刑事モースCase21ネタバレあらすじ感想|サーズデイの息子サムが事件に巻き込まれる

「刑事モース~オックスフォード事件簿」シーズン5ネタバレ感想・登場人物

記事内に広告を含みます

「刑事モース~オックスフォード事件簿~」Case21のあらすじと感想です。

久しぶりにサーズデイ警部の息子サムが登場。

サムがいる陸軍の連隊基地で殺人事件が起こり、モースが捜査にあたります。サーズデイ警部は家族ということで現場へは行けず、歯がゆい思いをすることに。

Case21「失われた英雄」のあらすじ

モースとクロディーヌは、オックスフォード・ユニオンで行われた移民政策をめぐる討論を聴きにいく。周囲からファシスト呼ばわりされるレディ・ベイズウォーターと、人種差別反対運動のリーダー・マーカスXが激論を交わす。

サーズデイ警部の息子サムがいるサウスオックスフォードシャーの連隊基地で、雑誌の撮影のために訪れていたモデルのジーン・ウォードが刺殺される事件が発生。サーズデイは家族という理由で現場へ行くことを許されず、モースに捜査を託す。

殺されたジーンはレディ・ベイズウォーターの義理の娘だったが、折り合いが悪く疎遠になっていた。ファンシーは地雷原で血の付着したベレー帽を見つけ、帽子の持ち主であるオズワルド1等兵が逮捕される。

町ではヘアサロンが有色人種の入店を断る貼り紙をしたことから、人種差別反対のデモ隊が押し寄せ騒動になる。デモ隊の中にはサーズデイの娘ジョアンもいた。

デモに参加していたカメラマンのファーリッジが、基地内で遺体となって発見される。ジーン殺害に使われた銃剣も、ファーリッジ殺害に使われた銃も、いずれもドイツ国防軍のものと判明。

2人を殺した犯人は、基地で軍事史を教えていたレイドロー博士だった。ヒトラーを崇拝するレイドローは、かつて婚約していたジーンに執着していたが、彼女が黒人のオズワルド1等兵とキスする現場を見て激昂。彼女を殺してオズワルドに罪を着せようとした。

ファーリッジを殺したのは、殺害現場に落とした眼鏡のネジを探しているところを見られたためだった。モースはレイドローの銃撃を受けて地雷原に逃げこみ、レイドローは地雷を踏んで吹き飛ばされる。

サムはサーズデイに別れを告げ、連隊とともにドイツへ旅立つ。

Case21の登場人物(キャスト)

ジーン・ウォード(レオ・ハットン)
モデル。本名はモイラ・クレイトン=ウォード。雑誌の撮影でサウスオックスフォードシャーの連隊基地を訪れ、殺害される。

レディ・ベイズウォーター(キャロライン・グッドール)
差別主義者。亡き夫ロードはイギリスファシスト連合の先導者で、ヒトラーとも交流があった。ジーンの継母。

ジャスティン・ファーリッジ(サム・マークス)
カメラマン。雑誌の撮影でジーンとともに基地を訪れる。過去にジーンと付き合っていたことがあった。人種差別反対運動に加わっている。

マーカスX(マルクス・グリフィス)
人種差別反対運動のリーダー。レディ・ベイズウォーターと対立している。

キット・ハッチェンス(グレッグ・オースティン)
人種差別反対運動を行うグループのメンバー。レディ・ベイズウォーターを襲ったとして取り調べを受ける。

オズワルド1等兵(レイ・セサイ)
サムとともにジーンたちの護衛を任される。血の付いた帽子が発見され、ジーン殺害の容疑をかけられる。

コリアー1等兵(リー・アームストロング)
サムとともにジーンたちの護衛を任され、事件に巻き込まれる。

ジャック・マクダフ中佐(イアン・ピリー)
連隊の英雄。戦争のトラウマで精神的に問題を抱えている。

ジョニー・チャンピオン大佐(ウィリアム・スコット・マソン)
かつてジーンの母エレノアと付き合いがあった。

マンゴー・カワード少佐(ロバート・ポータル)
サムに撮影の護衛を命じた上官。かつてジーンの母エレノアと付き合いがあった。

デイヴィス曹長(ドミニク・カーター)
サムの上官。

レックス・レイドロー博士(ドミニク・ソアバーン)
ロンズデールから出向して基地で軍事史を教えながら連隊の歴史をまとめている。過去にジーンと婚約していたことがある。

クロディーヌ(クレア・ガナイエ)
フランス人のフォトジャーナリスト。モースのガールフレンド。

▼レギュラーはこちら

「刑事モース~オックスフォード事件簿」シーズン5ネタバレ感想・登場人物 ネタバレ「刑事モース」シーズン5(Case18~23)全話あらすじ・感想・キャスト

Case21「失われた英雄」の感想

※ネタバレを含みますのでご注意下さい

移民問題と人種差別

連隊基地でのモデル殺人事件と、人種差別問題が描かれた今回のエピソード。

1945年以降、イギリス政府は労働者不足を補うため、インド、パキスタン、南アフリカなど旧植民地からの移民を多く受け入れてきました。彼らはイギリス経済の成長の一端を担う一方で、社会的な摩擦を生むことになりました。

1968年4月20日、イーノック・パウエルという政治家が「移民の流入は人種間に血みどろの戦いを引き起こすだろう」と非難し、本国への自主的な帰還を求める演説を行いました。のちに「Rivers of Blood(血の河)」と呼ばれる有名な演説です。

彼はこの発言が問題となって政府から追放されましたが、当時多くの国民から支持されていたそうです。

ドラマではパウエルを彷彿とさせるレディ・ベイズウォーターが同じような発言をしていました。彼女の部屋にはヒトラーに祝ってもらった結婚式の写真が飾られていて、サーズデイの怒りを買うことに。

町では「同じタオルやクシを使いたくない」という客の声を尊重したヘアサロンが「有色人種お断り」の貼り紙を出し、人種差別反対のデモ隊が押し寄せます。

デモ隊の中にはジョアンもいて、警察に連行されてしまう。毎回トラブルに巻き込まれるジョアン…。ほかの人たちは起訴されるのに、ジョアンだけストレンジの計らいで見逃されるのも、なんだかなぁ。

ジョアンはこういう特別扱いが嫌で家を出たと思ってたんだけど、あっさり恩恵にあずかるところが甘いのよねぇ。

サーズデイの息子サムが事件に巻き込まれる

サーズデイ警部の息子サムがひさびさに登場。 Case13で家を出て以来ですね。陸軍のサウスオックスフォードシャー軽歩兵連隊にいて、兵長になっていました。

今回の殺人事件はその連隊基地で発生。たまたまサムが被害者のそばにいたことから、事件に巻き込まれてしまいました。

捜査にやってきたモースの聴取を受けて「親父に似てきたね」と皮肉を言った時にアレ?と思ったのですが、サムもまた父親に対して思うところがあったようです。

会いに来たサーズデイ警部に過去のイジメを告白したり、オズワルド1等兵を逮捕したことに腹を立てて「父さんは良い警官だって信じてたけど、本当にそうなのか?」と問い詰めたり、急に反抗的な息子になっていてびっくり。伏線らしきものがなかったのでね…。

ジョアンと一緒で、彼もまた「自立」したいと思っているみたいでした。母親のウィンは未だ子離れできず、間に立たされたサーズデイ警部は戸惑い気味。

ウィンはサーズデイ警部に対しても「そろそろ警察を引退して、家族との時間を作ってほしい」と思っていて、サーズデイ警部もいちおう同意したのですが…たぶん引退はまだ当分しないのではないかなぁ。

モースが事件を解決したことで、オズワルド1等兵の嫌疑は晴れ、釈放されました。サムはサーズデイ警部と和解し、連隊はドイツへ。

サムとはしばしお別れかな。

モースはクロディーヌに夢中

冒頭からモースとクロディーヌのラブラブっぷりを見せつけられて、一瞬ぽかんとしてしまいました。今シーズンのモースは手が早いなぁ…いつの間に。

サーズデイ警部のお迎えも、3日連続でストレンジが代行。心配するサーズデイ警部をよそに、モースはすっかりクロディーヌに夢中。

しかしクロディーヌのほうは、本気ではなかったようで。ベッドで愛を語るモースに「ただのセックスで愛じゃない」とバッサリ。

かろうじて「そうだね」と返したものの、モースは相当ショックを受けた様子でした。ちょっと可哀想…。

シリーズ記事一覧