「長安二十四時」第17話・第18話ネタバレ感想|何執正の養子・何孚の正体

中国ドラマ「長安二十四時」あらすじキャスト

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「長安二十四時」第17話・第18話のあらすじと感想です。

先週はお休みだったので、2週間ぶりの放送。

伏火雷と一緒に湖に落ちて生死不明だった小敬、生きてましたね。普通に登場したので、一瞬「あれっ、1話飛ばした?」と思ってしまいました。

今回は新たな悪役が登場。

第17話・第18話のあらすじ

郭利仕は狼衛捜査の打ち切りを言い渡す。李必は捜査を続けるべきと主張するが、事件を報告する公文書には靖安司の印が押してあるという。官印を押したのは何執正だった。郭利仕は何執正に何らかの思惑があり、捜査を阻止しようとしていると話す。
李必はやむなく捜査終了を受け入れる一方で、檀棋に命じて密かに張小敬を逃亡させようとするが、崔器の裏切りで小敬は右驍衛の官署に連行される。靖安司から兵がいなくなり、役人たちも帰宅してしまう。
息を吹き返した徐賓は、長安に持ち込まれた伏火雷が300樽であることや、伝令係の陸三が密偵であることを李必に知らせる。李必は記録庫の鍵を徐賓に渡し、陸三の背後にいる人物を調べるよう命じる。
一方、林九郎もまた“三女”からの報告で伏火雷300樽が長安にあることを知る。李必だけでは捜査は無理だと判断した林九郎は、大理寺の元載を使って靖安司の記録と証人を手に入れ、伏火雷の標的がどこか突き止めようとする。
李必は靖安司に現れた元載と王韞秀を怪しみ、2人を牢に閉じ込めてしまう。そして右驍衛に捕らわれている張小敬を取り戻すため、檀棋に右驍衛潜入を命じる。何執正を怪しむ李必は、何執正のいる別宅へ向かう。

檀棋は小敬を奪還するため、林九郎の使いの者に変装して姚汝能とともに右驍衛に乗り込む。右驍衛参軍・趙七郎を騙して小敬が監禁されている場所を突き止める檀棋。
一方、李必は何執正がいる別宅を訪れ、応対に出た養子の何孚から何執正が病気だと告げられる。何孚は李必に感染を防ぐ丸薬を飲ませ、何執正のもとに案内する。李必は300樽の伏火雷が長安にあることを告げるが、何執正は各国の使者が集まる手前、宴を中止するわけにはいかぬと主張する。
李必は自らの信念を貫き狼衛捜査を続行しようとするが、何孚に飲まされた丸薬によって屋敷を出る前に気を失ってしまう。何孚はかつて林九郎に弾劾されて命を落とした一族の生き残りで、伏火雷による林九郎暗殺を企んでいた。意識を取り戻した李必は屋敷を脱出し、靖安司へ急ぐ。
小敬と檀棋たちは趙七郎を人質に取り右驍衛からの脱出を試みるが、崔器率いる旅賁軍に阻まれる。

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第17話・第18話の感想

生きていた小敬と徐賓、曹破延

生死不明だった小敬と徐賓はあっさり復活しましたね~。

まぁこんなところで死ぬわきゃないんですが、徐賓は第17話の冒頭で李必とお酒飲みながら昔話を語ってるし(実は回想シーンだった)、小敬に至っては「生きてたのか!」のくだりもなかったので、少し戸惑いました。

あと曹破延も生きてましたね。靖安司で治療を受けてました。まだ意識不明の状態ですが、そのうち復活すると思われます。

そして徐賓を殺そうとした伝令係の陸三は、林九郎ではなく龍波が潜り込ませたスパイだったことも判明。4か月も前からですって…用意周到。

ということは、林九郎に情報を流している“三女”なる人物が、まだ靖安司にいるってことですよね?

崔器の軍は右驍衛に寝返るし、役人たちは帰っちゃうし、もう靖安司に残っているのは姚汝能と龐霊(時刻を告げる人)しかいないんだけど…。 

檀棋と姚汝能は右驍衛に潜入

林九郎は伏火雷の標的がどこか突き止めるため、靖安司に元載を送り込んで曹破延を引き渡すよう命じさせますが、開き直った李必は元載(と一緒についてきた韞秀)を牢にぶち込んでしまいます。

元載がマヌケすぎて笑ってしまったわ~。韞秀、やっぱり踏んだり蹴ったりですね。お気の毒だけど笑っちゃう。

そして程参(まだいるのよ)、元載、韞秀が放り込まれている牢に、袋詰めにされた聞染(たぶん)も加わります。姚汝能は彼女を使って出世しようとたくらんでいるようです。

崔器は今回の働きに対して昇進も報酬もないことに苛立ち、右驍衛に寝返ってしまいました。崔器によって右驍衛に連行され、拘束される小敬。長安を救った英雄なのに…。

李必から密命を帯びた檀棋は、林九郎の使いの者に変装して(美しい!)姚汝能とともに右驍衛に潜入。文句を言いつつも檀棋を放っておけず、しぶしぶ同行する姚汝能。いい人なの?

右驍衛からの脱出を試みる小敬、檀棋、姚汝能でしたが、その前に崔器が立ち塞がり…。

国の威厳を保つために

放送がなかった2週間の間に少しだけ中国史を調べたので、以前より状況が飲み込めるようになりました。

味方だと思っていた何執正が狼衛捜査を打ち切った張本人だと知り、戸惑う李必。何か思惑があるのだろうと、何執正のもとを訪ねます。

長安にはまだ300樽もの伏火雷がある、と聞いても情報を隠して宴を断行しようとする何執正。

「各国の使者が花萼楼に集うのだぞ。彼らの目的は何だと思う? 長安の虚実を見極めにやってくるのだ。突然宴を中止してみよ。各国が“唐危うし”と判断しよう。彼らが唐への畏敬の念を失えば、必ず挙兵し国境は火種を抱えるぞ。長安の民が一時危ういのとは訳が違う。辺境に住む民は何年も危険にさらされるのだ」

当時の唐は、周辺の国や異民族をさまざまな方法で服従させていました(日本もそのうちの一つ)。東アジアは唐を中心にまとまっていたんですね。

しかし、この頃は唐の基盤が揺らぎ始めた頃。危ういからこそ、なんとしても「威厳」を見せつけねばならなかったのでしょう。

李必は反論していたけど、彼もこのあたりの事情はよくわかっていて、第17話で同じようなことを語っています。

「調査せねば長安の民の命が危うくなる。長安が脆弱だと内外に知れ渡ろう。国の威厳は失墜。敵国や属国、辺境の節度使も野心が膨らめば長安に影が差す」

ちなみに「節度使」というのは、国境の警備のために派遣された軍人のこと。この節度使が、後に反乱を起こして唐を滅亡へと追い込んでいくのです。

何執正の養子・何孚の正体

さて、今回は新たな悪役が登場しました。
何執正の養子・何孚です。

周囲から「うつけ者」と呼ばれていた彼ですが、それは正体を隠すための演技だったようで。彼の正体は、林九郎に殺された一族の生き残りでした。

伏火雷で林九郎暗殺を企んでいるという何孚。
爆破計画の黒幕は彼なのでしょうか?

危うく何孚に殺されかかった李必でしたが、無事に脱出。わざと見逃したようにも見えましたが…。何執正はどこまで知ってるんですかねぇ。

徐賓は過去に何孚から金を受け取っているけど、黒い金なのかなぁ。

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