中国ドラマ「長安二十四時」第11話・第12話のあらすじと感想です。
大混乱中。
龍波は狼衛の仲間ではなかったのー!?
曹破延もマガルも初対面のようだったし、龍波は2人に対して上から目線だし、聞染と龍波は親しげだし……一体どうなってるんだよー/(≧□≦;)\
Contents
第11話・第12話のあらすじ
李必は曹破延が逃亡したことを伝令によって知らされるが、狼衛よりも可燃物の捜査を優先させる。聞染は小敬が生きていることを知って安堵し、曹破延とマガルを“助っ人”のもとへ連れていく。
靖安司を訪れた驃騎大将軍・郭利仕は、靖安司から情報が漏れていることを李必に伝え、用心するよう忠告する。李必は太子のもとを訪れ、靖安司に内通者がいることを報告する。
小敬は宣徽院から犬を借りるよう崔器に命じ、“阿細”という犬を調達する。犬に聞染の“降芸神香”が染みついた灯籠を嗅がせ、聞染の行方を追う小敬と崔器。
聞染は曹破延とマガルを龍波に会わせる。2人は戸惑いながらも、長安で“チェラホト”を実行するために龍波に従うことを決める。
檀棋は永王・李璘に面会し、“張小敬の縁者を放て”という小敬の伝言を伝える。動揺しつつも指示に従う永王。
史書の一部が破かれていることに気づいた李必は、徐賓を捕らえて記録房の鍵を没収する。疑心暗鬼に陥る李必は姚汝能のことも疑う。
龍波のもとに、右刹の使いで来たという狼衛のルーダーとルイゴが現れる。2人は魚腸に一瞬で取り押さえられ、龍波にひれ伏す。
工部主事・封大倫から小敬が釈放されたことを聞かされた永王は、大理寺に頼んで囚人の引き渡しを求める公文書を書かせるよう命じる。封大倫は評事・元載の名を挙げる。
小敬と崔器は昌明坊へ辿り着くが、昌明坊には望楼がなく武候も見当たらない。狼衛を見つけても伝令を出すのは困難だと察した小敬は、崔器に旅賁軍を呼びに行かせる。
小敬が昌明坊へ向かったという知らせを受け取った李必は、“チェラホト”が昌明坊にあるのではと考え、可燃物の荷が昌明坊に運ばれていないか調べさせる。
龍波は申の正刻(午後4時)に出発すると決め、曹破延に時間稼ぎをして欲しいと頼む。曹破延は病坊にいる盗人・賈十七を雇い、小敬を襲わせる。
賈十七を一撃で倒した小敬は、賈十七を雇った者がいるという屋敷へ向かう。龍波が出発した後、魚腸はマガルに命じて聞染を始末させようとする。マガルに追い詰められた聞染は井戸に飛び込む。
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第11話・第12話の感想
郭利仕将軍の汚名と林九郎の策略
今回はいろいろと予想を裏切られて大混乱なのですが、そのひとつが郭利仕将軍です。
第6話で葛の旦那が「郭利仕の汚点を掴むために」と言っていたから、てっきり裏で悪いことしてる狡い人なのかと思ってましたが、普通に善人っぽい。おまけに李必とはずいぶん親しげな様子でした。
あと第10話で、林九郎が部下に命じて厳太真の使う茶器を古い物に交換させるという細工をしていた件、ようやく意図が判明しました。
「そして陛下も聞き入っておられたが、突然厳太真の使う古い茶器を見てな。以前、何者かが陛下に耳打ちしおったのだ。私が宮中の品を着服しておると。根も葉もない話だ。だが陛下は顔色を変えて茶器を投げつけ、私がどう懇願しようと無駄になった。その一件があってから、陛下は私を召そうとはせぬ」
林九郎の姑息な策が成功し、郭利仕将軍が陛下に意見するのを阻止できたというわけですね。
問題の金器の件、将軍は無実だと主張していますが、これは信じていいのか…。彼が犯人ではないとしたら、誰かに陥れられたということになりますが、これも林九郎の仕業なんでしょうか。
曹破延と龍波は初対面?
2つめは、曹破延(狼衛)と龍波の主従関係です。
わたしは龍波が狼衛の仲間だと思っていたので、右刹⇒曹破延(狼衛)⇒龍波という指示系統をイメージしていました。でも今回の話で違うことが判明。
聞染の「右刹が私たちに従っている」というセリフから察すると、龍波&聞染⇒右刹⇒曹破延(狼衛)という指示系統になりそうです。
「私たちが右刹に銭を渡した。あなたたちを集め、長安で人柱とするために」
聞染、がっつり首謀者ではないの…。
修政坊の屋敷に集まっていた狼衛は、カモフラージュだったということですかね? 聞染が王韞秀を連れて屋敷に向かったのも、靖安司の捜査を修政坊に引きつけて爆薬製造の時間を稼ぐためっていう。
右刹は何もかも(狼衛が犠牲になることも)知っていて、あの屋敷に曹破延たちを集めたと思われるけど、曹破延や狼衛の皆さんはチェラホト計画の具体的な内容を聞かされずに変だとは思わなかったのかしら。
井戸に飛び降りた聞染はたぶん生きていると思うけど、小敬がまた罠に嵌まりそうで怖いです。
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