中国ドラマ「長安二十四時」第1話の先行放送を見たので、あらすじと感想を。
映画並みのスケールに圧倒されてしまった!!
実はわたし、中国ドラマを見るのは初めてなんですよね。映画もほとんど観てないし、中国の歴史に詳しくもないので、馴染めるかどうか心配だったのですが…。
めっちゃ面白いです!
そしてなんと映像の美しいことよ!
始まって1分もたたないうちに「これはっ…」と目を奪われてしまいました。まだ始まったばかりですが、かなり期待できそうです。
Contents
第1話「巳の正刻~戦いの始まり~」あらすじ
唐の時代。旧正月から数えて15日目の上元節を祝い、にぎわう長安城内。上官殺しの罪で投獄されていた元不良帥の死刑囚・張小敬は、若くして長安の治安を守る役所「靖安司」の司丞を勤める李必に呼び出され、「死罪を免れる方法がある」と告げられる。
李必は「狼衛」が長安に紛れ込んでいるという情報を掴み、囚人の崔六郎に命じて「狼衛」の首領・曹破延に接触させるも失敗。六郎は惨殺され、曹破延を取り逃がしてしまった。
逃亡中の曹破延を見つけ出すことができれば放免するという条件で、李必は小敬を捜査係に任命。小敬は崔六郎の遺体を切り開き、腹の中から彼が飲み込んだ地図を取り出す。そして狼衛が事を起こすのは今日だと知る。
一方、丙六倉庫の地下水路を使って逃亡した曹破延は、助けてくれた焦遂を殺して彼になりすまし、再び市内に潜入する。
登場人物&相関図はこちら
徹底解説「長安二十四時」相関図・登場人物(キャスト)一覧・時代背景・用語解説
第1話の感想
タイムリミットは24時間
第1話は、巳の正刻(午前10時)から始まります。
“本日天保三年正月十四日の灯籠祭では、長安の街中に提灯が飾られる。これより明日巳の刻(午前9時~11時)まで夜間外出禁止令を解く。どこから来た者であろうと検問は一度のみ。今から12時以内は誰でも出入り自由とする”
ここから翌日の巳の刻までの12時(24時間)に、果たして何が起こるのか。
初回は「主人公が今置かれている状況」を伝える段階で、セリフも説明がほとんどでしたが、緊張感があって絵が美しいのでずっと集中して見ていられました。
馴染みのない専門用語はその都度画面の端に説明が入るので、一時停止して内容を理解しながら進む、という見方でなんとかついていけたかな。
中国の歴史に関してはド素人なので、「実在したもの」と「架空のもの」の区別がつかない点が、ちょっと困るかなー。
例えばドラマの中で「天保3年」とありましたが、「天保」という年号は唐の年号「天宝」をもとにした架空の年号なのだそうです。こんな感じで全48話、完走できるかなぁ…。
ストーリーが面白そうなので、中国ドラマに詳しい方のブログなども見て参考にしつつ、「楽しむ」ことを優先したいと思ってます。
用語は「登場人物紹介ページ」にまとめることにしました(ほぼ自分のため)。
長安に渦巻く陰謀
主人公は2人です。
死刑判決を受けて投獄中の張小敬(ちょう・しょうけい)と、長安の治安維持を司る秘密の官署「靖安司」の若きリーダー・李必(り・ひつ)。
小敬は罪人を取り締まる捕吏の統領(不良帥)だったのですが、上官を殺して死罪に。「都の裏表を熟知し、言語が得意で、生き延びたい理由がある」という条件にあてはまることから、李必に捜査係を命じられます。
捜査対象は、「狼衛」の首領・曹破延。
李必は投獄されていた崔六郎という仲買人を使って曹の居場所を突き止めるのですが、逃げられてしまう。
で、六郎は曹に殺されてしまうんですけども、殺される直前に地図の一部を飲み込んでいました。小敬が六郎の遺体の腹を切って取り出すと、地図には目印が付けられてる。
龍武軍の官署、右驍衛の騎兵官舎、皇宮内の衛兵詰め所。おそらく狼衛が襲う計画を立てている場所だと推測する小敬たち。
「狼衛」というのがそもそも何なのか、どういう人たちの集まりなのか現時点ではよくわからないのですが、おいおいわかるんでしょうね。
ちょっとややこしいなと思ったのは、おじさんの顔がみんな同じに見えて区別がつきにくいことかな~。被り物をしているので余計に判別しづらいんですよね。
まぁそれも、見ているうちにわかるようになると思ってます。
「長安二十四時」は毎週土曜日の午後11時から、WOWOWで2話ずつ放送されます(木曜に再放送あり)。できるだけ感想を書いていく予定なので、よかったらお付き合いくださいね。
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