海外ドラマ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」シーズン3第4話のあらすじと感想(ネタバレ有)です。
アンジェラの洗礼式が行われ、ジューンとフレッド、セリーナがパットナム家で再会。ジューンはセリーナを説得し、フレッドを利用すべきだと助言します。
ジャニーンはパットナム家に戻りたいと嘆願し、リディアおばの怒りを買ってしまいます。
そしてついにニコールの居場所をギレアドに知られてしまい……。
Contents
第4話「洗礼」のあらすじ
アンジェラの洗礼式を終えたパットナム夫妻は、侍女たちを家に招く。
ジューンはフレッドからセリーナと和解したいと相談を受け、セリーナの意見を取り入れるよう助言する。そしてセリーナには、従順な妻を装って裏でフレッドを操り、改革を進めることを提案する。
ジャニーンは自分が産んだ娘アンジェラの側にいたいとパットナム夫妻に直談判し、リディアに激しく打ち据えられる。リディアはジューンによって制止され、集まった人々に謝罪した後、ひとりになってむせび泣く。
セリーナはジューンの娘ハンナがマサチューセッツ州ブルックラインの学校にいることをジューンに教える。ウォーターフォード夫妻とジューンは、シカゴでの暴動鎮圧に抗議するルークとニコールの映像を見せられる。
カナダでは、エミリーは妻のシルヴィアと息子のオリヴァーに再会する。ルークとモイラはキリスト教の司祭にニコールの洗礼を依頼する。
第4話の感想
ウォーターフォード夫妻の事情
フレッドは、ジューンに「セリーナと仲直りしたい」と相談します。相変わらず、他者の感情に対する配慮が欠けていますね。セリーナの立場からすれば、そう簡単に関係を修復できる状況ではないでしょう。
一方、ジューンはこの機会を利用して、セリーナを味方に引き入れようと試みます。フレッドとセリーナの間には強いプライドがあり、感情のしこりも深いため、ジューンの思惑がうまくいくかどうかはわかりませんが……。
ウォーターフォード夫妻は今後もジューンに関わってくる可能性が高く、油断できません。
ジャニーンの嘆願とリディアおばの孤独
パットナム家のパーティーに招かれた侍女たちは、形式的なもてなしを受けるものの、実際には別室に通されるなど、依然として差別的な扱いを受けています。
その中でジャニーンは、パットナム夫人の許しを得てアンジェラを抱き、「弟を産みたい」と申し出ます。一瞬、まだパットナム司令官に未練があるのかと思いましたが、彼女の本当の願いは、アンジェラのそばで成長を見守ることでした。
けれどその申し出は、リディアおばの怒りを買い、ジャニーンはその場で暴力を受けてしまいます。周囲の司令官や妻たちは、その光景に冷ややかな視線を向け、リディアおばの立場が揺らぎ始めていることを示唆します。
エミリーに刺された過去を持つ彼女は、侍女たちからの憎しみを肌で感じており、その孤独が彼女の涙に表れていました。
ルークとニコールの映像がもたらす波紋
セリーナはジューンに、ハンナの学校の情報を密かに伝えます。ジューンはその行為に感謝の言葉を述べますが、守護者から見せられた映像が、空気を一変させます。
その映像には、シカゴでのデモに参加するルークの姿が映っており、彼がニコールを抱いている様子が記録されていました。ニコールが無事にカナダに渡り、ルークのもとで育てられていることを知って安堵の涙を流すジューン。
しかし、この映像がウォーターフォード夫妻や守護者の手に渡ったことで、ニコールの居場所が明らかになってしまい、ルークの安全にも不安が生じます。ジューンにとっては希望と危機が同時に訪れた瞬間でした。
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