フジ月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」第4話(映画マニア編)。
ハチャメチャだけど面白かった~!
映画ネタ盛りだくさんで、すごい楽しかったです。好きすぎて聖域に踏み込めないマニアの気持ち、わかる! あと長澤まさみさん扮するマギー・リンが美しすぎて惚れた!
Contents
第4話(映画マニア編)あらすじ
食品メーカー「俵屋フーズ」の工場長・宮下正也(近藤公園)は、看板ヒット商品の缶詰「うなぎのカレー煮」の産地偽装を告発しようとするが、社長の俵屋勤(佐野史郎)の脅しに屈し告発文を破り捨てる。
偶然その告発文を手にしたダー子(長澤まさみ)は、次のターゲットに俵屋を選ぶ。俵屋は社員へのパワハラ、セクハラが日常茶飯事というとんでもない男で、無類の映画マニアだった。
ダー子たちは、映画人が愛したカフェバー・スワンソンを創作し、そこに俵屋を誘い込む。映画会社のプロデューサーと新人監督になりすましたリチャードとボクちゃんは、俵屋に新作時代劇映画の話を持ち出し、出資金を出させようとするがうまくいかない。
ダー子は中国の国民的女優、マギー・チャンに扮して俵屋に近づき、ようやく3億円の出資金を出させることに成功するが、俵屋は条件として映画制作に参加したいと言い出す。
俵屋の異常な映画へのこだわりに辟易しつつも、付き合うダー子たち。自分も出演するという最後の夢を叶えた俵屋は、気分よく完成試写会に出席するが、そこで上映されたのは宮下が産地偽装を告白する映像だった。
第4話(映画マニア編)キャスト
ダー子……長澤まさみ
ボクちゃん……東出昌大
リチャード……小日向文世
五十嵐……小手伸也
俵屋勤……佐野史郎
宮下正也……近藤公園
伊吹吾郎……本人役
第4話(映画マニア編)感想
古き良き映画の世界
オープニングは、日曜洋画劇場で知られた映画解説者・淀川長治さんの言葉でした。
淀川さんというと小松政夫さんのモノマネを連想してしまうわたし。
映画とは、国と国との垣根をなくすこと。
映画とは、世界の言葉を持っていること。
映画とは、みんなが見るもの。
映画とは、人間を知ること。
ダー子は苦手なハニートラップをものにするべく、映画館でマリリン・モンローを見てお勉強。ホテルの部屋でダー子が扮装したのは、スカートの舞い上がるシーンで有名なビリー・ワイルダー監督作品「七年目の浮気」のマリリン・モンローですね。
セックスシンボルとしての印象が強いモンローですが、演技も達者で、わたしは彼女が出ている映画の中では「帰らざる河」がいちばん好きです。しっとりした、とてもいい映画です。
生まれ変わっても脚本家になるのはやめよう
話が逸れましたが、その「七年目の浮気」のビリー・ワイルダー監督の言葉を借りて、俵屋が言ったひと言がこれ。
映画の8割は脚本で決まる。
3億円の出資が決まったとたん、積極的に映画制作に口を出し始める俵屋。それまでの引っ込み思案クンはどこへやら、脚本に対するダメ出し、58か所。いちいち的を射ているところが怖かった。
まむしドリンクと生卵一気飲みして、脚本を書き直すボクちゃんがひと言。
「生まれ変わっても脚本家になるのはやめよう……」
古沢さんの心の叫び?
マギー・リンが美しすぎる件
ダー子がノリノリで俵屋に仕掛けたハニー・トラップ、中国の国民的女優マギー・リン。めっちゃくちゃキレイでセクシーでした。同性でも惚れますわ。
今回は女性ゲストがいなかった分、長澤さんがひとりで頑張ってくれました。このドラマではいろんな変装を見せてくれるけど、ストレートに着飾ると本当にキレイだよね。
ところが俵屋は、こんな超美人のマギー・リンを振ってボクちゃんを選ぶという…。なにこのオチ。佐野史郎さん、最初から最後まで笑わせてくれますわ。ガクブル顔でダー子に助けを求めるボクちゃんも最高でした。
今回のお気に入りは
「銀座スワンソン」です。
「優作さんと力也さんがやった」という壁の穴を見て、勝新太郎さんが好物だったというカツサンドのブランデーがけを頬張った俵屋が思わず「なんじゃこりゃあ」と漏らすシーン。
「なんじゃこりゃあ」は、松田優作さんが演じたジーパン刑事の殉職シーンの超有名なセリフです。これ佐野さんのアドリブかな?
小日向さん演じる偽プロデューサーのズラが吹っ飛ぶシーンとか、生卵一気飲みするボクちゃんに「エイドリアーン!」って叫ぶダー子とか、最後にちゃっかり脚本パクって自分のものにしちゃってる伊吹吾郎さんとか、しれっとホテルの部屋で酒飲んでる五十嵐に「ここの戸締まりどうなってるんだろう」って呟くリチャードとか。
今回もいっぱい笑わせてもらいました~。
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