとの別れがショックだったことを認める。
クレアはテッサの説得に成功するが、手術中に血圧が上昇。原因は、テッサの息子が密かに薬に細工していただめだった。手術後、母子は姿を消す。
ナージャは香水作りのために劇薬を扱っていたことが判明。ショーンはメレンデスに「友達になってほしい」と願い出るが、断られる。
第13話の感想(ネタバレ有)
副題の「7つの理由」は、ショーンの「人が嘘をつく理由は7つある」という説から。
第2話では、嘘をつく理由がわからなくて苦労していたのに…成長したなぁ。
ショーンが見抜いた嘘
ショーンが今回見抜いた嘘は、2つ。
ひとつめは、イスラム系の女性・ナージャが「熱傷は料理中の事故」と嘘をついていたこと。実際は料理ではなく、劇薬で香水を作っていたのでした。
ふたつめは、クレアの患者が手術しないと死ぬ、という状態に陥った時、彼の妻テッサが「夫は不自由な体で生きたくないと言っていた」から、彼の意見を尊重して手術には同意しない、と言ったこと。
ショーンいわく、「もし誰かを愛しているなら、その人を死なせないために人は何でもする」。
DV夫から逃れるには
実際、テッサは夫を愛してはいなかった。夫からDVを受けていました。息子のペイトンには知られたくない、いい父親としての思い出があればいい、と言うテッサ。
でもね、実はペイトンも知ってたってことが、後でわかる。そして、母親を救うために、ペイトンが父親の薬に細工をしていたことも。このあたりの描写がとても上手くて。
親子の会話は聞こえないけど、その様子だけがガラス越しに見える。それで、「ああ、息子が父親を殺そうとしたんだな」とわかる。
結局、テッサは手術に同意。だけど手術が終わったとき、テッサとペイトンは病院から姿を消していました。
クレアのセクハラ問題
前回片が付いたように見えたクレアのセクハラ問題は、根深く残っていました。
コイルは異動になって病院を去ったけど、昇進だったことが判明。納得がいかないクレアは財団社長のアオキに直談判しますが、「セクハラ行為を証明することができない以上、これ以上の策はない」と言われてしまいます。
多くの女性たちが「まぁ仕方ないね」「コイルが名医であることは確かだし」と折り合いをつける中、クレアだけは断固許さないという態度を変えず、徹底抗戦する決意をします。
どうやら彼女は、過去にコイルからセクハラを受けた女性たちを探し出し、団結して訴えを起こそうとしているらしい。頑張れクレア!
ひとりぼっちのショーン
前回、前々回の一件で、グラスマン院長はすっかり意気消沈。ショーンから「父親は要らない」と言われ、どう接すればいいかわからなくなってしまう。
今まで一緒に食べていた月曜の朝食をすっぽかしたり、ショーンの相談にも応じなかったり。彼は彼なりに、ショーンとの距離が測れずに悩んでいるようだけど、あからさますぎるのよ…。
リアが引っ越したばかりで、そのうえグラスマン先生からも冷たくされて、淋しくてたまらないショーン。淋しさを紛らわすためか、いつにも増して猛烈な空気読めない攻撃をくり出します。
ジャレッドが卑怯な手を使って復職したことを蒸し返し、メレンデスがジェシカと別れたことを「ショックですか?」といじり倒す。しかも手術中に。そりゃミスるって!
メレンデスは、ジェシカと別れてしまいました。あんなにラブラブだったのに。でも、もしかしたらクレアとくっつく可能性も…?
リアの部屋に越してきた新しいお隣さん、けっこうイケメンで優しげな人でした。今後お付き合いあるのかな?
次回の患者はトランスジェンダー。
難しい問題が続きますね。
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