「長安二十四時」第39話・第40話|徐賓が残した暗号を解く程参

中国ドラマ「長安二十四時」あらすじキャスト

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中国ドラマ「長安二十四時」第39話・第40話のあらすじと感想です。

ついに龍波と対面した小敬。灯楼の中心に第8団の旗を掲げ、小敬を「命を預けた仲間」と呼ぶ龍波。

そして靖安司では、あの程参が探偵役となり、ある人物の謎に迫っています。

第39話・第40話のあらすじ

負傷した劉宗器と陳行范、南奴子が砦を出て行く。残った第8団の兵は13人となり、3000人の敵を迎え撃つ。蕭規はわずかに残った伏火雷で爆弾を作り、敵の襲撃と同時に砦を爆破する。
灯楼の中で意識を取り戻した小敬の前に、聞染が現れる。「一緒に長安を出よう」と言う聞染。小敬は劉宗器と再会したことを思い出す。烽燧堡での戦いは、蓋嘉運が手柄を立てるために仕組んだものだった。第8団は捨て駒にすぎなかったのだ。
なぜ長安にこだわるのかと問う聞染に、“第8団の仲間のため”という聞無忌の言葉や、徐賓との出会いを語る小敬。小敬は聞染を逃がそうと灯楼の入り口へ向かうが、そこへ元載と王韞秀が龍武軍を連れて現れる。
協力するという元載の言葉を信じて投降した聞染は、王韞秀に拘束され人質となってしまう。兵たちに包囲されて武器を捨てる小敬。自分が足手まといになっていると気付いた聞染は、王韞秀の刀で自ら喉を刺し、自害する。

白蟻団に助けられて龍武軍から逃げる小敬。小敬の後を追って灯楼内へ踏み込んだ元載は、灯楼全体が“チェラホト”であることに気が付く。龍武軍に小敬を追わせ、王韞秀を安全な場所へ連れ出す元載。
小敬は灯楼の上で龍波と対面し、龍波が第8団の仲間・蕭規だと知る。龍波に「李必を殺せ」と命じられた小敬は、李必の首を絞めて気絶させる。龍波は灯楼の中心に掲げた第8団の旗を小敬に見せる。なぜ長安を壊そうとするのかと問う小敬に、「お前のためだ」と答える龍波。
靖安司では、程参が記録庫の焼け跡を検証していた。賊ではない何者かが故意に火をつけたと推測した程参は、徐賓の遺体を調べる。遺体は徐賓ではなく、絞殺されて火に投げ込まれた旅賁軍の兵だった。
徐賓の家にあった書き付けを調べると、100年前に使われた暗号で「上元節の夜」「太子を殺す」と書かれていた。

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中国ドラマ「長安二十四時」あらすじキャスト ネタバレ有「長安二十四時」相関図・全話あらすじ感想・キャスト・時代背景・用語解説・予告動画

第39話・第40話の感想

第8団の真実

烽燧堡の戦いは、小敬ら第8団の兵13人対敵兵3000人という最悪の状況に追い込まれます。蕭規(龍波)はわずかに残っていた伏火雷で砦を爆破。それにしても、よく生き延びましたねぇ…。

数年後、不良帥として長安を守っていた小敬は、砦から脱出した劉宗器と再会します。生きていたのか!と喜ぶ小敬に、出世した劉宗器は泣きながら真実を語ります。

蓋嘉運の大軍6000兵が、実は烽燧堡の近くに潜んでいたこと。彼らは敵の来襲を待ち、第8団の壊滅後に姿を現したこと。第8団は、蓋嘉運が手柄を立てるための囮だったこと。

逆上した小敬は、仲間の敵を討つために蓋嘉運を殺そうとしましたが、隊長・聞無忌に「自分のため長安で生きてるんじゃない。第8団の仲間全員のためだ」と言われ、思いとどまったのでした。

小敬が生きる目的を失いかけていたとき、彼の前に現れたのが徐賓です。

「長安人は美しい夢の中にいる。その夢を誰かが守らなければ。違うか?」

この言葉に救われたと小敬は語っていましたが…。
徐賓がついに本筋に絡んできましたね。

聞染の謎めいた言葉

小敬とともに長安を出ようとする聞染。でも小敬は、頑なに長安に残ることにこだわります。

聞染が「なぜ長安にこだわるの?」と聞く気持ちもわかりますね。死んでいった仲間たちの夢だというのはわかりますが、自分はともかく、なぜ聞染まで長安に留まらせたいのか、ちょっと理解できません。

この状況では、誰が考えても長安に残るのは危険。聞染が大切ならなおさら逃がそうと思うはずだけどなぁ。

そして、聞染は気になることを言っていました。

「どんな苦しいときでも私のそばで励ましてほしいの。だから方法を考えた。あなたを牢から出す方法を」

つまりこのチェラホト計画は、小敬を牢から出す目的もあったということ…? でも実際に小敬を牢から出したのは徐賓で、彼の協力なしには無理だったはず。ということは、やはり徐賓と聞染たちは繋がっているのでしょうか?

小敬は聞染を灯楼の外へ出そうとしますが、そこへまたもや元載が現れ、言葉巧みに誘導。聞染を人質に取って小敬を捕縛しようとします。

自分のために武器を捨てて捕らわれようとしている小敬を見て、聞染は自ら喉を刺して自害しました。

彼女の真の望みはなんだったんだろう。チェラホトの成功も、小敬との未来も目にすることなく逝ってしまった…。

徐賓が残した暗号を解く程参

靖安司では、牢に入っていた書生の程参が探偵のようなことをしています。ここへきて、まさかの大活躍にびっくりです。

焼けた記録庫を調べてわかったことは、

  1. 火が出たのは記録庫の一番奥まった場所
  2. 油の類いを撒いたと思われる
  3. 白蟻団が記録庫を燃やしたとは思えない(その必要がない)

靖安司で最も用意周到な人物は誰か?と考え、徐賓に辿り着く程参。今度は徐賓の遺体を調べ、絞殺されていること、その後に上着を着せられて火に投げ込まれたこと、衣の色から旅賁軍の兵だということを導き出します。

趙七郎に徐賓の家を調べさせると、100年前に使われていた暗号で書かれたメモが見つかります。暗号を解いていくと、「上元節の夜」「太子を殺す」という文面に。

第14話あたりから徐賓が何を隠しているのかずっと気になっていたのですが、ついにその秘密が明らかになりそうですね。

私は毛順が言っていた「ある者の言葉が私の心に種をまいたのだ」の“ある者”は徐賓だと思っているのですが、程参が急に活躍し始めたのがちょっと気に掛かる(裏がある可能性も)。

あと、姚汝能に声をかけた人が「私を遣わした方なら姚家を再興できる」って言ってたのも気になってます。徐賓にはそんな力なさそうだし、となると程参…?

花萼楼では地獄のような宴が続いており、「最も美しい女子」に選ばれた許鶴子が、皇帝に金の矢を渡すため宴の場へ向かっています。

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