アンという名の少女【シーズン2】第5話|アンの髪が緑色になる

アンという名の少女【シーズン2】

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海外ドラマ「アンという名の少女」シーズン2第5話のあらすじと感想、原作との違いをまとめました。

キスゲームで男の子に拒まれたアンは、「美しくないから愛されない」と落ち込み、外見を気にするようになります。

マリラは見た目にばかりこだわるアンを諭そうとしますが、それがかえって逆効果に。

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第5話のあらすじ

アンはダイアナたちとキスの予行練習をする。仲間に入れてもらえなかったジョーシーは、放課後、男子を入れてキスゲームを開催。だがアンの番になると、ビリーが抜けると言い出す。

アンからキスについて質問されたマリラとマシューは返事に戸惑い、答えを後回しにする。自分が美人ではないために、誰からも愛されないのではないかと不安に陥るアン。

翌日、アンは髪にリボンをたくさんつけて登校。コールが手を加え、美しくアレンジする。それを見たフィリップス先生は、コールに女子の席に座るよう命じる。コールは自分が「普通」ではないから目の敵にされる、とアンに悩みを打ち明ける。

ギルバートから返事が届き、喜ぶアン。だが手紙の内容は「アヴォンリーには永久に戻らない」というものだった。

コールにキスを断られたジョーシーは、再びキスゲームを開催する。アンが瓶を回すと男子たちはキスをするのを嫌がり、コールが代わりにキスをすると立ち上がる。「キスしろ変人」とはやしたてる男子たちの前で、アンはコールの頬にキスをする。

森の中で行商人に会ったアンは、サンドイッチと髪染めを交換する。帰宅したマリラがアンの部屋へ行くと、アンの髪は緑色に変色していた。

黒髪になった自分を見たら急に元に戻したくなり、洗濯用の漂白剤を使ったと打ち明けるアン。もうキスされないと嘆くアンに、マリラは「いつか誰かに愛されてキスされるわ」と告げ、アンの髪を切る。

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第5話の感想と解説

意地悪なキスゲーム

「素敵なキス」を夢見て予行練習をするアンたち。“王子様にキスされる”シチュエーションを想像するティリーとダイアナを見て、アンは「女は待つものなの? 私は自分からキスしたい」と言います。

アンの部屋にいたのはダイアナ、ルビー、ジェーン、ティリーの4人。仲間に入れてもらえなかったジョーシーは、仕返しとばかりに学校でキスゲームを開催します。

しかし今度は予行練習ではなく、男子を参加させた本物のキス。するとビリーはアンとキスするのを嫌がり、アンは孤児院で「あんたはガリガリで不器量で赤毛のそばかす魔女。誰からも愛されない」と言われたことを思い出します。

「あのゲーム、不快なだけで何にも貢献しない。ロマンスを理解する役には立たない」

まったくそのとおり。だけど傷ついたアンはますます「美しくない」ことを気にするようになり、外見を飾り立てようとします。

アンに豊かな人生を

マリラとマシューは「キスしたことある?」とアンにド直球の質問をされ、フリーズしてしまいます。

リンド夫人は「そんな質問をする子供は、ムチで打って罰すべき」と言いますが、体罰をよしとしないマリラはどうすればアンを戒めることができるか悩みます。

相談を持ちかけられたマシューは、「好奇心も悪くない」と言います。

「アンのためになることをすればいい。あの子には豊かな人生を送らせてやりたい。私らよりも」

マリラはアンの人生のために自分なりのアドバイスをしようと、一生懸命「質問の答え」を考えます。

美しくなければ愛されない

ダイアナのような美人なら、みんなから愛されるのに。美しくないことに傷つき、落ち込むアン。マリラはアンを励まそうとしますが…。

「ちょうどいいんですよ、不器量なくらいが。美人だったらそれだけで満足してしまって周りはそこしか見ない。美人じゃないからこそ、あなたは自分らしく生きていけるの。必要以上に人目を引いたりせずにね。天の恵みよ。美しさより大事なものを見つけるチャンスを与えられてる」

いいこと言った!と満足げなマリラでしたが、14歳の女の子にとって家族から「不器量」と突き付けられることは、ショック以外のなにものでもないですよね…。アンもこの表情です。

マリラの言ってることも、結局は「外見重視」の裏返し。そのことに何の疑問も抱かない母親世代に対し、「美人よりも賢い方がいい」と断言するダイアナや、寝る前に髪を巻くことに疑問を抱くジョーシーなど、子供たちは何かしら不満を感じています。

アンの髪が緑色になる

森の中で再び行商人に会ったアンは、髪を黒く染める染料を手に入れます。憧れの黒髪になれる!と大喜びで髪染めを試すアンでしたが…。

なぜか、くすんだ緑色に。帰宅したマリラもびっくりで、「私が髪を染めるとしたら、もっとまともな色を選ぶ」と言ってます。

どうやら髪染め自体はうまくいって、念願の黒髪になれたようなのですが、なぜか「急に元に戻したくなって」漂白剤を使い、こうなったらしい。ここは原作とは違いますね。

結局、髪を切るしかなく、マリラがハサミを入れます。どんな髪型になったかは、次回。

原作との違い

ここからは松本侑子さん訳の文春文庫版『赤毛のアン』をもとに、ドラマと原作との違いを見ていきます。シーズン2は原作にないオリジナルエピソードがほとんどなので、原作と共通する部分だけ取り上げます。

美人になりたい

孤児院でのいじめ体験から、自分の外見を気にしているアン。誰からも好かれる美人のダイアナをうらやみ、自分が愛されないのは醜いせいだと落ち込みます。

原作におけるアンも“美しいもの”が大好きなので、自分の容姿には根深いコンプレックスを持っています。しかし14歳の頃(原作ではグリーン・ゲイブルズに来て3年経っている)には、リンド夫人も「きれいな娘になった」と認めるほど美しく成長しています。

孤児院でのいじめや、学校でのキスゲームは原作にはありません。

髪染めに失敗する

行商人のおじさんに会い、髪を黒く染める染料を(サンドイッチと交換という形で)手に入れたアン。しかし黒く染めた髪を見たとたんに元に戻したくなり、漂白剤を使って洗い流した結果、緑色の髪になってしまいます。

原作では、アンが13歳の時、〈物語クラブ〉を結成した直後のエピソードです。行商人が登場するのはこの時だけです。

アンは行商人から「どんな髪もからすの濡れ羽色のようにきれいに染まる」という説明を聞いて、50セントで髪染めを購入します。

しかし染めてみると「変にくすんだ青銅色」になり、「地毛の赤毛がところどころ筋になっていて、不気味な効果を高めて」いるという恐ろしい結果に。

「絶望のドン底」に落とされたアンは一週間どこへも行かず、ダイアナ以外の誰にも秘密を話さず、毎日髪を洗い続けましたが、何の変化もありませんでした。

一週間後、アンは「髪を切るしかない」とマリラに言われ、短く刈り上げます。

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