「長安二十四時」第5話・第6話|“葛の旦那”の要求がしつこい!

中国ドラマ「長安二十四時」あらすじキャスト

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「長安二十四時」第5話・第6話のあらすじと感想です。

小敬のことが少しずつわかってきました。
今回はめちゃくちゃ切ない…。

姚汝能さんの飄々としたキャラもいいですねぇ。

第5話・第6話のあらすじ(ネタバレ有)

トゥガルから地図を奪った魚腸は、龍波と合流する。龍波は魚腸が「思恩客」を置いてきたことを知り、足がつくことを恐れる。
姚汝能が民家で見つけた「思恩客」は、平康坊の妓楼でなじみ客だけに渡す札だと判明。小敬は捜査に向かうが、小敬への報復をたくらむ熊火幇の秦珏に狙われる。
李必は影の死に関わると思われる“香り”を探る中で、香舗の主・聞染が王宗汜大将軍の娘・王韞秀とともに外出したと知り、檀棋に調査を命じる。聞染は父親を熊火幇に殺され、復讐のため王韞秀を連れて屋敷に乗り込むが、待ち受けていたのは曹破延だった。
小敬は姚汝能とともに平康坊の妓楼を訪ね、李香香に会う。李香香は“葛の旦那”に会うことを勧め、小乙に案内させる。
一方、李必は平康坊にある右相府を訪ね、林九郎に面会を求める。

小乙に案内され、平康坊の地下都市へ潜入する小敬と汝能。地下都市の主は“葛の旦那”と呼ばれる黒人の元奴隷だった。
“葛の旦那”は、「思恩客」が一曲区域の妓楼「趙団児」の札であること、半年前に龍波が初めて訪れ、10日に一度足を運び“瞳児”という妓女を指名していたことを教える。
瞳児は書生の秦征とともに囚われていた。“葛の旦那”は、それ以上の情報が欲しくば地下都市に潜り込ませている間者の名前を言え、と交換条件を持ちかける。彼は忠臣と名高い将軍・郭利仕が不正に手に入れた金器を奪おうとしていたが、手下を間者に殺されたと話す。
小敬は悩んだ末に小乙の名を告げ、自らの手で殺す。“葛の旦那”は小乙の遺体から目をえぐり出すよう小敬に命じるが、小敬は代わりに自身の小指を切り落として差し出す。
小敬が投獄される前、平康坊の地下都市を捜査するよう上から命じられ、誰を間者として潜り込ませるか相談していた時、小乙は自ら小指を切って「自分が行く」と名乗り出たのだった。
龍波と魚腸は運び込まれた“荷物”を受け取り、配送業者を皆殺しにする。

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第5話・第6話の感想

“葛の旦那”の要求がしつこい!

一時(2時間)以内に手がかりを見つけなければ、捜査の権限が龍武軍に渡ってしまう…ということで、小敬は「龍波」の手がかりを得るため平康坊の地下都市へ。

地下都市を牛耳るのは“葛の旦那”と呼ばれる黒人。「五尊閻魔」と呼ばれた小敬が恐れるほど、一筋縄ではいかない人物です。

小敬は投獄される前、「不良帥」という役職を担っていました。日本でいうところの与力や同心にあたるようで、彼は不良人(岡っ引き)たちを束ねる立場だったんですね。

なので、街のいたるところに不良人が間者(スパイ)として潜入している。

地下都市にも彼が潜入させていた間者がいて、“葛の旦那”は情報提供する代わりにその間者の名前を言え、と要求してきます。

小敬が何も言えずにいると、間者のほうが名乗り出て、殺されます。
が、それでも納得しない旦那。しつこい!

小乙の目の代わりに差し出したもの

長安の民を救うため、「小乙」の名前を告げる小敬。

まだ若い小乙ですがスパイとしての才能は抜群だったようで、葛の旦那の信頼を得てすっかり懐に入り込んでいた様子。旦那も小乙が間者だと知って、泣くほどショックを受けていましたから。

小敬は自らの手で小乙の命を奪いますが、旦那はそれだけでは足りず、目をえぐり出せと命じます(ホントしつこい)。小敬はこれに従わず、代わりに自分の小指を切り落とし、旦那に差し出しました。

最後の回想シーンが切ない。

地下都市へ誰が行く?って話になったとき、まだ若い小乙は候補に入ってなかったのに、自分で小指を詰めて「不良人に指を切られた恨みがあるってことにすれば」と、名乗り出たのです。

小敬が死刑囚となった今も、不良人たちとの主従関係は変わっていません。彼らが固い信頼関係で結ばれていることがわかります。

小敬はなぜ熊火幇を殺したのか?

小敬がここまでして任務を遂行しようとする理由が、わからないんですよね。
葛の旦那の「逃がしてやる」という誘いにも乗らなかったし。

もしかしたら、彼には解放されること以外の別の目的があるのかもしれない。

香舗の主・聞染が言ってたセリフが気になりますね。

「熊火幇は父を殺し、恩人は死刑囚となった。私が生きている限り連中を許さない」

小敬は熊火幇34人と上官を殺した罪で死刑判決を受けました。聞染が「恩人」と呼ぶ人物は、小敬と考えてまず間違いないでしょう。何か事情がありそうです。

龍波と魚腸、聞染と韞秀

地図を手に入れた龍波と魚腸は、怪しげな荷物(火薬?)を受け取っていました。

懐遠坊では龍波の妻のフリをしていた魚腸。龍波に「女の着物を着慣れて自分の立場を忘れたか」と言われ、傷ついたような表情を見せます。

彼女、坊主頭なんですよね。ちょっとびっくり。

小敬は妓女・瞳児から情報を引き出し、龍波にたどり着けるのでしょうか。聞染と韞秀はどうなるのか…。

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