WOWOWの連続ドラマ「悪の波動 殺人分析班スピンオフ」第1話のあらすじと感想(ネタバレ有)です。
放送はまだ先なのですが、ひと足先に試写会で第1話を見てきました。30分なのであっというまに終わってしまった感じ。早く続きが見たいです。
試写会には主演の古川さん、ヒロインのSUMIREさん、刑事役の池田鉄洋さんが登壇され、撮影の裏話などを語ってくれました^^
古川さんは、殺人鬼になる前の八木沼雅人の精神状態を演じるのが難しかった、と語っておられました。今回は原作にはないドラマオリジナルのストーリーなので、自分で作り上げる部分が多かったのかもしれません。
でも映像ではそんな苦労を微塵も感じさせない、見事なトレミーっぷりでした!
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「悪の波動」登場人物(キャスト)一覧・視聴方法第1話のあらすじ
6歳の時に母親とともに誘拐され、目の前で母親を殺された“昭島母子誘拐事件”の被害者・八木沼雅人(古川雄輝)は、戸籍を買って“野木直哉”と名乗り、川崎市内のアパートで暮らしていた。
川崎市内で首をつられて殺害される連続“首くくり殺人”事件が発生。捜査一課の刑事・井口(池田鉄洋)は、被害者と一緒にコンビニの防犯カメラに映っていた野木が身元を詐称していることを知り、独自にマークする。
ある日、野木の住むアパートの隣人・浅田吉佳(SUMIRE)のもとに母親違いの兄・剛志(平埜生成)がやってくる。剛志は吉佳に金をせびり、吉佳が反抗的な態度を示すと暴力を振るう。壁越しにその様子を聞いていた野木は、母親が殺された過去を思い出し、吉佳の部屋に乗り込んで鈍器で剛志を殴る。
剛志は病院に運ばれ、警察から事情聴取を受けた吉佳は自分が殴ったと嘘をつく。吉佳は野木を中学時代の同級生・八木沼雅人だと見抜いていたが、野木は「人違いだ」と否定する。
第1話の感想
殺人鬼“トレミー”になる前
塔子に出会う前――つまり殺人鬼“トレミー”になる前の八木沼雅人が描かれました。
彼は「野木直哉」の戸籍を買い、身元を詐称して古いアパートにひっそりと住み、他人との交流を断ち、怪しげな裏の仕事をしながら、廃墟を巡り歩いては写真を撮っていました。
おそらく母親が殺された、例の場所を探しているのだと思います。
6歳のときに誘拐され、目の前で母親を殺された過去を持つ彼が、今もトラウマに苦しんでいることがわかる場面がありました。
ひとつは、ネズミの気配に怯えて殺鼠剤をまくところ。
もうひとつは、隣に住む吉佳が兄から暴行を受けて泣き叫んでいるのを壁越しに聞いて、最初は無視しようとするものの、耐えられなくなって衝動的に部屋を飛び出すところ。
吉佳のためというわけではなく、我慢ならなかったのでしょうね。
他人と関わることを避けているにもかかわらず、暴行を止めずにはいられなかった彼の心の葛藤が伝わるシーンでした。
吉佳と雅人は偶然にも中学時代の同級生でした。
雅人は「野木直哉」を名乗っているので、吉佳に問い詰められても否定していましたが。
どこか似たような雰囲気を持つ2人が、これからどのような関係になっていくのが注目したいです。
連続“首くくり殺人”事件
一方、気がかりなのは連続“首くくり殺人”事件。
川崎市内で女性が首を吊られて殺害されるという事件が発生し、神奈川県警捜査一課の刑事・井口らが捜査に当たっていました。
被害者の女性は、事件に巻き込まれる前、コンビニで野木直哉に声を掛けていました。
防犯カメラの映像でその様子を見た井口は、野木直哉を調べ、彼が身元を詐称している怪しい人物であることを知って疑いを持つようになります。
それだけで犯人扱いするのはどうかと思いますけどね……。
このドラマでは八木沼雅人が殺人鬼になるきっかけが描かれるので、今後、彼がどのように変化していくのか最後まで見守りたいと思います。
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