「紳士探偵L 魔都・上海の事件録」第19話~第21話ネタバレ感想|アガサ・クリスティ的な設定が楽しい

中国ドラマ「紳士探偵L 魔都・上海の事件録」あらすじキャスト

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中国ドラマ「紳士探偵L 魔都・上海の事件録」第19話~第21話のあらすじと感想です。

今回の舞台は山頂にある「大富豪の屋敷」。

羅非と小曼がパーティーに出席すると、お約束通り「嵐で孤立」し、その夜「殺人事件」が起こるという、古典ミステリーの王道的展開が繰り広げられます。

今回の犯人はちょっとズルいです。

第19話~第21話のあらすじ(ネタバレ有)

汪蘇蘇(ワン・スースー)のもとに、著名な探検家で大富豪でもあるチャーリー王(ワン)からパーティーの招待状が届く。エスコートを頼まれた羅非とベンジャミンは、彼女とともに山頂のお屋敷へ。サボイ刑事部長も招待され、小曼を連れて行く。
チャーリーには、「財宝の在りかが描かれた絵図を持っている」という噂があった。パーティーにはその絵を狙う美術商・陳双(チェン・シュアン)や、粗暴な弟・王大山(ワン・ダーシャン)らが出席していた。
チャーリーは集まった人々の前で探検家を引退すると発表。若い芸術家たちを支援する財団を設立し、助手の林在重(リン・ザイチョン)に一任すると宣言。噂の名画については「ただの噂」だと一笑に付す。
だが納得がいかない弟・大山は異議を申し立て、チャーリーと口論になる。外は風雨が激しくなり、ゴンドラが止まって招待客たちは屋敷に泊まることに。その夜、執事の何(ホー)はチャーリーの部屋の扉の前で、兄弟が言い争う声を聞く。
翌朝、チャーリーは遺体で発見される。死亡時刻が夜10時から12時であることから、犯人は屋敷内にいる者と推測された。羅非はチャーリーの部屋から若い女性が写っている古い写真と、「徐霞客遊記」という本を見つける。

ベンジャミンの検視により、チャーリーは他殺と判明。羅非と小曼は手分けして招待客の聞き取り調査を開始する。助手の林在重は、2か月前に突然この屋敷に住むようチャーリーに命じられたことや、毎晩2人で打ち合わせと称した勉強会を行っていたことを話す。
羅非は犯人の目的が噂の名画であるとみて、犯人より先に名画を見つけ出そうと屋敷内を捜索。やがて隠し部屋を発見するが、部屋の中の金庫を開けるには暗証番号が必要だった。
羅非はチャーリーの日記が「徐霞客遊記」の日付と組み合わせた暗号になっていることに気づき、暗号を解読して暗証番号を突き止める。そこへ羅非を尾行していた美術商の陳双が現れ、チャーリーの遺体から鍵を盗んだことを告白。だが鍵は金庫のものではなく、金庫の中に入っていたのは何の変哲もない絵だった。
羅非は犯人が時計を細工して死亡時刻を偽装していたことに気づく。何執事が部屋の前でチャーリーの声を聞いたとき、既に殺人は実行された後だった。
犯人は弟の大山とみて話を聞こうとするが、大山は屋上のテラスで手首を切って自殺を図る。そばには遺書が落ちており、犯行を認める告白が書かれていた。
ベンジャミンが大山の遺体を検視すると、腹部に大動脈瘤があり、余命幾ばくもなかったことが判明する。遺書を偽装できるのは助手の林しかいないと考えた羅非だったが、林は既に屋敷を去り、再開したゴンドラで山を下りていた。

サボイ刑事部長は下山した林在重を追跡し、羅非と小曼は屋敷に残って捜査を続けることに。そこへ、外出中だった王家の雑用係・王老人が戻ってくる。写真の女性を見た王老人はチャーリーの婚約者・林媛(リン・ユエン)だと告げ、王がいない間に弟の大山と深い仲になって追い出されたと語る。
林媛は林在重の母親だった。犯人はチャーリーで、この事件はチャーリーが愛する林媛と息子の在重に財産を渡すために計画されたものだった。自室で見つかった遺体はチャーリーではなく、見た目がそっくりな弟・大山だったのだ。
チャーリーは弟・大山が林媛と深い仲になったと嘘をついていたことを最近になって知り、今回の計画を企てた。弟を殺して遺体を自分に見せかけ、自分は弟になりすまして自殺を図る。そうすれば財産はすべて林親子に渡り、自分の面目も保てる。
在重は母親を連れて屋敷に戻り、羅非から真相を告げられる。何も知らされていなかった在重は羅非に母親の写真を見せられて動揺し、屋敷を去ったのだった。
チャーリーが金庫に隠していたのは、彼が林媛に求婚した島を描いた絵だった。林媛はその場所で在重を授かったと話す。チャーリーが身につけていた鍵は、彼女に求婚したときの愛の証だった。
羅非は晋商会から消えた巨額の資金がキャプテンの組織に流れていたことを突き止める。小曼は刑務所にいる霍文斯にキャプテンの監視役を依頼する。
霍はキャプテンの後継者が現れたという情報を掴むが、囚人たちから暴行を受け重傷を負う。連絡を受けた羅非が駆けつけると、霍の手には「金に注意」と書かれたメモが握られていた。

第19話~第21話の登場人物

チャーリー王(ワン)
著名な探検家で、山頂の屋敷に住む大富豪。財宝のありかが描かれた“名画”を持っているという噂がある。上海の名士を集めてパーティーを開いた夜、何者かに殺される。

王大山(ワン・ダーシャン)
チャーリーの弟。粗暴で評判が悪い。かつて賭博容疑で羅非の捜査の対象になったことがある。兄の財産を狙っている。

林在重(リン・ザイチョン)
チャーリーの助手。国立美術学院を出た有望な青年。チャーリーに見込まれて右腕的存在となる。チャーリーの遺体の第一発見者。

劉(リウ)
チャーリーの弁護士。遺産相続の手続きを一任されている。

何(ホー)
王家の忠実な執事。

陳双(チェン・シュアン)
美術商。チャーリーが所有する噂の名画を狙う欲深い男。

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第19話~第21話の感想(ネタバレ有)

アガサ・クリスティ的な設定が楽しい

今回もまんまとしてやられました~/(≧□≦;)\
兄弟がそっくり(一人二役)っていう時点で、気づくべきだった!!

ズルいな~と思うけど、そのアイデアも含めて作り手を褒めたいと思います。

山頂の豪邸に招待客が閉じ込められ、殺人事件が起こるという王道の展開。こういうアガサ・クリスティ的な設定が大好物のわたしとしては、とっても楽しかったです。

ちょっと豪邸の外観がバラエティ番組のセットみたいでチープ感は否めませんでしたが、ドレスアップした面々が素敵だったのでヨシとします(どこから目線?)。

数々の伏線と暗号の解読

このドラマはしっかり伏線回収してくれるのでスッキリしますね。多少「ん?」と思うこともあるけど。

今回の場合は、

  1. そっくりな兄弟
  2. 葉巻
  3. 時計
  4. 徐霞客遊記
  5. 女性の写真
  6. 林在重の親指
  7. 真の宝は金で買えるものではない

などが伏線として散りばめられていました。

しかし暗号解読のくだりはサッパリわからなかった。第7話~第9話の「彼岸花」のときも必死についていこうとしたけど頭グルグル状態になって、途中で諦めたのよね。苦手です、暗号。

残り3話で足りる?

さて、いよいよキャプテンの事件に挑むようです。

キャプテンを見張っていた霍先生は、キャプテンの部下たち(たぶん)にボコボコにされてしまいました。ということは、彼はキャプテンと繋がってるわけではないのか…。

じゃあ逆かな。彼も何らかの事情でキャプテンに恨みを抱いていて、接触するためにわざと罪を犯して刑務所に入り込んだとか?

キャプテンの企み、霍先生の秘密、羅非の過去、小曼とのロマンス。残り3話しかないけど、ぜんぶ描ききれる?

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