「長安二十四時」第7話・第8話ネタバレ感想|聞染は狼衛に手を貸していた

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「長安二十四時」第7話・第8話のあらすじと感想です。

小敬の過去とともに、聞染との繋がりも見えてきましたね~。

李必は狼衛捜査の権限を取り戻すことに成功したものの、さらに追い込まれることに…。

ひとり狼衛のアジトに乗り込む小敬。
崔器の軍がなかなか到着しない~~。

第7話・第8話のあらすじ

李必は右相・林九郎と面会し、狼衛捜査を靖安司に一任してほしいと頼み込む。林九郎は死刑囚である小敬を出獄させた件について李必を問いただし、責任を追及する。
小敬は妓女・瞳児から龍波の情報を聞き出そうとするが、瞳児は自分と恋人・秦征を解放するよう条件を出す。葛の旦那は「解放するのは1人」と言い、小敬は秦征を解放。秦征はためらいつつも瞳児を置き去りにする。
瞳児から龍波が管理している修政坊の屋敷を聞き出した小敬は、汝能を靖安司に向かわせ、ひとり修政坊へ向かう。だが小乙を裏切ったことで、不良人たちから見放されてしまう。
その頃、靖安司は龍武軍と右驍衛によって封鎖されようとしていた。右相府から戻った李必は、『狼衛の捜査に失敗すれば罪に問う』という林九郎の文書を龍武軍と右驍衛の前で読み上げ、軍を撤退させる。
李必は部下たちに選択の自由を与え、檀棋には「奴隷の戸籍から抜く」と告げる。罪人になれば、下人も売られてしまうからだった。しかし檀棋は証文を破り捨ててしまう。
檀棋は3日前、聞染が闇市で香舗を転売し、丑の正刻に長安を離れようとしていることを告げる。

狼衛の根城にいる聞染は、右刹の使いであることを明かし、曹破延に「王韞秀を引き渡せと指示された」と伝える。聞染は父親を殺した長安を憎んでいた。
李必と檀棋は聞染について調べ、彼女の父親が前暦13年に失踪していることを知る。当時、朝廷は辺境を守らせる兵を募っており、小敬が入隊した年も前暦13年だったことがわかる。
李必のもとに小敬が間者を殺したという報せが入り、崔器は小敬を捕らえるべく進言するが、李必は軍を率いて小敬と合流せよと崔器に命じる。
小敬は灯籠売りに扮し、屋敷の様子を探る。怪しんだ曹破延は射殺そうとするが、聞染に止められる。曹破延に連れてくるよう命じられ、小敬の前に姿を現す聞染。
驚いた小敬は聞染を逃がすため万年県の家に向かわせるが、聞染はその途中で熊火幇の秦珏に捕まってしまう。
ひとりで屋敷に乗り込み、次々と狼衛を倒していく小敬。曹破延は人質の王韞秀を盾に取り、武器を捨てないと娘を殺すと脅す。小敬は狼衛に捕まり、拷問を受ける。
李必は兵220人の大半が戦死した前暦23年の烽燧堡で、生き残った9人の中に小敬と聞無忌という男がいたことを知る。かつて安業坊第6街にあった「聞記香舗」の登記名は、聞無忌だった。

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第7話・第8話の感想

不良人たちの信頼を失った小敬

小乙の命と引き換えに、妓女の瞳児から狼衛のアジトを聞き出すことに成功した小敬。その際、瞳児が恋人に裏切られるという悲しい場面も…。

望楼を使えば情報が漏れる可能性がある、ということで、姚汝能を靖安司に向かわせ(崔器を呼びに)、小敬はひとりでアジトがある修政坊へ向かいます。

途中、不良人たちが次々と小敬に別れを告げる一幕も。小乙を敵に売り渡したことで、部下たちの信用を失ってしまった小敬。今後は不良人たちの助けを借りることができなくなりました。

小敬は言い訳めいたことは一切言わなかったけど、やっぱりこうまでしなくてはならない理由がほかに何かあるんだとしか思えませんね。

聞染は狼衛に手を貸していた

第5話で、王宗汜大将軍の娘・王韞秀とともに修政坊の屋敷へ向かった聞染。父親を殺した熊火幇に復讐する、と言っていましたが、実は大ウソ。

狼衛の首領・曹破延に王韞秀を引き渡すためだったことが判明しました。父親を殺した長安を憎むあまり、狼衛に手を貸してしまうとは…。

しかし小敬を「恩人」だと思っていることは本当のようで、屋敷の外に現れた小敬を見殺しにできず、なんとか助けようとします。

小敬にとって聞染は、大切な人の忘れ形見。回想シーンによると、聞染の父親は激戦地・烽燧堡で小敬とともに戦い、生き残った数少ない戦友だったようです。

小敬は聞染を巻き込まないためにその場から逃がし、ひとりで屋敷内に乗り込みました。しかしその後、聞染は小敬を狙う熊火幇の連中に捕まってしまいます。ああ~ややこしい。つまり、

聞染の父を殺した熊火幇 ← 小敬が熊火幇34人を殺害 ← 熊火幇が小敬に復讐を企む、ってことですね。

聞染について調べる李必と檀棋

一方、林九郎の不正の証拠を掴んだ影が不審死を遂げ、彼女が匂わせていた香りについて調べるうちに、聞染に辿り着いた李必と檀棋。

失踪した聞染の父親が小敬と同じ年に入隊しているらしいとわかり、小敬との繋がりを探ります。

李必は林九郎に直談判して、なんとか狼衛捜査の権限を取り戻すものの、もし失敗すれば服役、または斬首という恐ろしい条件を突き付けられてしまいます。

自分だけではなく、自分に従う部下たちも同様に罪に問われることになるため、選択を促す李必。下女の檀棋にも「奴隷の戸籍から抜く」と証文を取り出しますが、檀棋は破り捨ててしまいます。

ところで、死んだ影は安業坊の立ち退きで犠牲になった娘ですが、聞染の父が経営していた「聞記香舗」もまた、安業坊の立ち退きに遭っています。

影と聞染は知り合いだっただけで、殺したのは聞染じゃないと思うんだけど。

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