「長安二十四時」第37話・第38話|龍波の正体が明かされる!

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中国ドラマ「長安二十四時」第37話・第38話のあらすじと感想です。

ついに龍波の正体が明らかになり、小敬や聞染との繋がりが見えてきました。小敬は灯楼に潜入したものの、なかなか龍波にたどり着けません。

第37話・第38話のあらすじ

国師という立場にありながら、自ら設計した大仙灯で長安を滅ぼそうとする毛順。理由を問う小敬に、毛順は「ある者の言葉が私の心に種をまいた」と語る。400万銭という大金を浪費して虚像を造ることに意味を見いだせなくなった毛順は、悪名を残すことで後世の匠の悪い手本となろうしていたのだった。
「民を救いたければ、私を吹き飛ばせ」と言う毛順。小敬は導火線に火をつけ、毛順もろとも仕掛けを爆破する。
花萼楼では皇帝が何執正の処分を後回しにし、宴が開かれる。皇帝に命じられて林九郎に肉を差し出す太子だったが、林九郎はその皿を無視して厠に立つ。各国の使者たちの前で恥をかかせ、太子が自滅するのを待つ林九郎。
魚腸は龍波との出会いを小敬に語り、「彼は善人」だと教える。白蟻団の仲間は全員元兵士で、見返りなど求めず救ってくれた彼を見て、喜んで従うようになったという。だが小敬は「悪人ほど聖人のように見える」と言い、魚腸に立ち向かう。その様子を見ていた聞染は、“降芸神香”を撒いて2人の争いを止める。

意識が朦朧とうする中、小敬は第8団時代を思い出していた。兵糧が尽き、援軍が来る気配もなく、撤退を主張する丁老三に対し、隊長の聞無忌は死守する姿勢を崩さない。聞無忌が兵たちを鼓舞するために語る長安の話を“夢物語”だと信じない蕭規に、小敬は長安への想いを熱く語り、「いつか長安で灯籠を見る時、お前がいないと寂しい」と告げる。その蕭規こそ、龍波だった。
援軍を呼びに行った陳行范が、食料と「援軍が来る」という吉報を持って十数日ぶりに砦に戻ってくる。一同は大喜びするが、援軍が来るというのは嘘だった。陳行范によると周囲の砦はすべて空で、屯田軍の家族200人の姿もなく、田畑は荒れ果てて開墾していた痕跡すらなかったという。
唐に見放されたことを知り、絶望する兵たち。さらに陳行范は、敵の大軍3000が数日で到着すると知らせる。聞無忌はそれぞれに進退を任せるが、老三以下、兵たちは砦を死守することを誓う。

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第37話・第38話の感想

龍波の正体が明かされる!

第38話はまるまる第8団時代の回想でした。孤立無援で食料も尽き、ひとり、またひとりと命を落としていく兵たち。敵軍はすぐそこまで迫り、状況は悪くなる一方です。

そんな中、砦のてっぺんで隊の旗を守る兵士・蕭規(しょうき)に話しかける小敬。なんと…“蕭規”と名乗る兵は龍波です! 第8団にいたのか!!

えーっと、今までの回想シーンで出てきましたっけ!? わたし見落としてた? いやいや今回が初めてだよね?

前回、龍波は小敬のことをよく知っているような口ぶりだったので、なんとなく「第8団時代の繋がりかな」とは予想してましたが、こんなにがっつり戦友だったとは…。

思い返してみると、小敬はここへ来るまで龍波と一度も対面してません。その事実にようやく気付きました。うまいですねぇ、脚本。

そうとわかると、いろんなことが腑に落ちます。龍波が聞染を大切に扱うのは、聞無忌の娘だから(小敬と同じ)。丁老三と繋がっていたのは、第8団時代の戦友だから(これも小敬と同じ)。

もしかしたら、龍波は小敬にもっとも近い存在と言えるのかも。

黒幕は存在しない?

灯楼に拘束されている李必は、「誰に命じられた?」と龍波に問いますが、龍波は「一介の平民が皇帝を殺したいだけだ。誰の指示でもない」と答えます。

龍波の正体が小敬の戦友なら、これ以上の黒幕は存在しないかもしれませんね…。第8団の生き残りである彼が、誰かに命じられてテロに参加するとは思えません。

灯楼を設計した毛順は、最初は自分の案が選ばれて喜んだものの、「ある者の言葉が私の心に種をまいた」と語っていました。

「誰かが言った。陛下が灯楼を諦めれば400万銭で災民たちの命を救えると。だが中止の命は下らず、ある日、灯楼の敷地でこんな話を聞いた。1銭で胡餅が2枚買え、1人が1日生き延びる。もし子供なら2日生きられる」

それは誰だと聞く小敬に、毛順は「名もなき者だ」と明かしています。

ちなみに“胡餅”は、おもちではなく小麦粉で作られたパン状の食べ物。シルクロードを渡って唐に入ってきたイラン系・ソグド風の料理です。

「胡」は西域の諸民族(特にイラン人)を表します。胡瓜(きゅうり)、胡麻(ごま)、胡椒(こしょう)なども、中国原産ではなく西方に由来するもの。

黙りこむ何執正

花萼楼では皇帝陛下を前に、太子派と右相派の攻防が続いています。一刻も早く太子の失脚を見届けたい林九郎でしたが、陛下は「お腹が空いた」と言って先に宴を開くことに。

太子が差し出す肉を無視して、トイレに行く林九郎。各国の使者が見ているというのに、太子の面目丸つぶれです。

林九郎は「あれほど恥をかいて、将来唐の皇帝が務まるものであろうか」と言ってたけど、その心配は当たらずも遠からずといったところ。太子(李璵)は安史の乱のどさくさに紛れて即位するものの、政治力を発揮できないまま世を去っています。

前回フリーズした何執正は、どうやら普通に寝てた様子。あんな緊張する場面で寝ちゃう? 心臓発作か脳梗塞かと心配したじゃないの!

実の息子を追い詰める皇帝に対し、「私にとっては先生のほうが、よほど父親のようです」と語る太子。正直、今のところ何執正の偉大さがあんまり伝わってこないんだけどね…どうして黙ってるんだろう?

龍波は点灯の時(丑の正刻=午前2時)まで待つようです。

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