海外ドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」シーズン1第18話「友情と思い出」のあらすじと感想です。
シーズン1の最終話。
脳腫瘍が発覚し、余命わずかと診断されたグラスマン院長。別れを受け入れられないショーンは、オペ中にありえないミスをしてしまいます。
泣けるシーンがてんこ盛り。
Contents
第18話のあらすじ(ネタバレ有)
ケニーに裏切られたショーンは、グラスマンに友達になりたいと伝える。だがグラスマンは手術不能な脳腫瘍に犯され、余命約1年半と診断されていた。ショーンはその診断を受け入れられず、激しく動揺する。
大学生のケイデンは、社交クラブの入会儀式でジェル状洗剤を食べ、転倒して足を複雑骨折。ショーンはメレンデスからケイデンの手術を引き継ぐが、集中力を欠いてしまう。
手術は成功したが、ケイデンの容態が悪化。モーガンはショーンがオペ中にミスをしたのではないかと疑う。メレンデスは、ショーンが集中力を欠いていた理由をグラスマンから聞く。
グラスマンはセカンドオピニオンを受けるが、余命3か月と告げられる。諦めきれないショーンは、グラスマンに生検を行うことを勧める。その結果、手術をすれば助かる可能性があることがわかる。
ショーンはオペ中にミスをしたことを告白。再手術によってケイデンの命は助かる。ショーンはグラスマンと共に、自分が犯したミスをアンドリュースに報告しにいく。
第18話の感想(ネタバレ有)
今まで、一度もオペ中に動揺したことがなかったショーン。
ゆっくりではあるけれど確実に成長を遂げ、プライベートも仕事も順調と思われたのですが…。
前回、隣人のケニーが本当の友達ではないことを知ってしまいました。彼はショーンを都合よく利用していただけで、自分の交友関係に加える気はなかったのです。
もう一度、グラスマン院長との関係を取り戻そうとするショーン。だけど、グラスマン院長には死が迫っていました。
受け入れられない別れ
ショーンは最愛の弟・スティーヴを亡くし、愛する人を作ることに臆病になっていました。けれどリアと出会い、彼女に恋をして少しずつ変わっていった。
そのリアも去っていき、新しい友人のケニーにも裏切られ、そして今度はグラスマン院長もまたショーンの前からいなくなろうとしている。
グラスマン院長が本気で嫌がるのもかまわず、しつこく再検査を勧めるショーン。その理由が「医者はミスを犯す」。
皮肉にも、ショーン自身がその言葉を証明することになってしまいます。
初めてのミス
ショーンは動揺するあまり、いつもなら完璧に行うオペをミスしてしまう。そのせいで、患者は危険な状態に。
嬉しかったのは、メレンデス先生とクレアとジャレッドがショーンをかばおうとしてくれたことです。しかも、当然のように。
原作の韓国版と違っていじめ要素がほとんど見られないアメリカ版ですが、これはホントに嬉しかった。ショーンはチームの一員として、当たり前のようにみんなから信頼されていたんですね。モーガンは別だけど。
メレンデスがモーガンに言ったセリフもよかったです。
「ドクターならいつか、患者を死なせる。そのとき、誰か君を信じてくれるドクターがいることを祈ってる」
でも、ここ最近ショーンに優しかったアンドリュースが、急に態度を変えたのには驚きました。最初の頃こそ「院長の座を狙う副院長」という悪役キャラだったけど、すっかり忘れてたのに。
今回だけ見たら、彼は院長を失脚させるためにショーンがミスするのをずっと待ち構えていたみたいに思えるけど、そういう雰囲気はなかったよね?
突然思い出したように敵に回ったみたいで、ちょっと違和感。
諦めないショーン
今回のショーンは、本当にしつこかった。
それだけ、グラスマン院長を失いたくないという気持ちが強かったのだろうけど。
- セカンドオピニオンを促す→診断結果は変わらず(余命1年半)
- DTIスキャンを促す→さらに悪い結果が出る(余命3ヶ月)
- 生検を促す→手術をすれば治る可能性が出てくる
そのショーンの執念が、グラスマン院長を救いました。
「医者はミスを犯す」のです。診断結果は覆り、グラスマン院長は手術を受けられることに。
よかったよぉー!!
もっと愛してる
死を前にしたグラスマン院長が思い出したのは、娘のマディのことでした。詳しくは語られなかったのでわからないけど、たぶん若くして亡くなったのだと思います。
回想シーンの中で、グラスマンは小さなマディに「愛してる」と言い、マディは「もっと愛してる」と言う。
自分が死ぬときも、マディからその言葉を聞けると思っていたグラスマン。でも、その願いは叶わなかった。
ラストシーン。
ショーンはオペ中のミスを報告するため、アンドリュースの部屋へ向かいます。
第1話で、グラスマン院長は「もしショーンが有能でなく私の期待に応えなかったら、彼を即刻解雇し、私はこの病院の院長を辞任する」と約束しました。
ショーンがミスを報告し、有能でないことがわかれば、グラスマン院長は病院を去らなければなりません。
ショーンはグラスマンに「あなたを愛してる」と言い、グラスマンは「知ってる。私も愛してる」と言う。それに対してショーンは、「もっと愛してる」と言います。
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