コールドケース2―真実の扉―最終話|誰もが誰かに聞いてほしい

WOWOW連続ドラマW「コールドケース2」

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どうも、夏蜜柑です。
WOWOW連続ドラマW「コールドケース2―真実の扉―」最終話のあらすじと感想です。

今回は2017年12月の一家殺人事件。

無理心中と思われた事件でしたが、ただひとり生き残った長女が犯人の顔を見ていました。
松本穂香さんは目力があるので、シリアスな演技になると迫力ありますね。

百合が高木に向けて叫んだ「大丈夫、私を信じて!」にグッときました。

夏蜜柑

感無量の最終回でした。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

最終話「真犯人」のあらすじ

  • 百合(吉田羊)と高木(永山絢斗)は、一家殺人事件の生き残りで記憶を失っていた長女・莉子(松本穂香)の記憶が戻り始めたと聞き、莉子が入院する警察病院へ会いに行く。
  • 事件はリストラされた莉子の父・智哉(村上淳)による無理心中だと思われていたが、莉子は智哉が死んでいる現場を目撃しており、犯人は別にいることが判明。百合は莉子が犯人を見ていると確信する。
  • 莉子のクラスメイト・山崎(入江甚儀)は、莉子が「ロミオ」と名乗る男からラブレターをもらって浮かれていたと証言。自宅PCには莉子がFacebookで「ロミオ」と頻繁にやりとりをしていた証拠が残っていたが、莉子は「自分ではない」と否定する。
  • 当時、家の中の険悪な雰囲気にウンザリしていた莉子は、突然LINEにメッセージを送ってきた「ロミオ」と会話をするようになっていた。「ロミオ」が心の支えだった、と莉子は話す。
  • 事件のあった夜、莉子の母・孝美(堀内敬子)が莉子の写真を使ってFacebookのアカウントを作り、「ロミオ」とやりとりしていたことがわかる。莉子は包丁で自殺を図ろうとするが、父・智哉に止められる。
  • 智哉と孝美は、幸せだった頃の家族にもどりたいと願う莉子の気持ちを知って考えを改める。家族でゲームをしようとしたとき、「ロミオ」が現れて莉子の両親と弟を殺害する。
  • 莉子が事件の夜の記憶を取り戻したとき、ナイフを手にしたカウンセラーの朝倉(若葉竜也)が現れ、莉子に襲いかかる。「ロミオ」の正体は朝倉だった。百合は莉子をかばって朝倉に切りつけられ、致命傷を負う。
  • 朝倉は当時莉子が通っていた高校のカウンセラーだった。家族を殺したのは莉子のためだったと語る朝倉。朝倉は負傷した百合を人質に取り、莉子を渡すよう要求する。
  • 朝倉は「殺してほしい」と言った莉子の願いを叶えるため、莉子を殺そうとしていた。だが「あなたは大切なものを壊した」という百合の言葉を聞いて、自死しようとする。
  • 百合の目に、マジックミラー越しに銃を構える高木の姿が映る。2人の位置がわからず躊躇する高木に、百合は「大丈夫、私を信じて」と叫ぶ。
  • 高木は銃を放ち、同時に警察官が突入。朝倉を確保する。 手術で一命を取り留めた百合はその後復帰を果たし、朝倉に会いに行く。

最終話で流れた曲

  • 「Hero」安室奈美恵
  • 「瞬き back number
  • 「We are」ONE OK ROCK

最終話の感想

犯人は、予想どおり若葉竜也さん演じるカウンセラーの朝倉でした。

第1話で登場したときから、妙に引っかかっていたんですよね。
確信したのは、日テレのドラマ「ブラックスキャンダル」で若葉さんの演技を見たとき。

このまま普通のカウンセラーで終わるはずがない、と確信しました。

第1話での百合の「あの先生、ちょっとしつこいんですよ」っていうセリフも、伏線だったんですね。

大丈夫って言うときこそ、危ないんすよ

百合と高木がいつの間にか強い信頼関係で結ばれていて、胸熱でした。

莉子が名前も顔も知らない「ロミオ」を心の支えにしていることに対して、「俺にはわからない」と呟く高木。百合は「しんどいときほど、ただ話を聞いてもらうだけで救われることもあるんじゃない」と言います。

百合がトラウマを抱えていることを知っている高木は、心配そうに百合を見るのですが、百合は「私は大丈夫よ」と笑い飛ばすんですね。

「大丈夫って言うときこそ、危ないんすよ」
「生意気言って」
「俺は経験してるんで」

シーズン1で高木がこのチームに配属されたとき、彼には恋人がいました。
その恋人は精神疾患を抱えていて、後に入水自殺を図っています。

そばにいながら彼女を救えなかったことは、高木にとって一生消えない傷なのかもしれません。

このとき交わされた「大丈夫」という言葉が、後半の見せ場で重要な鍵になりました。

誰もが誰かに聞いてほしい

朝倉はFacebookで知り合った「ジュリエット」と親しくなるのですが、この「ジュリエット」の中身は莉子の母・孝美です(莉子の写真を無断使用した)

夏蜜柑

そこから、どうやって莉子を見つけ出したんだろう?

たまたま莉子が通う高校のカウンセラーをしていて、偶然「ジュリエット」の写真と同じ顔の莉子を校内で見つけてストーカー行為を働くようになったんだろうか。

ほかにも謎はいろいろあるのですが、物語の設定上、朝倉自身の詳細は何もわかりません。生い立ちも、殺人に至る経緯も、その後どうして警察病院に勤めるようになったのかも……。

朝倉が莉子に惹かれた理由は、「自分のことを知ろうとしてくれた」から。

これをカウンセラーである朝倉に言わせるところが上手いなぁと思いました。

カウンセラーだろうが、刑事だろうが、男だろうが女だろうが、子供だろうが大人だろうが、「聞いてほしい」ことは誰にでもあります。

でも自分が八方塞がりになっているときは、自分だけが苦しい思いを抱え込んでいるような気になってしまうんですよね……。

聞き役になれる優しい人が、どこへ行っても聞き役に回ってしまう現実も悲しい。

朝倉はこれまでずっと、誰にも話を聞いてもらえなかったのかな。
誰かが彼の話を聞いていたら、こんな事件を起こさなかったのかな……。

大丈夫、私を信じて

莉子の記憶がよみがえり、犯人を思い出す場面の緊張感がたまらなかったです。

夏蜜柑

犯人が誰かはわかっていたけど、それでもハラハラした。

百合を人質に取り、取調室らしき部屋に立てこもって莉子をよこせと要求する朝倉。
百合の傷口からはどんどん血があふれ出ていて、一刻を争う状況でした。

必死に意識を保って「絶対に渡さない」と断言する百合がカッコよかった。

高木は隣の部屋から窓越しに撃とうと狙いを定めるのだけど、窓に映るのは自分の姿(マジックミラー?)で向こうの状況はまったくわからない。

百合は高木に気づいて「(撃っても)大丈夫」と声を張り上げるのだけど、「大丈夫」が伝わらないことに気づく。

高木は「大丈夫って言うときこそ、危ないんすよ」と思っている人間だから。

一瞬躊躇しつつも、「大丈夫!私を信じて!」と叫ぶ百合に応えて銃弾を撃ち込む高木もカッコよかった。シーズン1では偏見まみれの生意気な青二才だったのに、ほんと頼りになる刑事になったなぁと感慨深いです。

莉子が通っていた高校の廊下のポスターと、朝倉のカウンセリング室の壁に貼ってあるポスターが同じだと気づいたのも彼だったしね。

最後に

毎週楽しみにしてきた「コールドケース」も今回で終わり。
淋しいなぁ。年の瀬が迫っているのでよけいしんみりしてしまうわ。

あ、1月1日の深夜にシーズン1の一挙放送があるみたいです。
シーズン2の一挙放送は1月3日の深夜。見逃した方はぜひ。

シーズン2でわたしが好きなのは(最終話は除いて)第2話第4話第5話第8話ですね。
次点で第1話第6話第9話かなー。

でもほとんど大差ないです。
どの回も毎回かぶりつきで見てました。

見ているほうは気楽に「早く続きが見たい」とか言っちゃうんだけど、このレベルのドラマを作るのはかなり時間がかかりそうだし、キャスト陣も人気者揃いなのでスケジュール調整が大変だろうし、そう簡単にはいかないと思うのですが……それでも、言っちゃいます。

シーズン3、ありますよね?

夏蜜柑

待ってます。

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