「蝶の力学 殺人分析班」第4話ネタバレ感想|犯人が覆したかった“同時死亡の推定”

WOWOW「蝶の力学 殺人分析班」あらすじネタバレ感想

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WOWOWの連続ドラマ「蝶の力学 殺人分析班」第4話のあらすじと感想(ネタバレ有)です。

めちゃくちゃ気になる場面で終わった…。

犯人、いったい誰なのよ?
怪しそうな人はみんな死んでしまって、もう残ってないよ。

今回も情報多めなので、整理しながら振り返りたいと思います。

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第4話のあらすじ

“クラスター16”からの無差別殺人予告メールを受け、早瀬(渡辺いっけい)は捜査員を立川市へ向かわせる。

十一係はメールの文面にIT専門用語が多用されていることに気づき、場所をIT業界のイベントが開催される立川市立科学技術館に絞り込む。

塔子(木村文乃)は真弓の不倫相手・坂口(瀧川鯉斗)が犯人だと筋読みし、自爆テロの可能性を危惧するも、違和感を拭えずにいた。

やがて会場に仕掛けられていた爆弾が見つかり、石倉(藤本隆宏)と徳重(北見敏之)によって無地に処理される。そして塔子と鷹野(青木崇高)は食堂の冷凍庫で坂口の遺体を発見する。

坂口の懐からは「花は16本揃った」「もう誰も殺戮の仕掛けを止めることはできない」と書かれた遺書と、自殺に使用した薬が見つかるが、解剖の結果他殺の可能性が浮上する。

真弓(加藤侑紀)が監禁されていた現場を見た町子(菊地凛子)は、犯人が人工呼吸器を使って延命処置をしたのではないかと推測する。

さらに、弁護士(田中要次)が真弓の実家を訪ねていることを知った塔子は、犯人が真弓に延命処置を施した理由が〝遺産相続〟だと気づく。

塔子たちは真弓の実家を訪れ、芙美子と詩織(韓英恵)に事件の全容を説明する。天野夫婦を刺した須藤と入れ違いに来た“クラスター16”は、とっさに延命処置を思いつき、真弓を現場から連れ去ったのだと。

天野秀雄が亡くなり真弓が生きている場合、財産の2/3は真弓が相続する。その後に真弓が亡くなれば、遺族の芙美子に相続されることになる。

秀雄の遺体を玄関に移動させたのは、早く確実に発見してもらうため。真弓の写真を添付したのは、秀雄が死んだ後も生きているという証拠を残すためだった。

だが芙美子と詩織にはアリバイがあった。塔子は犯人と思われる人物の写真を2人に見せる。

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第4話の感想

犯人の予想がつかない…

いやホント犯人誰なの?

塔子たちは既に突き止めていて、次回明かされそうだけど、まだ最終回じゃないのにもう犯人バラしちゃうってどういうことよ~。

いったい、その先に何があるんだろう?

タイトルが「蝶の力学」であることから想像すると、それぞれの犯人に繋がりはなく、偶然の重なりだった……ということなのかな。

“同時死亡の推定”とは?

今回わかったこと
  • 天野秀雄を殺害し、真弓を刺したのは須藤
  • 須藤が立ち去った後、入れ替わりにやってきたのが“クラスター16”
  • 真弓の不倫相手は坂口
  • 真弓の実家で発見されたメモの言葉「移植」「クライアント」「キャッシュ」はIT専門用語
  • 天野秀雄の遺体を玄関に移動させたのは、早く発見させるため
  • 真弓を拉致して延命処置を行い、メールに写真を添付したのは“同時死亡の推定”を覆すため
  • 遺体の首を切り裂いたのは、真弓に延命処置を施したことを隠すため(猟奇殺人に見せかけた)

犯人の目的は「遺産相続」でした。
てっきり怨恨かと思っていたので、これは予想外でしたね。

〝同時死亡の推定〟というルールがあるそうで。

【同時死亡の推定】
複数の死亡者間における死亡時間の前後が不明な時は、同時に死亡したものと推定すること。相続にまつわる混乱を避けるためのもの。同死の推定。

大辞林第三版より

ただし、後にどちらかが先に死亡したことが明らかになった場合には、推定が覆されます。

犯人は、秀雄が死んだ後も真弓が生きていたことを証明したかったんですね。そうすれば、遺産の2/3は真弓に相続され、真弓の死によって母・芙美子が相続することになる。

もしも〝同時死亡の推定〟が働けば、真弓は遺産を相続できず、秀雄の遺産はまるっと秀雄の両親が相続することになってしまいます。

つまり犯人(クラスター16)は、芙美子に遺産を相続させたかった、ということになりますね。

残っている謎

まだ解明されていない謎
  • なぜ遺体の首に青い花を挿したのか?
  • 送られてきた「指」は誰のものなのか?

天野秀雄を殺したのは須藤、というところまでは確定だと思うのですが、そこから先がわからなくなってしまいました。

真弓の不倫相手・坂口は、事件に関わっていたのか、どうか。
塔子に送られてきた「指」の正体も気になります。

第2話で鷹野主任が見舞っていた老人は、東雲大学の林原教授だったみたいですね。町子から亡くなったと聞いて、驚いていました。こちらもまだ何かありそうです。

残り2回。楽しみなのと同時に、終わりを迎えるのが淋しい。

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