コンフィデンスマンJP第7話(家族編)ガッキーだったらな

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フジ月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」第7話(家族編)。

めちゃくちゃ面白かった! ダー子にすっかり騙されたー!

今回の登場人物はみんな面白くて憎めなくて、大好き。キンタとギンコ最高。結末も気持ちよく、なんかほっこりしました。

今回も副音声「五十嵐のスウィートルーム」が楽しかったです。ゲストは脚本の古沢良太さん。創作裏話をたくさん話してくれました!

第7話(家族編)あらすじ

ダー子(長澤まさみ)は10億円の遺産を手に入れるため、資産家の与論要造(竜雷太)の娘・矢島理花になりすます。本物の理花(佐津川愛美)はリチャード(小日向文世)の知り合いのスリで、服役中。10歳の時に家を出て以来、一度も父親に会っていないと言う。

ボクちゃん(東出昌大)は理花の婚約者のフリをして与論家に潜り込むが、家には要造の子供で理花の兄・祐弥と弥栄がいた。しかし2人もまた偽者で、有名な詐欺師キンタ(岡田義徳)とギンコ(桜井ユキ)が遺産を狙って要造の子供になりすましていたのだった。

ダー子は2人に遺産を渡すまいと、要造の願いを叶えるためボクちゃんと結婚式を挙げる。いつしか疑似家族を楽しみ始める4人。だがそこへ本物の祐弥(中尾明慶)と弥栄(前田敦子)が現れ、10億の遺産は要造のついた嘘で、とっくに破産していると打ち明ける。

キンタとギンコ、ダー子は金が手に入らないと知って与論家を後にするが、ボクちゃんだけは残る。3週間後、要造は10億の証券を入れた金庫の番号をボクちゃんに告げて息を引き取る。それを聞いたダー子は大喜び。実は祐弥と弥栄はダー子が用意した偽者で、破産したというのも嘘だった。

ボクちゃんはキンタとギンコにも遺産を分け、4人と家政婦の聡子(阿南敦子)は花火見物に出掛ける。聡子は要造の最後の女で、要造は死ぬ間際、本物の家族の写真を棺桶に入れて欲しいと彼女に頼んでいた。それは、ダー子たち4人と一緒に撮った結婚式での写真だった。

第7話(家族編)のキャスト

ダー子……長澤まさみ
ボクちゃん……東出昌大
リチャード……小日向文世
五十嵐……小手伸也
矢島理花……佐津川愛美
与論要造……竜雷太
キンタ……岡田義徳
ギンコ……桜井ユキ
須間聡子……阿南敦子
与論祐弥……中尾明慶
与論弥栄……前田敦子

第7話(家族編)感想

家族を知らない人たちのホームドラマ

オープニングは、インドのカトリック修道女で社会奉仕活動家のマザー・テレサの言葉でした。

世界平和のために何ができるかですって?家に帰って、あなたの家族を愛しなさい。

わたし、昔から「家族至上主義」にはあまりいい思いを抱いていません。だから、健全な家族愛を押しつけるホームドラマが大の苦手です。

でも、今回のお話は、家族を知らない人たちが必死に家族のフリをするお話。こういうホームドラマだったらいい。全然オッケー。

古沢さん、ホームドラマが書きたかったそうで。そういえば週刊フジテレビ批評でも「朝ドラやりたい」って言ってましたね。

「ガッキーだったらな」

竜雷太さん演じる資産家・与論要造を騙すため、結婚式を挙げることになったダー子とボクちゃん。
そのときの2人のセリフ。

「ガッキーだったらな……」
「それ言うかね」

ここ笑った~。
「リーガル・ハイ」の古美門先生の「長澤まさみだったらな~」の返しですね。

副音声では、五十嵐役の小手さんが「コラボしてほしい」って古沢さんにプッシュしてくれていて、古沢さんもちょっとやってみたそうな感じでした。

「リーガル・ハイ」×「コンフィデンスマンJP」スペシャルドラマ。

もし実現したらサイコーですね。

違和感だらけの偽家族

今回の題材は、このドラマのマンガチックな世界観にぴったりの遺産相続

いかにも何か企んでそうな兄妹と、手強そうな父親が、立派な洋館に住んでいる。にこやかに家族しているけど、冒頭からすごい違和感でしたね。それがすっごくワクワクしました。

そこにダー子とボクちゃんが加わるのですが、4人の子供たちは全員偽者。しかもこの4人、「家族」というものを知らずに「家族」を演じてる。

だから、違和感があって当然なワケです。
家族が嘘っぽいのが逆にリアルだったりする。

古沢さん、この設定で1クール書けるって言ってました(うんうん、それ見たい)
このお話がかなりお気に入りだった様子。

最高の結末

ダー子はなんとか兄妹を出し抜いて遺産を独り占めしようとするのですが、この「巣鴨のキンタギンコ」(ネーミング最高かw)がいい味出してるんですよね~。わたし大好き。また登場しないかなー。

結局、今回もボクちゃんが騙され(私も騙された)、ダー子が10億を手に入れることになるんですけどね。

怒ったボクちゃんが「分配は僕が決める」って言い出し、キンタギンコにも遺産を分けてあげることに。要造の位牌と一緒に花火見物をする偽の家族たち……何なの~このほっこりする結末。

でも、最後の最後に明かされたのは、要造が最後まで「騙されたフリ」をしてたってこと。

彼が選んだのは血の繋がった本当の家族ではなく、詐欺師たちが演じたニセモノの家族のほうでした。そして彼はニセモノのほうを「本物の家族」と呼んだ。

最後に要造さんが全部持って行っちゃったね。

今回のお気に入りは

今回は、ダー子のセリフがすごく刺さりましたね~。

「家族だからわかりあえるなんて、おとぎ話。親殺し子殺しは大古の昔から続いてる。家族なんて幻想なの」

「家族でもない。お金目当てでもない。ただ純粋にそばにいてあげたいと思った。そんな人と最後の時を一緒に過ごすのが本当の幸せなんじゃない?」

わたしが言いたいことをダー子が代わりに言ってくれたー!

もうひとつは、ボクちゃんとリチャードのこの会話。

「私は10パーで手を打つよ」
「20パーあげる」
「ありがたき幸せ」

今回イチ笑ったわ!
リチャード可愛すぎ♡

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