刑事モース~オックスフォード事件簿~Case22|サーズデイ警部が引退を決意

「刑事モース~オックスフォード事件簿」シーズン5ネタバレ感想・登場人物

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どうも、夏蜜柑です。
「刑事モース~オックスフォード事件簿~」Case22のあらすじと感想です。

政治色が濃くてめちゃくちゃ複雑な回でした。

情報量が多すぎてパンクしそうでしたが、最後に“あの事件”と“この事件”が繋がる意外な展開が面白かったです。

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Case22「疑惑の四重奏」のあらすじ

オックスフォードで「ジュ・サン・フロンティエーレ(国境なきゲーム)」というTV番組で、ヨーロッパ各国のチームがゲームに挑む中、ドイツ代表のカール・フーシャーが銃撃されて死亡。流れ弾で6歳の少年スティーヴンが重体となる。

殺されたカール・フーシャーはドイツ・バイエルン州ヴェルフェンの郵便局員で、3か月前にストラスブールから引っ越してきたという。国際事件として捜査は公安部に引き継がれるが、モースは少年のためにひそかに捜査を続ける。

モースのもとに、シングルトンと名乗る男から連絡が入る。ロンドンに呼び出されたモースは、そこでセント・ピーター・アド・ヴィンキュラ王室礼拝堂の常任委員だというシングルトンとルイスに会う。2人はモースにフーシャーが通訳をしていた調香師セバスチャン・フェニックスを調べろと告げる。

モースはフーシャーがホテルから電話をかけていた英語教師ミリー・バグショットを訪ねる。バグショットは「この件に関わっちゃいけない」と忠告する。

フーシャーはボーフォート・カレッジのアレクサンダー・リッチモンド教授にスカウトされ、バグショットのもと東ドイツ内外で活動していたスパイだったが、4年前、ソビエトに拘束されて二重スパイに寝返った。

だが再びイギリスに戻ることを望み、ソビエトが潜入させている下部組織を教えるとバグショットに持ちかけていた。フーシャーは口封じのために殺されたのだ。

モースはフェリックスの工場に忍び込み、香水の保留剤として使われる「竜涎香」を見つける。フェリックスはソビエトに極秘の科学技術情報を渡し、引き換えにマッコウクジラの腸内から取れる希少な「竜涎香」を手に入れていた。

シングルトンとルイスはフーシャーからその情報を入手したものの、証拠が手に入らなかったためモースに働きかけたのだ。2人はモースの働きに感謝し、ある情報を差し出す。

アレクサンダー・リッチモンドはソビエトに雇われていたスパイだった。モースとサーズデイは大学にいるリッチモンドを訪ねるが、彼は2人の目の前で狙撃される。

撃ったのは、新聞販売店で毎朝新聞を買っている一般市民のマリオンだった。モースはフーシャーが“サマンサ・スミス”という名前で借りていた部屋を訪れ、時計の中に隠されていたフィルムを見つける。

ソビエトのスパイは4人いた。1人はリッチモンド、1人はマリオン、残りの2人は新聞販売店を営むドージア夫妻だった。マリオンは毎朝新聞を買いに来て、リッチモンドからの最新情報をモスクワに伝えていた。

その頃、新聞販売店の主人ジョー・ドージアが亡くなる。ジョーから日常的に暴力をふるわれていた妻エルシーの犯行と思われたが、サーズデイは事故として処理する。

モースはサーズデイの対応を非難し、エルシーを問い詰める。エルシーは「これは戦争。何度でも戦う」と言う。

クロディーヌの部屋を訪ねたモースは、彼女が町を去ったことを知る。彼女はジョアンに「ベトナムに行く」と言付けていた。サーズデイは年末に辞表を出すことをモースに告げる。

Case22の登場人物(キャスト)

カール・フーシャー
ゲーム番組に出演していたドイツ代表選手。競技中に何者かに銃殺される。かつてオックスフォードの学生だった。ダヌルカという名のチェコ人の恋人がいた。

スティーヴン・マクリーン(ヘクター・ベイトマン・ハーデン)
ゲーム番組を観覧していて流れ弾に当たり、重体となった少年。

アレクサンダー・リッチモンド(リチャード・ダーデン)
ボーフォート・カレッジの教授。フーシャーと交流があった。学生時代のモースが講義を受け、ブリッジでパートナーを組んだことがある。

ミリー・バグショット(エリー・ハディントン)
フーシャーがレッスンを受けていた英語教師。モースに「関わるな」と忠告する。

シュナイダー博士(ニコ・ログナー)
フーシャーのオックスフォード時代の友人。モースの捜査に協力する。

アルベルト・マリオン(イアン・バーソロミュー)
毎朝ドージアの新聞販売店で新聞を買う紳士。晴れの日でも傘を持っている。

ジョー・ドージア(アンドリュー・ポール)
新聞販売店を営む男。妻のエルシーに暴力をふるっている。

エルシー・ドージア(メアリー・ロスコー)
ジョーの妻。夫の暴力に耐えている。

シングルトン(ブレンダン・パトリックス)
セント・ピーター・アド・ヴィンキュラ王室礼拝堂の常任委員。モースにフェニックスの工場を調べるよう命じる。

ルイス(リアンダー・ディーニー)
セント・ピーター・アド・ヴィンキュラ王室礼拝堂の常任委員。モースにフェリックスの工場を調べるよう命じる。

セバスチャン・フェニックス(ポール・レディ)
有名な調香師。億万長者でプレイボーイの慈善家。かつてフーシャーが通訳をしていた人物。オックスフォード郊外に工場を持っている。

エディ・ネロ(マーク・アーデン)
ギャング。所有する建物が放火されるなど、エイムスとの抗争が本格化する。

クロムウェル・エイムス(デイビット・ヨンソン)
ギャング。エディ・ネロに代わり町を支配しようとしている。

クロディーヌ(クレア・ガナイエ)
フランス人のフォトジャーナリスト。モースのガールフレンド。

レギュラーはこちら

「刑事モース~オックスフォード事件簿」シーズン5ネタバレ感想・登場人物刑事モース~オックスフォード事件簿~シーズン5(Case18~23)全話あらすじ感想・登場人物(キャスト)

Case22「疑惑の四重奏」の感想

※ネタバレを含みますのでご注意ください

複雑に絡み合うミステリアスな展開

国際事件にスパイや王室関係者が絡み、複雑な展開を見せた今回のエピソード。情報量が多くて、ついていくのに必死でしたよ…。

まず、殺されたドイツ人・フーシャーが謎めいた存在でした。実は彼は、オックスフォードで学んでいたときにリッチモンド教授にスカウトされ、東ドイツ内外で活動していたスパイでした。

当時フーシャーに英語を教えていた教師バグショットは、フーシャーに指示を与えていた上司という立ち位置だったようです。モースを襲ったKGBをあっさり射殺したバグショットにも驚きでした…。

フーシャーは4年前にソビエトに拘束されて二重スパイに寝返りましたが、再びイギリス側に戻りたいとバグショットに連絡。ソビエトが潜入させている下部組織のメンバーを教える、と彼女に話していました。

情報が漏れることを恐れたソビエト側が、ゲーム番組の収録中に殺し屋を紛れ込ませてフーシャーを殺害した、というのが今回の事件の顛末。

しかし、これだけでは終わりませんでした。

王国の守護者と「竜涎香」

ひそかにフーシャーを捜査するモースに、シングルトンとルイスという2人の紳士が接触してきます。王室に雇われているという彼らの存在も謎めいていましたね~。本人たち曰く「王国の守護者」で「イギリスの最後の砦」。

明らかに異質な空気をまとわせている彼らでしたが、モースはいっこうに無頓着。平気で罵倒するし、臆する様子は一切なし。さすがだわ。

シングルトンたちは、モースに「調香師のフェニックスを調べろ」と言います。何のことやらわけがわからないモース。後に彼らはフーシャーから情報をもらってフェニックスを調べていたことがわかります。

フェニックスはソビエトと取引をして、香水に使う「竜涎香」を違法な手段で手に入れていました。ちなみに「竜涎香」とは、マッコウクジラの腸内に発生する結石のことで、貴重な天然香料として重宝されています。

モースはフェニックスの工場に忍び込み、違法取引の証拠となる現物を入手。喜んだ彼らはお礼に情報を提供し、モースはリッチモンド教授がソビエトの二重スパイだと知ります。

公安部に任せろというサーズデイ警部を説得し、リッチモンド教授を逮捕しようとしたモースでしたが、教授は目の前で狙撃されてしまいました。

狙撃したのは、毎朝新聞を買っていた山高帽の紳士マリオン。晴れの日でも持ち歩いていた傘には、なんとライフルが仕込まれていました。

ここまででも怒濤の展開なのですが、まだ終わりません!

すぐ近くにいた共産党員

フーシャーは、万が一のためにホテルの別の部屋に情報を隠していました。物語の序盤、モースがフーシャーの部屋で見つけた本と写真がその隠し場所を示していたんですね。

下部組織のコードネームは「ニュース」。

リッチモンド教授がこだわっていたゲーム「ブリッジ」において、正方形のテーブルに座る4人のプレイヤーをN(orth)、S(outh)、E(ast)、W(est)と呼ぶのだそうです。「ニュース(NEWS)」はそれを意味していた。

つまり、ソビエトが潜り込ませていたスパイは4人。

1人はリッチモンド教授、1人はマリオン。残る2人は、新聞販売店のドージア夫妻と判明。マリオンが毎朝新聞を買いに来ていたのは、リッチモンドからの最新情報を受け取るため。彼はその情報をモスクワに伝えていました。

序盤から何度も出てきた新聞販売店が、まさかこんな形で事件と繋がるとは思いもしなかった!!

サーズデイ警部が引退を決意

マリオンともドージア夫妻とも顔なじみだったサーズデイ警部。暴力に耐えかねて夫を殺したエルシーの罪を見逃し、事故として処理します。

エルシーがスパイだと知っているモースは、サーズデイ警部に猛反発。すると「俺はもう辞める」と、警部から不意討ちの告白を受けることに。

引き留めようとするモースでしたが、「務めは果たした。お前の時代だ」とモースを一人前の刑事として認める発言をするサーズデイ警部補。モースは動揺を隠せません。

モースに彼女ができたことを警部は喜んでくれていたのですが、クロディーヌはモースに何も告げずに姿を消し、ベトナムへと旅立ってしまいました。

ジョアンに「うちでコーヒーでも飲む?」と誘われたのに、やっぱり断るモース。キャロルやクロディーヌとはあっさり関係を結べるのに、ジョアンに対しては二の足を踏むところがモースらしい。

次回Case23はシーズン5の最終話となります。エディ・ネロとクロムウェル・エイムスの抗争、そしてカウリー署はどうなるんだろう。

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